見出し画像

東京ヤクルトスワローズの西都キャンプ見学がてらの旅行が想像以上に楽しかった件

こんばんは。中藤練です。

初春の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近の私は、この西都キャンプを見に行くために長めの有休を取得したのですが、その時に後回しにした仕事に追われる日々を送っております。
お仕事って難しい。

さて今回は、西都キャンプレポート番外編として、東京ヤクルトスワローズの二軍の選手たちの春キャンプ地及び秋に開催される宮崎フェニックスリーグの際の拠点である西都市を勝手に紹介していきます。

西都市の観光紹介については観光協会のほうでかなり素晴らしいコンテンツが用意されていますし、他の方もいい記事をたくさんあげているのでわざわざ私が書く必要もないのですが、楽しかった自慢をしたいので書かせていただきます。


魅力① 東京ヤクルトスワローズの二軍キャンプ地である

ヤクルトファンであると、まず西都に行きたいと思う一番の理由は「二軍のキャンプ地だから」になると思います。

西都キャンプを観戦する際の注意事項や見学スポットなどの詳細情報については、東京ヤクルトスワローズの公式ページをご確認ください。

二軍のキャンプ地なので、一軍の舞台で活躍している選手が何人もいる訳ではありませんが、これから輝くであろう選手たちの様子をシーズンに先駆けて見ることができる場所になります。

体幹トレーニング中、河田コーチに目をつけられている髙野颯太選手
ブルペンで投げている竹山日向選手
畠山コーチから打撃指導を受ける鈴木叶選手

西都キャンプの中心メンバーはルーキーや2、3年目の若手になりますが、彼らも日は浅けれどプロ野球選手で、実際にプレーを間近で見てみると、その力強さや技術に驚きます。
特に今年は、鈴木叶選手の高卒ルーキーとは思えない打球や、シート守備で見せる伊藤琉偉選手の守備能力の高さ、体が一回り大きくなったように感じられる金久保選手のブルペンでの投球、シート打撃での坂本拓己選手のキレッキレのストレートと変化球など、これからのヤクルトスワローズが楽しみになる光景が目白押しでした。

今シーズンだけでなく、数年後のヤクルトスワローズにワクワクできるようなる、これからも応援したいと思える場所が西都なのだと思います。


魅力② ご飯がうまい

ほんとうにうまい。びっくりするほどうまい。しかもどのお店も量が多い。
ヤクルトスワローズのキャンプとか関係なく、ご飯だけ食べに西都に行きたい。

① うなぎの入船

西都市で最も有名な料理屋といえば、「うなぎの入船」になると思います。西都市の観光情報を調べると必ず出てくる有名店で、角界の著名人が訪れている名店です。

「うなぎの入船」のうなぎ定食 上

うなぎの蒲焼きは味付けもさることながら、フワッとジューシーな焼き上がりで、ひと切れでご飯を半分ほど食べ進められます。また、定食の「上」では白焼きもついてくるので、うなぎ単体のおいしさも感じることができます。

「うなぎの入船」の待ち合わせスペース
店内ではなく、その隣の待ち合わせ専用の建物の中で待つ
ここに2008年のダルビッシュ選手のサインと写真が飾ってあった

店内と待ち合わせスペースには著名人の写真やサインが所狭しと展示されていて、特に野球選手のものが多いです。もちろん一番多いのは東京ヤクルトスワローズの選手のものなのですが、中にはダルビッシュ投手や城島選手など他球団の選手も混ざっており、野球ファンにとっては食べるだけじゃなくて飾ってある写真やサインを見るだけで楽しいという、一石二鳥のお店となっています。

デニングのサインと写真を見つけたときには驚きました。ぜひみなさんも探してみてください。


② もも焼き だいきち

宮崎といえば鶏料理。その鶏料理を堪能できる西都のお店が「もも焼き だいきち」です。

名物の「骨付きもも焼き」
ハサミで切り分けながら食べていきます
オーソドックスな鶏の炭火焼き「もものばらし」
南九州といえばコレ「鶏のたたき」
南九州の人は特殊な訓練を受けているので、お腹が弱い方はオススメしません…

鹿児島で鶏料理を食べたときにも思ったのですが、このあたりの鶏料理は肉の弾力と甘みが違います。特にこのお店の鶏料理は、噛めば噛むほど鶏肉の甘みが出てくる感覚があり、いくつか宮崎で鶏料理を食べましたが、ここが一番おいしかったです。

私は平日の18時ごろ行ったのですが、その時にはもう席が予約でほぼ埋まっていたので、このお店に複数人で行きたい場合は早めに予約を取っておいたほうがいいかもしれません。

https://momoyakidaikichi.jimdosite.com/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC/


③ LIFE LONG

最後に紹介するのは、西都市のバスセンター近くにあるハンバーガーのお店、LIFELONGです。

お店の外観の写真
お店の中もとても洗練されていました
スマッシュバーガー ピクルス・自家製ベーコントッピング
どれだけ顎をあけてもくわえられないほどの大きさがあります

第一印象は、「西都にこんなスタイリッシュなお店があるんだな」でした。
外観、内観ともに他の西都のお店と一線を画すものとなっており、東京の目黒や祐天寺あたりの、駅から少し離れた住宅街にあってもおかしくないような雰囲気があります。

もちろんハンバーガーの味も抜群においしくて、パティは食べ進めるごとに「肉を食らってるな」という充実感を感じますし、トッピングのピクルスがほど良い酸味なので、途中で肉の油の重たさを感じることなくペロッと食べることができました。

宮崎の鶏料理は少し赤身が残っているのが良しとされているので、もし赤身が残っているのが苦手だなという方は、こちらのお店をオススメします。



魅力③ 素晴らしい温泉施設がある

2月とはいえ南国宮崎、1日中キャンプ見学をしていたらそれなりに汗をかきますし、疲れが出てくると思います。
そんな時はお風呂でも入ってさっぱりしたいですよね?
実は西都には1日の疲れを癒すのにピッタリなスポットがあるのです。

あまり知られていませんが、西都は上質な温泉が湧く出で湯の町でもあります。「さいと温泉」という温泉施設では、これまでスワローズの選手の目撃情報が多数ありますが、その近くに2019年4月に誕生したのが「妻湯」です。

妻湯エントランス

泉質は炭酸水素塩泉で、源泉かけ流しの温泉施設となっています。
炭酸水素塩泉の温泉は「美人の湯」としても知られ、佐賀の嬉野温泉、熊本の黒川温泉、宮城の鳴子温泉、神奈川の強羅温泉と同じ泉質とのことです。

この温泉の特徴として、とにかくお湯がヌルヌルしています。お湯をすくった時の感触が日頃のお風呂のお湯やスーパー銭湯のものとは明らかに違っていて、とても気持ちがいいです。
30分も入っていればお肌がスベスベになっていることを実感できるかと思います。

因みに、温泉設備は、内湯、露天風呂、サウナ、水風呂、半露天風呂とあり、中でも半露天風呂は温度が30度前後になるように調整されているので、「体をすこし冷ましたいけど水風呂は冷たすぎる」という私のような人にはちょうどよく、長くお風呂に入っていられるようになっています。

たどり着くまでの道が少しややこしくて大変ではありますが、西都に行ったら必ず寄っていただきたいスポットです。



魅力④ 史跡名所の宝庫

「西都市」という町のイメージを聞いたときに、日本史に詳しい方であれば「西都原古墳群」を思い出す方は多いのではないでしょうか。

西都原古墳群の中でも特に有名な「鬼の窟古墳」
西都のつば九郎が古代の甲冑姿なのも、西都といえば西都原古墳群だから

西都は古事記・日本書紀にも名前が出ていて、天照大御神の孫であるニニギノミコトが居を構えていたそうです。
日本神話の真偽はさておき、古代の南九州における西都は、大和朝廷にとって熊襲や隼人といった勢力に対抗するための重要な拠点だったのは間違いなく、勢力の強さや豊かさを誇示するかのように、西都原古墳群には300を超える古墳があります。

そういった古墳についての解説をしている施設が「宮崎県立西都原考古博物館」になります。

宮崎県立西都原考古博物館の正面

なんと入場無料

中では西都原古墳群から発掘された膨大な考古資料の数々と、その資料をポエティックに説明した文章が待ち構えています。

古代の日本がどのように形成されていったのかがわかる貴重な資料が無料で見れるということで、歴史好きにはたまらないスポットです。
(資料を説明している文章がかなり叙情的な文章になっていてわかりにくいのが玉に瑕ですが…。)

また、西都原古墳群には、中に入れる古墳が二つあります。

一つは、「鬼の窟古墳」です。近くに「このはな館」という道の駅的な観光スポットがあり、2022年のヤクルトスワローズのファン感動画でも取り上げられています。

「鬼の窟古墳」の内部
西都原古墳群で唯一の横穴式石室

そしてもうひとつ中に入れる古墳が「西都原13号墳」です。
個人的なオススメはこちらです。

西都原13号古墳

「13号古墳」の入り口には不気味なドアが設置されています。

「見学できます」と書かれたドア
周りに人はいない

そのドアを開けると、発掘当時の様子が再現された石室を見ることができます。

発掘当時の様子が再現された「第13号古墳」の石室

照明が絞られた石室内はほの暗く、辺りからは全く物音がせず、空間を埃のにおいと謎の緊張感が満たしています。

ちょっとしたスリルを味わってみたい方にオススメです。

因みに私は幼いころに「第13号古墳」の中に入った記憶がありまして、以来この「第13号古墳」の中に閉じ込められる悪夢を数回見ているので、小さなお子様を連れていくときにはトラウマが残らないよう、十分お気をつけください。

魅力的なスポットが豊富な西都市

いくつか西都市の魅力となるスポットを紹介してきたつもりだったのですが、いかがでしたでしょうか。
もちろん、西都は今回ご紹介したお店や名所旧跡だけではありません。他にもたくさんの魅力的なスポットがあります。
少し興味が出てきたよという方は、西都市で町おこしをされている方がより詳細なレポートをされているので、ぜひ下記のリンクもご参照ください。


また、この記事を見て「西都に行ってみてもいいかもなぁ」と思った方は、「西都キャンプを見に行くときに気をつけたい3つのポイント」という記事もアップしておりますので、ぜひこちらもご確認ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?