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見ている?

にぎやかな査定員が開口一番言いました。「やっぱり神は見ている!」

話は3つ前のエピソードまでさかのぼります。

この前、「お客さんに泣かれちゃいました」としょんぼり帰ってきた日がありました。パートを繰り上げて査定に間に合うように帰って来られたのに、査定の結果お値段が付かないとお伝えしたことで途方に暮れて泣いてしまわれたそうです。買い取ってきても売れないとわかっているお品なので会社のお金で買うわけにいかないし・・・。その時査定員は、本当に気の毒になって「仕方ない」と自腹斬って自分の財布から2000円出して買い取らせて頂いたそうです。パートの時給を計算して赤が出ないように3000円差し上げようと思ったけど、財布に2000円しかなかったのだそうです。それでもそのお客様は大変喜ばれたそうです。

そしてまた別の日。うっかり見過ごしていたイミテーションアクセサリーの塊の中に本物の金のアクセサリーが入っていたそうです。買い取って来たのはイミテーションの値段。気が付いてからは、もやもやして仕事にならない状態。仕事も混んでるし悩みましたが、最終査定地点の神戸から京都のお客様宅まで返却しに行ったそうです。当然ながらお客様は大変喜ばれたそうです。それからも相変わらず、買い取れるお品が出ない日が続きました・・・

そして冒頭の「神は見ている!」というお買取に至ったそうです。金100g売って頂いたそうです。やっぱりいいことの積み重ねですね!ちゃんと返ってくるんだ!神は見ている!と満面の笑みを浮かべる査定員は社内の人間が言うのもなんですが輝いていました(笑)

因果応報とか陰徳あれば陽報あり、などと言いますが、私はあると思っています。悪いことしても逃げ切った人が勝ちとか、バレなきゃいいとかそういうことが通用しない世の中になればいいな・・・

今日は会社の近くでバーベキューをされている家があり、とってもいい香りが漂っている中、このエピソードを聞いて、今日も平和だなという気持ちで仕事を終えます^^


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