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レッド・ツェッペリンかディープ・パープルか。
あれはたしか1979年。
ロックに憧れる田舎者坊主頭の僕は、
14歳にもかかわらず、休日にアルバイトをしていた。
場末の小さな古びたタコ焼き屋だった。
店内の安普請なトランジスタラジオから
FM番組が流れていた。
暑くて油臭くて
多忙な空気に混ざって流れるDJの声は、
労働のツラさを希釈してくれていた。
当時の僕は、
よくあるパターンだけれど、
ビートルズの偉大さを入口にして洋楽ロックを知り、
我が手元にあるものたちの旅路
23年前、私が想像すらもできない英国のロングブリッジという土地で、私の愛車ミニは製造された。そこから一人前の自動車としてどんなキャリアを重ねてきたのか、私はまったく知らない。
とにかく、今はニッポンの名古屋にある住宅街の我が家で、私とともに何年も過ごしている。まだしばらくはこのままだろう。
そのクルマから取り外され、すでに他の人の元へ旅立っていったパーツたちもある。北九州へ。東京へ。大阪へ。
一
昭和歌謡とブリティッシュ・ロック
昭和歌謡ラブが止まらない。この時代の特徴的な『音』は古さを超越して音楽のジャンルとして確立していると言っていい。何かこのカテゴライズに「昭和歌謡」意外のネーミングを付けたほうがいいんじゃないだろうか。いや、もうすでにその手の呼称があるのかもしれないけれど、僕は知らない。
■好きポイントその1.うねるベースライン
ワウの効いたギターに乗ったうねるベースラインを聴くと、いっきに昭和にトリップできる
エンジンが止まる。。。。
土曜の朝、片道10数キロのお出かけをするのがお決まりになってきた。出発前のわずかな時間、エンジン内にオイルが行き渡るまで、ほんの少しだけ暖気。インジェクションなので回転数に気遣うことはない‥‥はずだった。
走り始めてしばらくすると、なぜかエンジンのご機嫌がよろしくないことに気づいた。なぜか減速してニュートラルに入れると、低い位置でエンジンの回転数が乱れてしまう。エンジンが完全に暖まってからはとうと