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SIGMA fpがほしくなるマガジン

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読んだら思わずSIGMA fpが欲しくなってしまう。そんなnoteを集めました。
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#カメラのたのしみ方

fpとはじめてのArtレンズ

深い森の中で偶然出くわしたその沼は、怪しげな鈍い光を水面に映し出していた。ゆっくりとたゆたう群青色の液体は、水というよりもコールタールのようなドロッとした粘度を保っているように見える。しかし、その美しくも妖艶なマチエールは、まるで呼吸をする巨大生物の肌のように蠢きながら、何とも形容し難い禍々しい引力を放っている。そして、眼の前に存在するすべてのものを、ズルズルと深い暗闇の中に引きずり込もうとしていた―。 世に「レンズ沼」と呼ばれる底なし沼が存在するという。どうやら自分も、知

記憶が呼び起こされる : 写真の訴求力

こんにちは!Yonoです。 思考をテキストに落とし込むことが趣味の24歳が、毎日感じたことをツラツラと書いてます。今後ともよろしくお願いします。 今回は 時間を保存する。 記憶を呼び覚ますキッカケを作る。 なぜ人は写真に魅力を感じるのか。 最近、SIGMA fpにお熱な理由や、 写真についてフワフワ考えていることを綴っていきます。 写真は脳の外付けストレージ。 昨日の晩ご飯のおかずさえ、思い出すのに苦労します。 でも、カメラロールを眺めてたり、アルバムを貰ったり

SIGMA fpと過ごした10日間

SIGMA fp がやってきてから、約10日が過ぎた。毎日なにか撮っている。 前にも書いたとおり、今までにも何度か自分の中でのカメラブームが起こっては去っていったのだが、今回はちょっとブームで終わりそうにない。 何がこれほどまで人を駆り立てるのか。一応デザイナーの端くれとしては、まずはやはりデザインが良いのだと思う。ここで言うデザインとは、見た目上のいわゆる「スタイリング」だけではなく、その機能やスペック、使い勝手、心理的な満足度、体験価値などなど、ぜーんぶひっくるめた「