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2.デンマークの電車事情は複雑?

書いているうちに、爆焦りハプニング珍道中!って感じになってきました笑

長いかもです。道中で私が焦りまくった混乱についてあるがままに書きつくっています。

電車とバスの乗り方を教えてください泣

コペンハーゲン空港到着後のこと。

そこから電車に乗って学校の最寄り駅まで(といってもそこからまた1時間バスに乗るけど)向かわなければなりませんでした。

しかし、乗り方がわからん!!

なぜなら、その場に時刻表や運賃表が見当たらないから。もしかしたらあったのかもしれないけど…自分で検索してその場でチケット買ってくれ~というスタイルのようで、「スマホ持ってない人はどうするんだ?」という世界でした。

半分泣きそうになりながら、空港スタッフに確認するためにあっちこっち動き回り、電車賃がわからず駅員さんに聞くためホームに降り、また昇ってを繰り返し…。

(これがすべて30キロのスーツケースと10キロのリュックサック+ショルダーバッグを持った状態だから、もう大変だった!焦りとアドレナリンで乗り切った)

そんなこんなで、

事前に見ていたネットの情報と合わせて、その場で学校の先生や生徒の方に連絡を取ったり現地の人に話しかけたりして、何とか乗る電車の時間と場所の確認、そしてチケットの購入を済ませました。

※空港の方は「こっちが駅だよー」とは教えてくれても、それ以外は知らないみたいでした。確かに、「○○駅まで行きたいのですがいくらかかりますか?」って空港の人が知ってる内容じゃないか…。


チケット購入とは言いましたが、日本でいうSuicaやPasmoのようなICカード(「rejsekort」 これでガイセコートと読む!)の購入をしています。これを乗る前と降りた後に機械にタッチして精算するスタイル。

※こっちはチェックイン用のピピってできる場所で、この裏面に降車時に使う「check ud」( チェックアウト)が付いています。

乗降時にタッチを忘れるとタダ乗りになってしまったり、永遠に乗り続けてることになってしまったりするため、後から罰金として残高のお金が引かれるようです。

私は「これくらいあれば足りるかな?」という量のお金をチャージして(後から思えば運賃をロクに知らないままなんて愚かな行為をしていたんだと激しく後悔)、電車に乗り込みました。

しかし、他にも席予約や時刻表検索ができるアプリのインストールが必要だったり、切符購入という手段のほうが良かった説が浮上したり、まったくもって下調べが足りなかったなと痛感しています。泣

これって途中乗り換えのやつ?それとも直通?

もしかして日暮れまでに学校にたどり着かないんじゃ…と胃が縮む思いをしながらもなんとか目当ての電車に乗車した後。

※結構広い席!きれいで驚いた。


車内に出る「次は○○駅」の表示がデンマーク語!!わからん!どこ!😱

アナウンス聞いてもわからないし、文字見てもわからない。で、どこまで乗ればいいんだ…?と乗車5分後くらいで焦りだしました。

「そういえばコペンハーゲン中央駅で乗り換えることもある、って先についた生徒さんが言ってたな…」と思い出し、慌てて乗り換えが必要かどうかを検索。が、路線図をしらべても出てこず!😱(私はことごとく検索が下手)

そろそろ次の駅に着きそうだったので、隣のブースに座っていた(イヤホンなしで大音量で動画を見ていた)男性に「ここってコペンハーゲン中央駅ですか…?」と話しかけると、YESとのことだったので、急いで一旦降車!


実はアプリで席の予約が必須だった

この電車に乗り続けて違う方向に向かってもダメだし、かといって降りた電車が合っているのに降りてしまい置いていかれた、なんてなったらやばい!と焦り、すぐさま聞くべく駅員さんめがけてダッシュ!

この時なぜか駅員さんが一人しか見当たらなかったのですが、彼が私を救ってくれました…。

結論から言って、この電車は直通で目的地まで続いていたため、乗り続けていてOKでした。しかし、チケット購入アプリから席の予約をしないといけなかったらしく、空港からここまで私はテキトーな場所に乗ってしまってたんだな、と初めて気づきました。もう、むずい。

この「DSB」というアプリは事前に知っていて(使い方は知らないけどネットに出てきたからなんとなく)インストールしてあったので予約まではできました。

加えて駅員さんは時刻表や乗換案内をしてくれる「rejseplanen」というアプリを教えてくれましたが、


ここで急に携帯の検索機能が使えなくなり(SIMカード買ってさしたのに!)、新しく時刻表アプリは入れられず。空港と電車は公共のWi-Fiを使っていたからよかったけど、外に出ると繋がらないんだ、と気づいた。

そしてここからがさらなる不安のはじまりだった。


あなたがいなかったら無理でした!

再度同じ電車に乗車し、予約した席に座りました。

「ここからは安心…何時につくかもわかってるし…」

と思ったのは束の間、チケットのチェックに来たスタッフさんが私にこう言いました。

「まず、スーツケースが邪魔になってるので上のスペースにしまうか、外のスペースにおいて来てね。あと、あなたが持ってるそのガイセコートは、コペンハーゲン中心部でしか使えない状態になってるから、電車を降りたらその制限を外しにセブンイレブンに向かいなさい。」


…スーツケース動かすのは重すぎて無理!!かといって持ち物から目を離すのはもっと不安!

…え?ガイセコートってまだ操作必要だったの?次のバスの乗り継ぎ時間10分ちょっとしかないんだけど、その作業終わるかな!?バス乗り過ごしたら次来るの1時間後なんだよ!?

しかもなんでセブン?


もう、ソワソワが止まらない!!もはや脚が震える!!涙

こっちは初めての海外一人旅なんだー!


するとそんな私の気持ちを察したのか、斜め前の席から一人のデンマーク男性が立ち上がり、「スーツケース持ち上げようか?」とオファーしてくれました。感激。しかも、降りる駅を伝えると「そこまで僕も乗ってるから、降りる時ももちろん手伝うよ👍」という対応。

こっちが返事をするよりも先なんじゃないかくらいのスピードで重い荷物をしまってくれました。

ありがたすぎるーーーーー!優しい!!


てことで、一つ目の課題はクリア。あとはガイセコートの謎の仕組みについて。車内Wi-Fiを使えたので、セブンの場所が遠かったらどうしよう…とかガイセコートの使い方って何なの…とか調べまくりました。

しかし、わからん!!!検索結果をデンマーク語で出さないでくれ!泣


もう頼みの綱は彼しかいない、と思い、思い切って話しかけてみました。
「次の駅のセブンイレブンの場所知ってますか?ガイセコートのエリアのカットをしないといけなくて…(自分が話してる意味わかってないけど、とりあえず説明)その後バスに乗り換えないといけないのですが、間に合うかわからないし、どうしたらいいか不安で…。デンマークに来たの初めてなんです!」

こんな感じで無理やり説明すると、「Welcome to our country!」とにこやかに返してくれて、場所を丁寧に説明してくれただけではなく、駅に到着後はスーツケースをホームまで降ろし、エレベーターまで運んでいってくれました。

そして自分の颯爽と電車内に戻っていく姿を見て、ありがとう…と感慨に浸っていると、またもや次の試練が。


エレベーター、閉まったはいいけどどこ押したら2階に上がれるの!?ボタン表示にわかりやすし矢印とか数字とかないの!?

エレベーター内には謎のデンマーク語ボタンのみ、しかも略語?でなにいってるかわからない。

もう、適当に押そう、えい!とやってみると、


ドアがチーンと開きました。


…もうあきらめよう。エスカレーターまでダッシュだ!


ホームを上がると、場所はイメージしていたものの、セブンどこだ?とちゃんと迷い(方向音痴は恩知らず)きょろきょろしていると、

なんとさっきの彼がやってきたんです。

「エレベーターを降りて走っている姿を見て慌てて降りてきたよ!」という神様のようなサービス精神。というか、優しさに感服でした泣


その後はセブンへの道案内に加え、店員さんとの会話の仲介、バス停への案内、乗るバスの番号と時刻の確認、そしてスーツケースの運搬に至るまですべてやってくれました。✨

(実は、店員さんに「これに○○クローネ分チャージしてないと、次コペンハーゲンで使えないから~~、結局高くつくけど大丈夫?」的なことを言われていたのですが、私は時間が迫っていて焦ってるし、英語で何言ってるかよくわからないしで、理解をあきらめてしまいました。。結局彼が代弁、というか説明してくれて、ゲートの解除だけをしてもらいました。

書いている今も、次使う時を思うと怖い。)

そして一緒に寒い中バスを待ってくれ、私が乗り込むところまで見届けるとまたも颯爽と走っていかれました。自分の電車の時間もギリギリだったのかも…なんと感謝していいのか…😢

本当に、こんなことがあっていいのか!?というような素晴らしい人との出会いでした。デンマークに来て初めて、人の温かさに触れた出来事。最後まで名前も教え合うことすらできなかったけど、このような見知らぬ訪問者を助けてくれて、ありがとう。


そして

✔デンマーク語をある程度読めるようにしておくこと。(主要な駅の名前や上がる、下がるなどの基礎単語)

✔事前に乗り方をもっと調べておくこと。(突如ネットが使えなくなるかもしれないので、スクショしておく!)

が必要だったな、と反省しています。これからの旅でもこの経験が生きるかなぁ。ともかく、現地の人には臆せずどんどん頼っていきましょう…!英語でね😉

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