菜々家の生存
皆さんは菜々家をご存知だろうか。
野菜や魚などを中心とした体に優しい和食を提供してくれる、チェーン店である。
筆者は本日ホッケを食べに行った。
価格もリーズナブルで、この大きさの焼きたてホッケの開き定食を食べて1000円行かない。
ファストフードがキツくなってきた年代に愛される、最強の飲食店なのだ。
さて、そんな手頃な菜々家は定食を頼むと無料でバイキングが着いてくる。
サラダや豆腐、和え物など健康的な副菜が食べ放題。
こんなに大盤振る舞いで赤字になるのでは無いかと思ってしまうが、菜々家の客層的にバイキングにしてもそこまで食品消費量が高くないからできている事だと考察する。
というのも、菜々家はメニューからもわかる通り主な客層はご年配や食事バランスを考えている層、少食な人などばかり目撃するイメージである。
バイキングを提供したところでそれらの層の客が大量に食べるとは思えない。
あまりふくよかな人が菜々家のメニューに惹かれて来店することは、おそらく無いのだ。
筆者も写真に写っているように、定食にサラダを少しと、野菜ポトフだけで充分おなかいっぱいになった。
ターゲット層を絞ることでバイキング無料という最高に魅力的な売り文句と、ローコストを兼ね備えた経営戦略を実現しているのが菜々家であり、これによって50年近く(菜々家は昭和53年に創業)愛されているチェーン店として君臨しているのだ。
まあ全て筆者の考察であって、地域によってはフードファイターの巣窟になっている可能性もある。
なんの根拠もないが、ターゲット層をあえて絞ることで成功する企業があるのは確かだから許して欲しい。
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