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お薦め:「映像の世紀 バタフライエフェクト」

タイトルは、NHKで私が最近ハマっている番組です。※毎週月曜22時〜 (見逃し配信あり)

ドキュメンタリーですが、ストーリー仕立てになっています。なので、ノンフィクション映画が好きな方にもお薦めできます!

歴史を、独自の切り口で振り返っているのが面白いです。

例えば、前回は「石油」という軸で歴史(戦争・中東情勢・エネルギー事情など)を縦・横で紐解いています。


この番組は映画ではないので、主に過去の実際の映像を繋いで作成されています。

制作されている方々の熱量に脱帽です。

年初に再放送されていた、「巨大工事 世界はどう繋がってきたのか」の回も面白かったです。

受験で世界史を勉強されている方にも、きっと活きると思います。(特に論述対策など)

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ちなみに、タイトルにある「映像の世紀」については、以下のような解釈もあるようです。

以下、NHK「映像の世紀を語るラジオ」でのやり取りからの抜粋です。

ちきりんさん:
この番組の初期に、映像が最初に記録したのが戦争だったっていう話が出てくるんですけど、これが私にはとても印象に残って。例えば、美術館にある昔の戦争の絵はどれもすごい美化されていて、日本軍もそうですけど、従軍の絵描きさんが記録していた時代って嘘ばかり描けるわけですよ。だけど、映像になるとごまかしがきかない。どんな悲惨な戦場もそのまま記録される。その意味では、1900年から2000年ぐらいの100年に映像が出てきたことの意味ってものすごい大きいなと思ったんですね。
一方で、これが100年しか続かないっていうのもすごく面白いと思って、今からって家でフェイク映像がいくらでも作れるものになりますからね。

(略)

そうすると、映像を素直に信じれば歴史がわかった時代って、100年しか存在してないんですよ。なので、この100年の貴重さっていうのが番組タイトルに込められているのが、私はすごい感動しているんですよね。

NHK 「読むらじる」より


この点について、プロデューサーさんご当人は特にコメントにされなかったと記憶しています。ただ、この解釈の通りなら、含蓄がありお洒落なタイトルですよね・・・

次回の放送も楽しみです。