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#02 人生を変えた社長との出逢い

ここが大阪か!!
福井から出たことはある意味“脱出”だったと思う。

大阪!!
ユニバ、串カツだるま、通天閣!

そんなイメージしかなかった大阪に住むことになった!

2012年
僕はごく普通のサラリーマンとして、医療機器商社に勤め始めた。

母の仕事のお客さんだった社長、Wさんに今の仕事を紹介してもらい、コネで就職することができた。

今はWさんは80歳を超えられ、会長、顧問のような立場になられた。

僕は大学生の頃W会長とは面識がなかったが、母が僕のことを色々、勉強熱心だとか、家事もやってくれる、みたいなことを自然と会話の中で話していたら、会長が僕のことを気に入ってくださった。

会長と始めてお会いしたのはかれこれもう、7、8年前か…🤔

会長はとても真面目で、誠実で、しかし空手などの格闘技も嗜まれておりとても気さくなお方だ。
また、情に厚い方で会う度に「お母さんを大事にせんとあかんで」と言ってくれた。

握りこぶしを作るとボクシングをやっていた僕よりもその手は大きくて頼もしい。

一つの会社を束ねるトップでもあり、過去に工場を作るためにインドへ出向き、開拓に成功した事などもにじみ出ている気がする。

僕が、W会長と始めてお会いしたのは大学二年生の頃。
母と共に大阪へ出向き、難波のはり重ですき焼きをたらふく、ご馳走になったことを覚えている。

その後、会社に勤め始めてからも年に2回ほどお会いして、ご飯を食べに行く機会がある。
いつかゴルフも一緒にやってみたい。

W会長は、いつも僕にたくさんのことを教えてくれる。

「高瀬くん、社長にならなあかんで!その為には勉強することや。専門知識も必要だがそれだけではあかん。世の中を知らんとあかん。どんな企業が延びていて、それはなぜなのか、そういうことを勉強するんや。」
そうやって僕に経営者としてのエッセンスも伝えてくれた。
僕が、未熟すぎて沢山のことを聞き漏らしていないか不安だ。

W会長は僕の人生を大きく変えてくれた恩人だ!

W会長からは、
社会人になった当初、社会人として大切なこと、可愛がられることや、それだけではなく、トップの座を狙う為には従順なだけではいけないしたたかさを持つことも教わった。
例えば僕が初めて勤務したのは総本部のIT課だ。
総本部なので毎朝一番にコピー機から会社の売り上げが印刷された紙が数枚印刷されている。

社長秘書が出社するとその紙を持って行ってしまう。
その前に僕はその紙を見て会社の動向を探るといったことをしていた時期もある。

正直そこまでの知識や深い思慮は無かったがただ読んだ。

W会長がおっしゃるしたたかさとは、会社のことを知ることで問題点を発見し、誰に言われるまでもなく自ら改善策を申し出る、そして会社に貢献すること。そういうことだ。
上司にはつまらない上司と良い上司がいる事を教えてくれた。
上司だからと言って、いい人とは限らない。
ただ自分の感情で判断し、部下を怒鳴りつける上司もいる。
逆に、視野、視座が高く、会社のためにという忠誠だけでなく、自分の成長も心がけ、周りの部下や同僚にも気を配れる人間的にステキな上司だっている。
良い人とは、目上か目下か、役職によって決まるのではなく、人間性と見識の広さがモノを言うと僕は思っている。
人間性とは、さまざまな考え方を持っていて、いろんな角度から物事を見ることができる人であり、自分のエゴで態度を変えず、誰に対しても同じように明るく、正直に、誠実に対応できる人だと思う。

見識の広さとは、専門知識が秀でているだけではなく、例えばいろんな海外に行ったことがあり、色んな人種の方と話したり、家と会社の往復では得られないような経験を持っている人だと思う。
そういう人は視野の広さが違う。物事の見方が違う。こういう人間性と見識の広さを兼ね備えた人は、仕事もバリバリできるし、物事をうまく行かせる力を持っていると思う。

自分の専門分野だけで威張っている人や、声や態度がでかくトークが上手い人が偉いのではないと思う。

だから僕は人間性と見識の広さをね備えた人間になろうと今でも情熱を燃やしている。

20代は色んな方に可愛がられながらも、自分の魅力値を高めるために沢山の経験をしたい。

その為に毎年二回は海外にも行っている。
自分がやったことのないことは挑戦する。
人を見た目では判断せず、その人の言葉に思いに目を向けるようにしている。
目の前の人がどんな過去を生きてきて、今どう感じているのか、今後どうしていこうと思っているのか。

すごく気になる!

だって、その人は僕と違うから。
でも、奇跡的に僕と同じ時代に同じ世界に生まれた人だから、そして、出会ってくれた。

大阪ではたくさんの方に出会って話をした。
・元〇〇組に属していた方
・20代億を稼ぐコンサルタント
・色んなビジネスをしている人
・募金のためにイベンターをやっている外国人
・グーグル本社に勤めている日系アメリカ人
・熊本の肥後駒を普及している兄弟
・アフリカから片道切符で日本に来た男性
・日本で働いているが人生に迷っている外国人
・世界トップ10のビーチクラブを1千万で貸し切る億万長者
・日本一周中で僕に路上を教えてくれた20歳男の子

挙げたらきりがない。

もともと大阪のような都会に住んでいる方には伝わりにくいかもしれないけど、福井の様な田舎ではこんなに沢山の幅のある出逢いは出来ない。

だから、自分の友達や会社の同僚など自然に出会う出逢いだけで生きていきがちになる。
それが悪いわけではないが、僕は今沢山の人に出会って刺激をもらって、知らない世界を知っていくのがとても楽しい。

今思えば、福井にいた頃の世間知らずで行動も起こす勇気のなかった自分が変わるチャンスをもらえて本当に良かったと思う。
やっぱり人は人で磨かれるんだ。
人が多い大阪へ来て良かった。

だけど、もちろん人は育った環境で基盤が作られる。
だから大阪に出て来た時、良い人に沢山出会える自分であったことは福井の環境、育ててくれたお母さんのお陰だ!
母が背中で見せてくれた生き方、人様を大切にし、人様に愛され、人様と協力しながら生きていく。そんな考え方が自然と備わったのは母のお陰だ。
このことにとても感謝している。

だから僕はこれからも人を大切にし、人と関わる仕事をして生きていくと決めている。

僕には夢がある。
福井で育ち、大阪へ出て来た僕は、大阪の良いところと福井の良いところの両方を知っている。
そんな僕は、大阪で学び、成長し、いつか福井をもっともっと盛り上げて、貢献できるように、大きな事を成し遂げてやろうと企んでいる。
僕が福井のためになんていうのは少しおこがましいかもしれないけど、でも思わないと叶わない。
福井のためにと思うことはプラスかマイナスかで言うとプラスのエネルギーだ。
なら、悪い様にはならないと思う。
だから迷わず僕は言う。
福井の為になることがしたいと。

#福井 #大阪 #仕事 #変化 #成長 #夢

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