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容赦なく訪れる朝に救われた

写真は、1年ほど前のロン毛だった自分だ。プロレスラーかヘビメタバンドかってくらいに伸びたのだけれど、今は坊主にしている。髪を洗うのがラクチンでいい。

少し前、仕事で小説を書くことになった。人生で初めてのことだった。見本誌が届いたときは、自分たちのつくった雑誌が初めてコンビニに並んでいるのを見たときと同じくらいに感動した。

そこからの流れでシナリオの仕事をいただいたり、いろんな本や広告の仕事もやらせていただいて、印象的なのは、自分の提案した企画がコンテンツとして、しっかりバズったこと。変化を求めて動いた分、新しい風が吹いた1年だった。

その間、プライベートでは無念としか言い表せない出来事があり、「止まってくれよ、世界」とさえも思ったけれど、そんなことはお構いなしに日が昇っては沈んでいく。これが、自分を律してくれた。変わらないものがあることが、ありがたかった。

これを書いている今も、スマホ越しに広がるカーテンの向こうで陽の光が強まっていくのを感じる。また今日も、1日が始まる。


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