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住宅ローンについて
以下、住宅ローンについてQ&A方式でまとめてみました。
※ 以下の事情は2018年初旬のものであり、社会情勢や経済状況、日銀の黒田総裁が異次元の規制緩和をやめたりした場合は大きく事情が変わる可能性があります。
Q. 独身男性は不利?
A. はっきり言って不利です。
理由は投資目的だと思われやすいからだそうです。(実際はどうか分かりません。女性だってすると思うのですが… 差別ですね…)信用がないんですね。独身男性と言うだけで。
不動産はお金の貸し借りが伴うのでとにかく「社会的信用」が大事です。
そのような理由から、不利な条件として、勤続年数が1年以内、転職を繰り返している、が挙げられます。僕はどちらも該当していたので結構大変でした…(銀行に職務履歴書を提出して就職面接ばりにちゃんとキャリアを積んでいることをアピールしてきました)
Q. 住宅ローンで買った家を貸したらどうなるの?
A. めっちゃ怒られます。
住宅ローンは周知のとおり「自分が住む家」のためのローンです。基本的に人に貸して儲けを得るという行為は住宅ローンの目的から外れます。
しかし、実情は結構貸している人多いみたいですね。ばれなければいいのですが、ばれたらめちゃくちゃ怒られた上に一括返済を求められたり、通常のアパートローンに切り替えられたりします。(金利4~6%!)
今は少し規制緩和されたようで例えばフラット35など、収入が減った場合などやむをえない場合は条件付きで人に貸しても良いという住宅ローンも出ています。
今後のさらなる規制緩和を期待して早めに良い物件を購入しておく、というのも手かもしれません。
Q. リノベーション費用と住宅費用は一緒の住宅ローンで借りれるの?
A. 今は借りられます。
「今は」ということで、昔は実はダメでした。住宅だけ金利が安くて、リフォームの金利は別、しかも抵当権も別々になっている状態でしたが、今は中古の建物をリノベーションして住む、という行為に対してかなり積極的に優遇措置がとられています。
例えば僕がいただくことができた三井住友信託さんの住宅ローンは「リフォーム一体型ローン」という「商品」で、住宅とリフォーム費用合わせて同じ金利(0.575%!)しかも抵当権は1つだけでよいので20~30万円は浮いたことになります。(ただ、この商品にはある制約があり、これに苦しむことになるのですが・・・)
住宅ローンとリフォームを一緒にする際には、ローン申請をする銀行の「商品」を見て、より優遇措置があるところを狙い撃ちした方が得です。このあたりは不動産屋任せにすると気づかないことが多いです。
勉強にもなるし、自分で調べることをお勧めします。
Q. なるべく安く住宅ローンを組む方法は?
A. ねらい目は壁内50㎡以上、新耐震基準の物件です。
50㎡以上かつ新耐震基準の物件は税金の控除、金利の優遇など様々な恩恵が受けられます。例えば所得税。一定の条件のもと、毎年末のローン残高の1%相当額が10年間にわたって所得税から控除されるという特例があります。また、リフォームにおいても大きな控除及び補助金が得られるのも上述の条件が関わるものが多いです。
※2023年7月追記
2020年12月21日に閣議決定された2021年度(令和3年度)税制改正の大綱において、住宅ローン減税及び住宅取得等資金に係る贈与税非課税措置の延長等が盛り込まれました。
契約期限(注文住宅は2020年10月~2021年9月、分譲住宅等は2020年12月~2021年11月)と入居期限(2021年1月~2022年12月)を満たす者に、現行の控除期間13年が適用されます。また、上記の措置については、新たに床面積要件がこれまでの「50㎡以上」から「40㎡以上」に緩和されます。ただし、「40㎡以上50㎡未満」の住宅については、「合計所得金額1,000万円以下」の所得制限が設けられている点に注意が必要です。
これら多くの恩恵を受ける条件は、床面積が50平米以上、新耐震基準です。
ここで注意点。「壁内」とわざわざ書いているのは、実はほとんどのマイソク(不動産のチラシ)に書かれている広さ(専有面積)は「壁芯」なんです。壁芯とは壁の中心から図った面積です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5792899/picture_pc_cf7eb1b93d48e06cb89b5c35ed064e6e.jpg)
↑ 右の欄に書かれている「専有面積」のほとんどは「壁芯」です。
「壁内」= 登記簿上の広さとなります。(壁芯よりは確実に狭くなります)
なんでチラシは壁芯なんだよ!と言いたいと思います。これは不動産業界における昔からの悪しき慣習としか言いようがありません。
なのでマイソクで「専有面積 50㎡以上!!」といううたい文句にだまされないようにしてください。
また、課税対象面積(これはまた別の計算があります)が50㎡以上だと不動産所得税が控除されます。これで7~8万は浮く可能性があります。
このように優遇が受けられるおかげで、50㎡以上の物件はとても売れやすいです。なので、家は買うけど損はしたくない。あわよくば高く売りたいと考えている人は50㎡以上を狙うといいと思います。
Q. 住宅ローンの変動金利、固定金利はどっちが得?
A. これはなんともいえません
変動と固定だと、金利が安いうちに固定にしとくべき!という人も多いでしょう。しかし、変動といっても意外と変化がないんですよ。実は。しかも一回固定にするともう変動には戻せません。
なので、はじめは変動で、様子を見つつが僕は良いと思っています。
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