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CD全盛時代もずっとレコードを買っていた
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レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
先月、MIONアップサイクルのサイトにこちらの記事が掲載されました。
CDで音楽を聴くことが主流になった時代にリリースされた海外アーティストの輸入盤LPについて書いた記事です。
この記事を作成していたとき「そういえば、国内盤のレコードっていつ頃まで買えたんだろ?」と思ったんですね。
自宅のレコード棚を確認したところ、80年代に生産されたもので最後に(リアルタイムで)購入したのは、渡辺美里の7インチ。1988年10月21日に発売された12枚目のシングルです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645466757353-xhDZ5gJNqQ.jpg?width=800)
渡辺美里
『君の弱さ / 10 years』 7” (1988)
DOOMやOUTRAGEといった国内スラッシュメタル・シーンで活躍していたバンドが1989年にLPをリリースしていますが、それらを入手したのは高校卒業後に上京した90年代以降。私が育った田舎のレコード屋にはCDしか入荷されなかったので。
![](https://assets.st-note.com/img/1645458402771-YtNX6pIMbf.jpg?width=800)
OUTRAGE
『BLIND TO REALITY』 2LP (1989)
橋本直樹さん(vo)、阿部洋介さん(g)、安井義博さん(b)、丹下眞也さん(ds)のサイン入りです。
サインを入手した経緯はこちらをご覧ください。
1989~1992年に出た国内アーティストの新譜はCDを購入しましたが、それほど多くありません。ライブを観に行っていたスラッシュメタルバンドのCDを買っていたくらいで、J-POPのCDを買ったのはほんのわずか。
当時は主に海外のメタルやミクスチャー、オルタナティヴロックを聴いていたので(ヒップホップも少々)。海外アーティストの作品は、輸入盤のレコードが買えましたからね。
1993年くらいになると、国内の好きなバンドが7インチを出すようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645458442968-suYSH28blt.jpg?width=800)
DOOM / COCOBAT
split 7" (1993)
H.G. FactからリリースされたDOOMとCOCOBATのスプリット盤。
DOOMの藤田タカシさん、PAZZさん、COCOBATのTAKE-SHITさん、元COCOBATのRYUJIさん(BB)、SUZUKIさん(PULLING TEETH)、アートワークを手掛けたPUSHEADのサイン入り。
サインを入手した経緯はこちらを。
渋谷系周辺のアーティストは、90年代初頭にもアナログ盤を出していましたよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1645461441108-GqlA9K44l2.jpg?width=800)
pizzicato five
『pizzicato free soul』 2LP (1992)
小西康陽さん、野宮真貴さんのサイン入り。
まれに海外アーティストの国内盤LPが発売されることもありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645465110304-uWv4OfYVS0.jpg?width=800)
LENNY KRAVITZ
『ARE YOU GONNA GO MY WAY』 LP (1993)
1993年5月7日に発売されたレニー・クラヴィッツの3rdアルバム『ARE YOU GONNA GO MY WAY』の国内盤LP。邦題は『自由への疾走』。
EUプレスのオリジナル盤よりも高かったけど、帯付きだったので買っちゃいました。
名曲揃いの大傑作。
一番好きな曲は「Heaven Help」です。
90年代半ばになると、アナログ盤を出すハードコアやミクスチャーロックのバンドが増えたし、日本語ラップの12インチもガンガン発売されていましたからね。
で、DJブームと共にアナログ盤も流行って、J-POPの人達もリミックス盤を出してみたり。
その後も根強くアナログを出し続けてくれたレーベルのおかげで、なんやかんやと日本人アーティストの新譜をレコードで聴き続けることができました。ありがたいことです。
と、ここまでご覧いただいたように、一般的に音楽を聴く手段としてCDが主流だった時代にも、レコードは絶滅していなかったってこと。
日本にもわずかながらアナログ盤を作ってくれる人達がいて、レコードを買っている人達が存在していたのです。
海外ではレコードを出して続けているアーティストも多かったし。
(MIONアップサイクルの記事に掲載したレコードは、全てリアルタイムで購入したものばかりです)
現在のレコードブームがいつまで続くかわかりませんが、ブームが去ってもレコードをリリースしてくれるアーティスト、レコードを聴き続ける音楽ファンがいるに違いありません。
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