2023年のレコード Best 10
※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。
レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
年末ということで、今年も新譜の中からお気に入りの10枚を選出。
ランキング順ではなく、発売順に並べてます。
SMASH YOUR FACE
『DYNAMITE / HATE MAN』
『Can I do that? / FAKE FAKE FAKE』
SMASH YOUR FACE
『DYNAMITE / HATE MAN』
『Can I do that? / FAKE FAKE FAKE』
2×Flexi-disc
2023年1月1日発売
2023年元旦にリリースされたSMASH YOUR FACEの2枚組ソノシート。
兎にも角にもMVをご覧ください!
新代田Feverで観たレコ発ライブ第二弾も強烈でした!
2019年に大幅なメンバーチェンジを行い、サ上とロ吉のロベルト吉野をメンバーに加えたSMASH YOUR FACEは、ジャンルを超えたリスナーから注目されています。
未聴の方は、この機会にチェックしてみてください!
Nautilus
『Revival』
Nautilus
『Revival』
LP (URDC-068) / Japan / 2023
2023年1月25日発売
佐々木俊之(dr)、梅沢茂樹(b)、中林万里子(key)からなるレアグルーヴ新世代バンド、Nautilusの7thアルバム『Revival』。
カバーの選曲が絶妙だし、オリジナル曲も素晴らしく、ターンテーブルに乗せる機会が多いレコードです。
中林さんのヴォコーダーも、Nautilusの大きな魅力のひとつ。
未聴の方は「We Gettin' Down」を聴いてください。めちゃくちゃ良いので。
里アンナ×佐々木俊之『Beauty & The Beats』発売記念ツアーファイナルに出演した際には『Revival』の楽曲を多数披露してくれました。
『ヂラフマガジン』にライブレポが掲載されているので、ぜひぜひ。
PHAROAH SANDERS QUARTET
『LIVE AT FABRIK, HAMBURG 1980』
PHAROAH SANDERS QUARTET
『LIVE AT FABRIK, HAMBURG 1980』
2LP (D 78123) / Europe / 2023
2023年3月24日発売
2022年9月24日にご逝去されたファラオ・サンダースの発掘音源。
メンバーは、ファラオ(テナーサックス)、ジョン・ヒックス(ピアノ)、カーティス・ランディ(ベース)、アイドリス・ムハマッド(ドラム)。
1980年6月6日にドイツで録音されたライブ音源ですが、今年発表された作品なので。
RICHIE GOODS & CHIEN CHIEN
『Connected』
RICHIE GOODS & CHIEN CHIEN
『Connected』
LP (PLP-7950) / Japan / 2023
2023年5月24日発売
台湾出身のチェンチェン・ルー(vib)とアフリカ系アメリカ人のリッチー・グッズ(b)が双頭名義で発表した『Connected』。
ニューヨークを拠点に活動するふたりが、人種問題について意見を交換しながら制作したメッセージ性の強い作品です。
1月にリリースされたCDはボーナストラックを含む10曲入りで、配信は9曲ですが、このアナログ盤は7曲のみ。
音圧や収録時間を考えると仕方がないけど、カットされたインタールードが素晴らしいので、できることなら2枚組で出してほしかったところ。
WRENCH
『Breaking Man / MOONSHOT』
WRENCH
『Breaking Man / MOONSHOT』 12"
(MMDS23001EP) / Japan / 2023
2023年5月26日発売
コロナ以降に制作された「Breaking Man」と「MOONSHOT」を収録したWRENCHの両A面シングル。
ツインドラムの5人編成となった現メンバーによる初音源です。
WRENCHが23年ぶりにアナログ盤でリリースしたんですよ。そりゃ聴きまくるって!
2023年のナンバーワンです。ぶっちぎりで。
THEO PARRISH & MAURISSA ROSE
『Free Myself / The Truth』
THEO PARRISH & MAURISSA ROSE
『Free Myself / The Truth』
7"(SSv090 a/b) / US / 2023
2023年6月発売
セオ・パリッシュが、シンガーのモーリサ・ローズと制作したコラボアルバム『FREE MYSELF』から先行カットされた7インチ。
海外アーティストの2023年ナンバーワンは、アルバムタイトル曲の「Free Myself」ですね。
RHYMESTER
『マクガフィン / なめんなよ1989 feat. hy4_4yh』
RHYMESTER
『マクガフィン / なめんなよ1989 feat. hy4_4yh』
7" (HR7S292) / Japan / 2023
2023年9月29日発売
6年ぶりに発表されたRHYMESTERのフルアルバム『Open The Window』の楽曲が、6枚の7インチに分けてリリースされました。
その中の1枚から、DJ JINくん&宇多丸さんプロデュースの「なめんなよ1989 feat. hy4_4yh」を選出。
岡村靖幸さんとコラボしたA面の「マクガフィン」は、12インチがリリースされた2020年に選出してます。
RHYMESTER
『Forever Young (ザキヤマ Remix) / 待ってろ今から本気出す』
RHYMESTER
『Forever Young (ザキヤマ Remix) / 待ってろ今から本気出す』
7" (HR7S293) / Japan / 2023
2023年9月29日発売
そして、Mr. Drunkプロデュースの「待ってろ今から本気出す」も最高。
ぜひレコードで聴いていただきたいです。”鳴り”が違うから。
Mr. Drunkは、Mummy-Dさんがトラックメイカーとして活動する際に使用する名義です。RHYMESTERファンには説明不要ですね。
Sonia
「SilverWords」
Sonia
「SilverWords」
7" (DM-029) / Japan / 2023
2023年11月3日発売
青森を拠点に活動するレゲエシンガーのSoniaさんが『レコードの日 2023』アイテムとしてリリースした7インチ。
すべての歌詞を津軽弁で書き下ろした「SilverWords」と、Slowlyによる同曲のリミックスを収録した本作は、即完売しています。予約しておいてよかった!
購入した『レコードの日 2023』アイテムの中で、一番のお気に入りです。
té
「煌めきに内包する滅びの刻印とは、目睫の間に迫る透徹な『慧眼』」
té
「煌めきに内包する滅びの刻印とは、目睫の間に迫る透徹な『慧眼』」
7" (ZHR-1001) / Japan / 2023
2023年11月30日発売
WRENCHの松田知大氏(b)が在籍するtéの新作は、2021年11月30日にご逝去されたhiroさん(g)が参加した最後の作品。
「煌めきに内包する滅びの刻印とは、目睫の間に迫る透徹な『慧眼』」と「その弦の音は淵源であり、螺旋の間隙で木魂する『未明』の咆哮。」の2曲を収録した本作は、hiroさんの命日にリリースされています。
7インチは心響ミュージックショップで購入できます。
多くの音楽ファンに聴いていただきたい素晴らしい作品なのでぜひ。
以上、ベスト10を選んでみました。
2024年も素晴らしい音楽に出会えますように。
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