この人には頼っちゃう!と思わず唸ってしまった面白い営業マンのお話し

タイのバンコクやシラチャーなどでビジネス交流会を開催している団体があり、それに参加した際に出会った方が、衝撃的で面白かったので今回ご紹介をしようと思います。

普通に会社の営業マンというと、自社製品や自社で扱う製品を顧客に対して紹介や案内をするというのがごくごく普通な営業マンだと思います。しかし、彼は一味違う営業方法をしていました。

頻繁にあるような案件ではない

先ず紹介をしますと、この方は、工場などの屋内設備や工場の拡張工事をしている建設屋さんを営んでいます。
タイには多くの工業団地があり、その中にはたくさんの工場があります。
しかしながら、修繕や拡張などは投資計画や予算があって初めて行われるようなものです。つまり頻繁にそういう問い合わせや案件は無いということ。

御用聞になるという営業スタイル

頻繁に無い案件だということを理解しつつ、顔だけは忘れられないようにするという心構えで、中々チャンスの少ない客先へ訪問し、顧客が抱える課題や自分たちのサービス紹介をしています。もちろん、あるある話しの引き出しはたくさん持っています。

普通の営業マンと彼の営業スタイルの違い

ここまでだと、普通の営業マンと何が違うのか?ってことになるんですが、彼の独特な営業スタイルは、「他社の全く関係のない業種の製品を紹介する」というところです。しかも自社サービスとは全く関係しないものも紹介しています。

これには少し驚きましたが、実は単純明快で実に合理的なロジックが彼の頭の中にはありました。

顧客との面談機会を増やす

営業に行くたびに、実にさまざまな商材を紹介することにより、結果、お客さんから「前回紹介してもらった○○のサービス(他社)をもう少し詳しく知りたい」と言われて、他社の営業マンと一緒に「訪問する」という機会を得ているわけです。

実にシンプルなんですが、こういう機会を増やすことでそのお客さんが自社サービスが必要になるタイミングを逃さないようにしているというところが本当に凄いです。

営業に大事な4Rを最大限にするためには何でも活用する

このように、自分の担当する顧客から信用されたりするためには自身も相当営業としての経験や苦労があったのではないかと想像できます。
この「また会う」ために何をするのかという施策は海外では非常に重要な要素だと思っています。また、ただ会うのではなく、最終的なゴールは「自社サービスを売る」ということも当然忘れてはいけません。

まとめ

適切なタイミングを探すためには、こういう機会を増やし、適切な話題を提供し、適切な顧客側の担当者を見極め、サービスや製品を売るというルールを守れば、他社の製品であろうが何だろうが、小規模企業が生き残るためにはやったほうが良いと感じました。
あとはこういうプラットフォームがあると面白いんじゃないかなと思います。

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