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【英文法書・問題集編】おすすめ参考書「英文法」をマスターする秘訣は「仕組みと考え方、法則性!」これを押さえれば英語はカンタンだ!

みなさんは「英文法」の学習にこんな偏見を持っていませんか?

・「英文法」なんかいくら学んでも英会話はできるようにならない
・ 日本の英語教育の間違いの根本は「英文法」主体の教育だからだ
・ 「文法」の学習は単なる暗記。地獄のようにただ暗記するだけ

結論から言いましょう。上記の全ては間違っています。「英文法」を学ぶことは英語をマスターする上でものすごく大切で、「英文法」の理解度(暗記度ではありません)がイコール「英語力」と言っても過言ではないでしょう。

「文法」を理解した生徒で英語ができない子はゼロ!

日本人の英会話力が低いのは、単に会話の学習指導のカリキュラムが遅れていることと、会話に役立つ教育が欠けている(ついでに英会話力のある先生の不足)だけで、悪いのは文法学習ではありません。

もう1つの大きな間違いは、教育の現場で「英文法」を仕組みからきちんと教えられる人がいないので、生徒たちが「英文法は暗記だ」と思い込んでしまい、「なぜこうなるのか」「どうしてこれが正しいのか」という仕組みや法則性を学ばないままでいるので応用が効かないことです。

そもそも「なぜこうなるのか」という仕組みや考え方を理解している先生が少ないのと、教える技術が欠けているのが問題で、だから英文法は暗記、となってしまうのです。これは昔からですが、そもそも学習の現場でちゃんと「英語ができる」先生が少ないのが問題なのですよね。学校の先生の英語力もかなり個人差がありますし、学習塾などでは英語の先生でも専門ではなく、会話もできず、ただ問題が解けるだけの人とかが多いですから。そうすると学生時代にやってきた単なる「暗記」しか教えられないわけです。

本来、「法」と名がつくものは、憲法にせよ法律にせよ法則にせよ「根底となる概念」があってそこから派生した決まり事です。つまり「仕組み、考え方」が前提としてあって、法則性があるので「応用がきく」ものなのです。日本国憲法も「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の三原則が大前提で全てが成立していて、そこにはちゃんとした法則性があるわけです。

「法」という言葉を辞書で引くと「事物の一定の秩序を支配するもの。物事の普遍的なありかた」とあります。つまり「英文法」とは英語という言葉にある一定の秩序であり、変わらないありかた、なのです。

私は個人的には英文法を教えるのが一番好きです。なぜならば、文法をしっかり理解した生徒たちは、英文解釈、読解も簡単にこなしますし、会話も普通にできるようになります。

「文法」という基本的な仕組み、考え方、法則性をマスターしたら誰もがカンタンに英語ができるようになるのです!

それでは「おすすめ参考書」に行きましょう!

「自分の1冊」を徹底的にマスターすれば「英語はカンタンだ!」

今回は私の「英文法」関連のおすすめ参考書をご紹介します!

大学受験・資格試験を問わず英語の学習で一番効果的な学習法は「自分の一冊」をまず見つけ、それを徹底マスターすることです。この件につきましては、前回の記事に詳しく書きましたので、ぜひご参考に:

私のおすすめ参考書!今回は【英文法書・問題集】を公開します!

よく「文法主体」の日本の英語教育は間違っている、と言われます。それについては私も確かに「英会話力」をつけるには文法主体の教育は効果的とは思いませんが、高いレベルの「読解力」やビジネス・仕事の現場で高いレベルで「活かせる」英語力には大学受験の昔ながらの「英文法」は非常に役に立つと思っています。

単に日常のコミュニケーションがとれるだけで良いならば中途半端な文法や読解の知識だけでも十分ですが、例えば理系の学生であれば英語で書かれた論文を読む機会も多いでしょうし、どんな分野であれ大学・大学院のレベルで勉強をするには英語の読解力は必要不可欠です。

それでは高い文法力を勝ち取るにはどうしたら良いのでしょう?

① 【英文法書】おすすめ2冊 (1冊かな?)

昭和の時代、私が高校生だった頃、英文法書というとこの本でした。これは「辞書」としておすすめ、ということでご紹介します:

昔からある名著ですね。とにかく詳しく、まるで辞書のような圧倒的な情報量。かつて高校1年生だった私にはトラウマになるような難しさで正直「机に飾る」本だった気がします(笑)改訂を重ねて令和の時代に対応したこちらの本は、例文や用例も洗練されて確かに「辞書」として使うには良いかと。

ただ、正直なところこの本をおすすめできるのは:① 既に英文法についてしっかり基礎をマスターしている人 ② 英語の先生、英文学専攻など英語力をキャリアにしたい人 かな?という気がします。大学受験レベルでは特に不要で、本当に詳しく興味を持って知りたいことがあった時の「辞書」として使うくらいかと思います。

さて、それではもっと標準的で全ての英語学習者におすすめの英文法書は個人的にはこちら一択です:

こちらのEvergreenは高校で配られる人も多いのではないでしょうか。かつては「総合英語Forest」という名称だったのですが、初めてその「Forest」を見たときに「ああ、素晴らしい文法書だな」と思った記憶があります。

その進化版のEvergreen。コンセプト自体が:Part 1「なぜを理解する」→ Part 2「基本を確認する」→ Part 3「より深く学習する」という三部構成になっていて、まさに私が主張している「仕組み・考え方・法則性」をマスターするのに最適な一冊となっています。イラスト、概念図などもふんだんに入っていて、レイアウトも素晴らしく見やすい。本当によくできた一冊だと思います。

下手な英語の先生の授業を聞かないで、この一冊をしっかり理解しながら勉強するだけで(特に「なぜを理解する」が重要)ほぼ英文法についてはOKだと思います。

特に英語でつまづいた子はこの本と下の準拠の問題集で単元ごとにしっかりやりなおせばいつの間にか苦手だった英語がみるみる得意になりますよ!

もし僕が高校生で英語が苦手だったら、学校や塾を全て無視してまずはEvergreenと下の準拠問題集を徹底的にやることに集中しますね:

アプリで例文の音声が聞けたり、YouTubeでもレッスンがあったりと、活用すればするほどプラスがある一冊ですね!

この本が僕が高校生の時にあったらもっと英語ができるようになってただろうな、と思えるくらいの良書です。

学校で配られてホコリをかぶっていたらまずは問題集を買ってこの本を読みながら英文法をしっかり基礎からやり直すと格段にレベルアップできると思いますよ!

② 【英文法問題集】おすすめ2冊

英文法の「法」を理解することがもちろん一番大切なのですが、それだけでは受験に向けて(英語力のスキルアップにも)必要な知識をマスターすることはできません。もちろん「暗記」という要素も必要になり、そのためには以下の定番問題集をやはり「一冊」きちんとマスターする必要があります。

こちらも学校で配布されることが多いと思いますし、大学受験の「英文法」というと誰もがこちらをイメージするかと思います。2冊おすすめしますが、どちらでも全く問題はないと思います。大切なことはどれだけ「理解」し、「吸収」するかですから。

最初の1冊は….昭和の時代から「英頻」を10回やって暗記した、とかよく聞きますよね。「定番」はやはり間違いありません:

文法の問題集、というだけでなく、読解や会話にも大切な構文、語法、語彙、イディオム、アクセントや発音まで網羅されたこの問題集。徹底的にマスターすれば、どんな大学でも問題ありませんし、英検・TOEICで再度何かをやる必要もないでしょう。

もう1冊もスタンダードです。英頻よりレイアウトとかが使いやすいのかな?レベル的にはこちらの方が若干基礎的かと思いますが、正直あまり大差ないと私は思います。学校でこちらを渡されたらこちらで全然大丈夫です!

英文法の「仕組みと考え方、法則」を理解してから「暗記」する

まとめると、英文法をマスターするにはこの順番が一番効果的かつ効率が良いです。最短最速で英語の達人になるにはぜひこの順序で勉強することをおすすめします。

逆のパターンもあって、単に英語に触れる時間、暗記する内容を圧倒的に増やすことによってだんだんと自分で「法則性」が見えてくる、という学び方もあります。例えば、私のように留学して英語のシャワーを浴びる生活をする、というような例です。ただし、その方法で「法則性」の理解に至るのはとてつもなく大変です。日本語だって生まれてから高いレベルで運用できるようになるには相当な年月がかかりますよね。

なので「留学経験者」がみんな英検1級をとれるわけではないわけです。

むしろ徹底的に受験英語を極めた人の方が英検1級はスムーズに取れるんじゃないかな、と思います。(TOEICもですね)つまりちゃんと勉強した人じゃないと受験も資格試験もお呼びじゃないわけですよ。

以上、誰もが悩む「英文法のマスター」について「これはおすすめしたい」という参考書のご紹介でした!

※ 英単語集編はこちら:

次回は英文解釈・長文読解のおすすめ参考書もお伝えしますね!

それではまた!

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