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G.B.H ~サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 第33回 G.B.H

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

2017年12月5日から2020年3月31日まで『ドーナツマガジン』に掲載された『サイン入りレコードA to Z』という連載コラムを加筆修正したものです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回はU.K.ハードコア界のレジェンドです。

第33回 G.B.H

(2018年8月21日公開記事を再編)

G.B.Hのライブは5回観たことがあります。

1991年4月11日 @クラブチッタ川崎
1991年4月12日 @クラブチッタ川崎
1993年3月26日 @クラブチッタ川崎
1996年10月10日 @クラブチッタ川崎
2004年1月18日 @新宿アシベ

最も印象に残っているのは、1991年の2公演。
初めてのG.B.H、そして初めて観たハードコアのライブ。スラッシュメタルの客層よりも怖そうな人達がたくさんいて楽しかったので、翌日も観に行きました。

4月12日の演奏を録音したライブ盤がこちら。

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G.B.H
『LIVE IN JAPAN』 CD


ヴォーカリストのColinにサインを入れてもらったのは2004年。

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G.B.H
『LEATHER, BRISTLES, NO SURVIVORS AND SICK BOYS...』 LP

Colin Abrahall
2004年1月18日 @新宿ACB

スペルを聞きながらゆっくり書き込んでくれた宛名は濃く、サラサラっと書いたご自身のサインは薄く。こういうことって結構あります。

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ジャケットのデザインがシンプルなので、こちらのLPにサインを入れてもらいましたが「やはり代表作の『CITY BABY ATTACKED BY RATS』にお願いしておけば良かったかなぁ」と少しだけ後悔。

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G.B.H
『CITY BABY ATTACKED BY RATS』 LP


帯付きの国内盤LP。『襲撃』という邦題がイカしてます。

昨今、国内外で帯付きレコードが大人気ですよね。海外でも"obi"で通用しちゃうんですから。
しかし、その帯がジャケットのデザインを台無しにしてしまうことが多々あります。
そんな帯問題の代表的なレコードがこちら。

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G.B.H
『CITY BABYS REVENGE』 LP


邦題は『シティー・ベイビーの復讐』。帯を付けると、

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・・・まるで星飛馬の特訓を襖や木の陰から見守る明子姉さんみたいじゃないですか!
こんなことになってしまうんだったら、帯を外した方がマシってもんです。

(何を言っているのかわからない方は「巨人の星 明子 見守る」で検索してみてください。面倒な方は『家政婦は見た!』の市原悦子を思い浮かべていただいても結構です)

続いて、こちらのレコードもご覧ください。G.B.Hとは関係ありませんが。

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ARMANDO TROVAJOLI
『7 UOMINI D'ORO』 LP


映画『黄金の七人』のサントラ盤。1976年に出た国内盤なんですが、こちらに帯を付けると当然こうなります。

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ロッサナ・ポデスタが隠れちゃうんですよね。最悪です。

さらにもう1枚。

IMG_3839 (編集済み)

V.A.
『新日本プロレス・スーパー・ファイターのテーマ』 LP


ジャケットにはアントニオ猪木、タイガー・ジェット・シン、エル・カネック、アンドレ・ザ・ジャイアント、坂口征二の勇姿が(時計回り)。80年代に一大ブームを巻き起こした新日本プロレスのリングで活躍していた選手ばかりなので、もちろんご存じだと思いますが、念のため。

しかし、帯を外すと、

IMG_3840 (編集済み)

なんとボブ・バックランド、ダスティ・ローデス、そして藤波辰巳(当時)が出現!

問題は藤波が隠れていることです。帯を付けたままだとスターレスラーの猪木、坂口、アンドレ、シンと一緒にカネックがジャケに抜擢されているように見えるんですけど、実際は藤波にやられているだけなんですよね。しかも、このレコードにカネックのテーマ曲は収録されていないのです。由々しき事態ですよ!

そんなわけで、こういう場合は帯を外し、ジャケットの中に入れて保管していましたが、ある時ふと名案が浮かびました。帯を反対側(レコードを入れる側)にずらせば良いのでは!
なんということでしょう。コロンブスの卵的大発見です。
(何を今さら、という方も多いと思いますが、個人的には目から鱗でした)

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泣く泣く帯を外していたレコードに、再び帯を付けることが可能になったわけです。シティー・ベイビーこんにちは!

そして『黄金の七人』も。

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ロッサナ登場!
帯問題で苦悩している皆さま、ぜひお試しください。

ちなみに新日本プロレスのLPは、帯をずらしてもアントニオ猪木が隠れてしまうので諦めました。

という感じで今回はおしまい。さようなら〜
・・・あれ?

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「今回載ってるレコード、G.B.Hの前にCHARGEDって入ってるじゃん。Cじゃね?」

そんなふうに思った方もいらっしゃるかも知れませが、そんなことを言ってはいけません。野暮ってもんです。
宇宙戦艦ヤマトはYAMATOでいいじゃないですか。秘密戦隊ゴレンジャーはGORENGERで良いと思いません? そういうことです。
「UFO仮面ヤキソバンだったらUでしょ」とか言っちゃダメ!

*CHARGEDが付いていたのは初期だけですのでご容赦ください。

*     *     *

【追記】

2019年にスタジオコーストで開催された『PUNK LIVES! 2019』のバックステージで、G.B.Hのメンバーに会うことができました。
同フェスに出演したBRAHMANのおかげです。

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G.B.H
『CITY BABY ATTACKED BY RATS』 LP

Colin Abrahall、Jock Blyth
2019年9月8日 @Studio Coast

念願の『襲撃』に、ColinとJockのサインが!!!

そしてこちらにも。

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G.B.H
『CITY BABYS REVENGE』 LP

Colin Abrahall、Jock Blyth、Scott Preece
2019年9月8日 @Studio Coast

まずColinに。続いてJockのサインをゲット。

サインを書き終えたJockが、近くにいたScottに声をかけてサインを頼んでくれました。しかし、Scottがにバンドに加入したのは『CITY BABYS REVENGE』が出た翌年。なので、このアルバムには参加していないのです。しかもシティーベイビーの顔面にサインがかぶってるし・・・。

まぁ、そうはいってもめちゃくちゃ嬉しかったんですけどね。G.B.H、大好きなので。



BRAHMANのTOSHI-LOWと出会った経緯はこちらを。


横浜レコードのサイトに帯付きレコードを紹介した記事が掲載されたので、そちらにもぜひ!


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