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誰にでもわかるシナリオの書き方 入門編④

おはようございます。
このテーマで書くのは4回目になります。
これまで20のポイントを書きましたので今回は21からになります。
振り返れるように記事を貼ってきましたが、マガジンにまとめましたのでそのリンクを貼っておきますので、今回初めて見た方はぜひ過去の投稿も見て頂けると理解しやすいと思います。


登場人物の個性はセリフと行動で描きましょう!

真面目なキャラ
「そんなことを言われましても困ります・・・」

気の強いキャラ
「はぁ?なに言ってんの」

気弱なキャラ
「ごめんなさい、ごめんなさい」

クールなキャラ
「それで私に何をして欲しいというの?」

掴みどころのないキャラ
「まあまあ、そんなこと言わないでさイージーに行きましょうよ」

こんな形でセリフだけでもキャラクターの個性を表現することが可能です。
これに仕草など行動もプラスするとより、そのキャラクターの個性をリアルに描くことが可能です。
シナリオというのは、様々なコンテンツ(映画、ゲーム、舞台、テレビドラマ、漫画etc…)になる元ですからキャラクターの書き分けがしっかりできている必要があります。


方言はそれらしければOKです。
あまりにリアルな方言を書いたところで、読み手の多くが分からないものになってしまうので、誰もが知っているレベルの方言ぽさのある言い回しで十分です。
これが大河ドラマなど時代考証が必要な作品では、話は異なりますが一般的なエンタメ作品のためのシナリオであれば問題ありません。
語尾とか、返事とか一部だけをらしさのあるものにしておくように私はしています。


時代劇では、使う言葉に一定の注意が必要です。
例えば征夷大将軍のことを将軍様といった表現は使いません。
御公儀とか公方様とか上様とかにしないと、おかしいです。
最近は時代劇が制作されていませんが、この辺は名作時代劇を参考にされると良いでしょう。
または大河ドラマですね今だと。


セリフのブラッシュアップのために、口に出して言ってみましょう!
そうすると自分の書いたセリフが自然なものか、不自然か、説明が過ぎるかなどとてもわかりやすく気づくことができます。
文章とセリフは異なりますから、話し言葉になっているかどうかは大事なことです。


アクションシーンは、重要な見せ場ですからしっかり描きましょう!
動作を細かく書きましょうということではなく、場面が絵面が見える必要があります。
これを実現させるために、人によっては身振り手振りをしてみて書くという方もいます。
それが難しければやはりアクションシーンがある映画やドラマを研究して、シナリオに起こして見ると良いと思います。


キャラクターの名前にはらしさが大事です。
特に主人公についてはとても大切です。
とは言ってもらしさというのは主観ですから、難しいところですが昨今ではストーリー的な伏線というか含みを持った名前にしているケースも多いですし、みんなが知っている有名人の名前の一部をそのまま使っていたりすることもありますが、命名は楽しいところでもあるのでここ大いに悩むと良いと思いますw


作品のタイトルについてですが、昨今のなろう系ではとても長くどんな作品か全てを入れ込んだタイトルが目立ちます。
以前にはなかった傾向です。
これはエンタメに限りませんが、商品の命名ですから「それはどういうものなのか」というが直接的、間接的、暗喩として言い表されてるものにするのが良いです。
もしくはこれはなんだろう?と気になるようなものにするという奇をてらったタイトルもありです。
ヒット作品のタイトルを研究することをオススメします。
そうするとここで書いたことのいずれかのものになっていることがわかります。


冒頭の書き出しは、読み手に?と思わせるのが重要です。
スマホ時代になり、可処分時間の奪い合いになっており人の心は移ろいやすくなっています。
なかなか面白くならない、理解できないものに辛抱強く付き合ってくれる人は確実に減っています。
多くの方に読んでもらいたい、見てもらいたい作品のシナリオを書くのであれば、掴みでグッと心を一気に掴むことが大切です。


シナリオは「絵」の浮かぶものを描くように心がけましょう。
シナリオそのものは基本的には読み物ではありませんし、そのまま一般読者のために書かれているものではないからです。
ゲーム、漫画、アニメ、ドラマ、映画、舞台劇などなんらかのビジュアル化、映像化されるために書かれているものだからです。
役者が演技をしたり、撮影する場所を選んだり、演出を考えたりするための大元になるものです。
シナリオを書く人間は頭の中にリアルにビジュアルを浮かべて書くことが必要とされています。


登場人物の設定を細かく作りますが、添え書きとして私は有名人や別作品の人物やキャラクターの名前を書いています。
そうすることで、どのようなキャラクターであるかを理解しやすくするためです。
もちろん、性格や長所、短所、年齢、風貌、癖、生い立ちなど様々なディティールを書きますが、それだけで理解するのは難しい面もあるためです。

続きはまた記載しますので、よろしくお願いします!
最後まで読んで頂きましてありがとうございました😀

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