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リノベーション7 ~無垢材のワックス

リノベーションが無事完工し、ついに無垢材床と対峙するときがきました。

そう。ワックスがけ、です。

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↑ ↓この床です

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決行日は、よりによって最高気温をこれでもかと更新中の真昼間。

クーラーはまだ、ない。

そして、4階建ての4階。

大きな掃きだし窓から容赦なく降り注ぐ日差し。

立っているだけで滴る汗が、無垢材の床にパタパタと落ちる。ああ、染みになるなぁ。

これまでこの部屋を作ってくれた方も、同じように暑い中作業されていたと思うと本当に頭が下がります。改めてありがとうございました。

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さて、今回は、無垢材床のワックスに関して。

無垢材のまま住まれる方もいらっしゃるようですが、無垢材は水に弱く、すぐに染みになってしまうとのこと。まぁそれも味だといえばそうなんですが… 。やはり、キッチンなど水周りが気になります。なるべく長く育てていきたい。そんな思いからワックスを塗ることにしました。


リフォーム会社から薦められたのは、WATCOオスモカラーです。

ワックスとオイルはどう違うのか?

このサイトによると、ワックスとオイルはともに浸透性で、無垢材の表面を守るために使用するもの、と定義されています。

オイルは塗料を木材の表面から内部に浸透させて、木の表情をしっとりと浮かび上がらせることのできる仕上げで、主に植物油を採用しているようです。

対してワックスは、オイル塗装のように木に浸透して木を保護するというより、木の表面にとどまって汚れから守る塗装とのこと。無垢材本来の質感が残りやすいようです。蜜蝋のように動物性のものから、椰子などから採取される植物性まであるようです。

WATCOが「オイル」、オスモカラーが「ワックス」ですね。

WATCOは他に持っている物件で使っているとのことで、思い出してみると、結構、つやがあったような・・・。何かフローリングの上に一枚うすーいテカテカした膜が貼られている。そんなイメージ。

ここでは、もうちょっとナチュラルな感じで、傷もつくし、染みもできるかもしれないけど、育てていくような。そんな感覚を望んでいたので、いいのないかなー、とネットで探したところ、蜜蝋ワックスを発見しました。

実は、WATCOや、オスモカラーは、結構高価なんです。例えばオスモカラーだと、6352円の0.75リットルでたった9㎡ほど(材質により違いがあると思うけど)。30㎡となると … 2万円くらいは軽くかかってしまうんですね。(本国ドイツでは半額くらいらしいのですが)

蜜蝋ワックスは、30㎡なら300mlで十分足りると思います。価格は2760円!

口に入れても(まぁ入れないですが!)安全な素材というのも気に入りました。

というわけで、ワックスの準備です。

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始めるにあたり、準備したものを紹介します。

1.未晒し蜜蝋ワックス(タイプC) 300ml × 2

2.マスキングテープ

3.乾拭き用タオル

4.カッター(マスキング用)

5.スポンジ(なんでもいい)

☆ 後から気づいたあったらよかったもの

ずっとひざをついて塗るため異常にひざが痛くなります。なんらかのひざサポーターは必須かと。あと、夏場は汗拭きタオルを大量に!ヒエピタもね!

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まずは実験。試し塗りです。

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試し塗りにあたり、リフォーム会社より事前に同じ材料を入手する必要があります。同じ木材でも、産地によって特性は変わるらしいです。かならず使用しているものと同じものを入手しましょう!

写真の上が蜜蝋ワックスを塗ったところ、下が無垢材です。(材料はオーク材)

2度塗りのほうが若干濃くなっている気がしますが、そんなに変わらない感じです。(メーカーサイトでも特に2度塗りは指定されていません)

そして気になる撥水効果ですが・・・

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見事に撥水しています。

無垢材のままではすぐに染みこんでしまいます。この染みこみが続くとムラや劣化につながります。

さて、実験もすんだので、本番開始です。

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まずは軽くマスキングをします。今回は白塗装した壁だけマスキングしました。

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蜜蝋ワックスをスプーン半分取り出し、スポンジに伸ばします。

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塗ります。かるーく伸ばすように、大体0.5㎡くらい塗りこみます。

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ムラなく伸ばし終わったら、乾拭きします。表面がべたっとせず、さらっとしていたらOK。基本この繰り返しです。

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塗った後と前でこんな感じ。

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暑さに負けず、少しずつ塗っていきます

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1時間半ほどで、なんとか10畳くらい仕上がりました

… … … 

… …

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… 終わったー! ここまで多分3時間くらいかかりました。(かなり休憩入れてます)

仕上がりはこんな感じです。少しムラが… という場所はありますが、まぁ、こんなもんでしょう!

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一番初めに載せた写真と比較して、木目がより強調されて出ている感じが分かりますでしょうか?

広さは30㎡ほどでしたが、300ml缶一つで十分足りました。購入していた残りは来年のメンテで使用することにします。




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