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体の歪みもさまざまな病気の原因となる可能性がある

 先ずは体の歪み。姿勢が悪く、体が歪んでいると内臓に圧迫がかかることがあります。特に心臓の場合は横隔膜が歪むと悪影響を受ける可能性があると言われています。心臓に限らず、姿勢が正しくないといろいろな問題が出てくるのは周知の事実でしょう。特に最近はPCに加え、スマホ、という便利ですが体にはあまりよろしくない機器が蔓延しています。スマホは注意散漫になるだけでなく、ストレートネックの原因にもなります。注意してくださいね。

 姿勢を矯正する方法はたくさん紹介されていますが、個人的にお薦めできるのが、「ぶら下がり」です。文字通り、何か鉄棒のような物を掴んでぶら下がるだけです。簡単でお金もかかりません。それでいて効果は抜群です。私も長年の変な癖のせいか、左右のまぶたの厚さが違っていたり、明らかな顔の歪みがあったのですが、1日2回、1回当たり約30秒、車庫の鉄柱にぶら下がるだけで、この歪みがかなり改善されました。軽度の人はこれだけで整体などに行く必要はないと思います。ぜひお試しください!
 
 姿勢の評価では、静的姿勢に加え動的姿勢も重要になります。が、難しいのは理想的な姿勢は人によって違うということです。これは関節の長さや骨格が人それぞれであるためです。因みに理想的とされる姿勢は、側面から見て、耳(耳朶)、肩(肩峰)、腰(大転子)、膝(関節軸のやや前方)、足首(外顆のやや前方)が垂直線上にあり、正面または背面から見て正中線が垂直で体の左右両側に均等に重心がかかっている状態です。
 
 ここで気を付けたいことは、多くの日本人は体重のバランスが踵側にのっている(いわゆる後重心)、ということです。極端な言い方をすれば、この状態が膝を曲げ骨盤を後傾させ、その結果、背中が丸まり首も前方に出た姿勢を作り出しているのです。これが日本人に肩こり、首こりが多く、また見た目も姿勢が悪く、どことなくボテっとした体型になっている原因なのです。逆に欧米人は体重バランスがつま先側にのっている(つまり前重心)ので、膝が伸び骨盤が前傾し、背中がS字を描いた姿勢になっているのです。
 
 また日本人に浮き指の人が多いと言われていますが、これも体重バランスが後側に寄っている証拠かもしれません。浮き指は足の指に体重がうまくのっていないため頭痛や肩こり、腰痛などにつながると考えられているのです。つまり浮き指と後重心は相関関係にあると言えそうです。

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