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令和四年倉敷屏風祭「扇面貼混屏風」町家空間VOMN

倉敷屏風祭りで展示する当店の扇面貼混屏風は、江戸時代中期から後期の画家や書家、僧が描いた扇面60枚を六曲一双の屏風に表装したものです。時代は明治初期頃でしょうか。著名な画家、円山応挙の門下応挙十哲と言われる方の作品も多くあります。

それぞれの扇面の作者は下記に記載いたしますが、真贋もともかく粗い作品も多数あります。

扇面の絵そのものや描かれた背景、真贋なども含め、
お茶を嗜みながら、
またはお酒を一献傾けながら、
一人で想いを馳せたり…
「ああだ、こうだ」と多数で賑やかに談話する…
そんなことが明治期の日本の楽しみのひとつであったのではないかと思われます。

数年ぶりに復活しました倉敷屏風祭りに、この屏風を展示できることはとても嬉しいです。

徐々にではありますが、日常を取り戻しつつあります。
今後は「ああだこうだ」と楽しく談笑の機会も増えてくるように思われます。
いつかはこの屏風の前で扇面の絵について、大勢で賑やかに談笑できる日となりますように、ご来場の皆様方のご健康を祈念しております。

※下記に記載しておりますが、未だ作者不明の扇面が半数ぐらいあります。
空欄の部分は作者不明です。「ああだこうだ」と推測するのが楽しいトコです。


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