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【COOインタビュー】新たなチャレンジに向けて強いチームを作りたい。

こんにちは!
HRの山地です。
今回は、9月に入社されたCOOの渡邉 真啓さんにこれまでの経歴やGoalsに入社するに至った経緯、これからGoalsでやっていきたいことなどを伺いました。




◾️プロフィール
テンプスタッフ(現・パーソルテンプスタッフ)とオプトで営業職、キャリアデザインセンターでプロダクト部門の取締役に就任。その後ベンチャーの代表取締役、カカクコムでCSの立ち上げ、ヤフー(現・LINEヤフー株式会社)で新規事業責任者を経てfreeeサインで執行役員COOに就任。社員数30名〜1万名以上の会社の中でメンバーから代表取締役までの経験を活かして事業成長をさせるべく、2023年9月よりGoalsに入社しCOOに就任。

これまでの経歴とそこで培った強み

ーまずは、渡邉さんのこれまでのご経歴を伺いたいのですが、Goalsに入社する前まではどんなことをされていましたか。
経歴でいうとGoalsが9社目で、新卒ではテンプスタッフ(現・パーソルテンプスタッフ)で2000人の派遣スタッフのお手伝いをさせていただいていました。お客様は中小企業から大企業まで幅広く担当していました。そこで、人がどうすると変わるのかという瞬間を沢山見てきたので、そういった部分が僕の原体験になっています。

ただ人材営業だけで生きていくのではなく、事業会社のマーケティングをやりたいと思っていたので、まずはインターネット広告企業のオプトに営業として入社し、最終的には営業部長までやらせていただきました。
その後、お客様からお声がけいただいてキャリアデザインセンターでマーケティングの担当になり、プロフェッショナルで生きていこうと思っていました。

そんな中、リーマンショックが起こって会社として構造改革をする流れになり、「Webを知ってる・プロダクトがわかる・マネジメントできそう・ものが売れる営業気質」の人が必要で自分が音頭をとることになり、5年ほどプロダクトグロースと組織の構造改革・販売支援を中心に色々なことをやり、最後は取締役を務めさせていただきました。リーマンショックを乗り切り、なんとか東証一部に上場することもできました。

その後、次は自分の強みを活かせる、自分と互換性のない経営者と働いてみたいと思い、ベンチャーに飛び込んだのですが、別の会社と合併した後に打診があり社長をやらせていただきました。
2年経営をやって、その後、カカクコムでCS、ヤフー(現・LINEヤフー株式会社)で新規事業立ち上げ、直近ではfreeeサインで執行役員COOをやらせていただき、今年の9月からGoalsにCOOとしてジョインしました。
簡単にいうと、従業員規模30人〜1万人、職位は平社員から社長までやってGoalsにという経歴ですね。

ー先ほど、自分の強みと互換性のない経営者と仕事をしたいとのお話がありましたが、渡邉さんご自身の強みはどんなところだと思われますか。
強みに互換性がないというのは、お互いに自分にない相手の強みをリスペクトして補完しあうことができる関係性だと思っています。
例えば人と人の間に入って調整することで組織を強くしていくタイプの人が2人いるとお互いに強みが同じなので、尊敬しあえない場面が出てきてしまったり、お互いの流派というかやり方が違って衝突が起こってしまったりしますが、2人のうちもう1人は人と人の調整は苦手でも1人で驚異的な売り上げをあげる人だったりすると2人の強みが全然違うので、自分にはできないことができる相手を尊敬しながら強みを発揮しあえるんじゃないかなと思っています。
そういったチームは最大限の力を発揮できると身をもって体験しているので、この考えに至っています。

僕は特別、人より秀でて何かができるというのがないんです。会社に属してサラリーマンをしてきただけで、起業はしてないですし。
ただ、雇われ社長はやったことがあるので、社長の辛さはわかるし、一般社員からずっとやってきてるので、ある程度いろんな人の思いや悩みを経験してわかっているつもりです。

じゃあ何が強みかと言うと2つあると思っています。
結局は、COOの仕事は翻訳機(社内ではポケトークって言ってます)だと思ってるんです。
経営陣と現場の間、部署と部署の間でも様々なトラブルというか齟齬が起こりますよね。それはなぜかというと、言語が違うからなんですよ。部署が違えば、言語というか文化が違うんです。さらに人には感情やその時のコンディションなどもあります。違う言語と感情をうまく翻訳・変換して、こういう風にしたほうがうまくまわるんじゃないかっていうのをやっていく、これがCOOの仕事。
僕はこれまでこういう役割が得意でずっとやってきたので、1つはこれが強みだと思っています。これはいろんな職場でいろんな職位をやってきたから、この人たちはこういうふうに伝えればうまく回るんじゃないかっていうのがわかるからできることだと思っています。

もう一つは人の適正や志向性を見たアサイン力だと思います。
自分が転職を繰り返してると、毎回経験や知識は増えますが、社内で仕事をして貯めた信頼貯金やその会社のルールはゼロになっているんですね。転職前ってある意味ではすごい楽ですよね、それなりにやってれば社内人脈も知識も増えていくから一定の仕事はできると思うんです。でも、転職するとそれが0になる。誰も僕のことを知らないし、僕もその会社の仕事のやり方も知らないし。
だから、転職していくと、自分は仕事ができるなんて慢心できる瞬間がないんですよ。
となってくると、どうしたら自分の価値を会社に発揮できるか?と考えてみると、自分がプレイヤーとしてすでにいらっしゃる人を超えるように頑張るというのもあるでしょうが、例えば私がいきなりエンジニアになるなんて無理なわけです。
となると、一緒に働く人たちにどうしたらうまく仕事をしてもらえるかということを考えるようになったんです。翻訳と同時にどうすれば個人・チームがうまく仕事上機能するのかを考えて整備する。様々な会社で仕事をさせていただいたからこそ、「見たことある」っていうことが多い。大体課題はどこの会社でも似たようなものが多いんです。そういう環境整備が多分得意で、これを「道路整備」って言ってます。僕はたいしたことできないんですけどねw

それから、僕が入ってから変わるのは雰囲気なんですよね。結果的に明るくなるとか、みんながいろんなことを発言しだすとか。今まで主権がボードメンバーにあったのが、主権が現場に降りていってみんなで目標を目指すように変わる。そういう会社運営をするのも強みかもしれないですね。

何をやるかと誰とやるか

ー次のキャリアを考えた時、どんな軸を持たれていましたか。
何をやるかと誰とやるかという2つが軸にありました。

何をやるかの中にはさらに2つあって、1つはその会社が何をしようとしている会社なのかということ。その会社がやりたいことはどういうことなのか。僕は日本が大好きなので、少しは日本に貢献できるようなことをしたいという思いがあります。社会性というか意義みたいなもの。
そういう社会的意義のある事業をやっている会社であるということです。

もう1つは、その会社で僕が何をやるのか。
会社のペインがあってその解決のために僕ができることがあるのかということはすごく大事にしています。
僕はなんでもできる人じゃないので、ある役割を与えるとものすごく役に立てるけど、マトリックスでいうとスイートスポットが狭いんです。そこにハマるかどうかは大事ですね。
今それが自分ではCOOだと思っていて、さっき言ってた翻訳機とか道路整備が得意なので、人と組織を活かすという得意な役割を与えてもらえると、会社が目指してることに合致して、役割を果たせると思います。特にその役割がいなくて困ってるっていう会社がベストだと考えていました。

誰とやるかは、僕と強みに互換性のない経営陣ということ。それから、現場にいる人たちは優秀な人たちだけど人間的に合わない人たちよりは、未熟でも良い人たちが揃ってる会社のほうがいいなと思っています。
スキルはあげられるけど、人間性は変えられないので、そこは見ていました。

入社の決め手

ーGoalsに入社を決めた理由はどんな点でしたか。
先ほどお話した軸の2点から、社会的意義がある事業かどうかと、一緒に働く人たちの人間性という2点がマッチしたので、Goalsで一緒にやっていこうと決めました。

社会的意義がある事業かどうかという点では、Goalsで働いているみんなが少なからず思ってると思いますけど、日本の食というものを守りたいですし、あと飲食店の利益率が高くなれば、現場で働く人たちのお給料もあがるでしょうし、なによりフードロスとか社会課題解決に貢献していけるんだったら、こんないいことないなと思っています。
なにより、飲食店の人たちが夢として捉えていた自動発注やDXによって利益率の改善ができるということにチャレンジしているというのは素晴らしいと思いましたし、社会的意義も強く感じました。

それから、面談を通じて、佐崎さんは会社を変えたいんだろうなと思いました。
佐崎さんがこれまでトップで抱えてきた、マンションの一室で少数の近い価値観の人たちでやっていた頃よりも多様なバックグラウンドを持った人・価値観が共存した組織にしてきたいという思いがあるのかなと。
Goalsは足りないピースがわかってて、やってることはいいけど、僕かどうかはおいておいて僕みたいな機能がないとたぶんうまくまわらないだろうなというのが最後の決め手でした。

強いチームを作りたい

ーこれからGoalsでどんなことをやっていきたいですか。
短期的には、今のビジネスでお客様にご満足いただけるサービスにしていくことです。

我々のサービスは2つあって、外食企業に向けたプロダクトというシステムとしてのサービスと、そのシステムを使いこなしていただくためのカスタマーサポートのサービスという、この二つを磨いてお客様にご満足いただくことを素早く継続的にやっていきたい。
もっというと僕らがやりたいことってそこだけじゃない。食品産業のまだ手をつけていない他の領域にも進出していくことを中長期的にはやりたいですね。
そのためには強いチームが必要なんです。

食品産業には、食品を作る人たち(製造)、食品を届ける人たち(流通)、食品を使う人たち(外食・小売)と3つの領域がありますが、Goalsではその中の食品を使う人たち、つまり外食産業の人たちにサービスを提供していますが、現状ではまだその中でもごく一部の方にご利用いただいている状況です。
使う人たちの領域の中にも他にもお客様はいらっしゃるし、流通、製造といった領域にも僕らは進出できるんです。また日本というマーケットを選んでいますが、食材って言語依存がないんですよね。国が変わっても同じ。私たちは世界に出ていくことができるんです。
そう考えると一つの日本という国の3つある領域のうちの1つしかやってない状態で四苦八苦してる場合じゃない。

これを突破するために何が必要かっていうと僕はチームだと思っています。強いチームがあれば一気にできる。世界と日本の中でいろんな領域をやっていけるチームをやはり作りたいなと思いますね。
そのためには短期的にもしっかりお客様の課題解決をして成功をしなくてはいけない。では、成功とはなんですかっていうと私たちだけが儲かりたいということではなく、比類なき価値をお客様に届けた対価として我々のビジネスも成功するということをやりたいんです。
比類なき価値をお客様に届けた対価としてお金をいただいたうえで成功があって、それをもとに強いチームが複数できて日本国内のその先の領域や海外にいくってことも、すべて人がやることなんです。
僕が薫陶を受けた上司が「何をやるかではなく誰がやるか、誰がやるかでほとんどビジネスが決まる」ということを言っていて、その通りだなと実感していて、だからこそ人が大事って思うんですよね。
人間が仕事をしていて、嫌だなって思う瞬間のストレスの大半が僕は人起因だと思ってるんです。それがなかったら、基本楽しいはずなんですよね。
人って面白くて、人によって楽しくもなるし、人によって嫌にもなる、っていう不思議な生き物なんです。そういうのが少ないようにしたいなと思っていて。僕らがまだ手をつけられていない領域に進出するためにも、いいチームがたくさんあるっていう環境を作らなきゃいけないって思っています。

1on1などで話しても、Goalsはものすごく真面目でポテンシャルのある人が多いですね。一方で会社の環境やマネジメントの影響もあると思いますが、みんながそのポテンシャルを出しきれていないと感じることがあります。これはベンチャーでよくある話なんですね。
急に人が増えたりすると情報共有や意思決定プロセスが機能しなくなったり、関係の質が出来きれなかったり。個人やチームのパフォーマンスは、「持っている能力・ポテンシャル × 発揮率」で考えています。
なので、それぞれ個人・チームの発揮率をどう高められるかということ、そもそものポテンシャルを高めるために人を育てていくっていうこともやらないといけないことだと思っています。

ー最後に、Goalsに興味を持ってくださった方に向けて、こんな方と一緒に働きたいというイメージがあればぜひ教えてください。
優秀かとかもちろんあるかもしれないですけど、僕の中では教訓があって、まずそもそもお客様あっての自分たちであるということ、評価というのは他人が下すことなので、僕たちはなぜお金がいただけるのかと言う本質的なことがわかってる人にきていただきたいですね。
その結果、自分にもメリットがある。自分の成功や欲求のためだけに働くのではないです。

あとは、当事者意識ってよく言いますが、不満を持つなとは言わない。ただ、不満を持ってもプランにかえろって言っています。なので、それができる人。
みんな不満はあると思うんですよ。持つのはいいので、じゃあそれどうしたらいいのかということ。愚痴とか文句ってチャンスの種だと思ってるんで、それをチャンスにできる人かどうかはめちゃくちゃ大事です。
それから、一緒に働く仲間に対する配慮はしてほしいが遠慮はしてほしくないんですよ。
これができる人が今のGoalsには必要なんじゃないかなと思っています。


今、Goalsは社員数が50人を超え、毎月新しい仲間が入社してくれて組織が拡大しています。その分、組織・カルチャーと言った部分で様々な課題も見え始めています。そんな中で、渡邉さんがGoalsにジョインしてくれたことでHRとしてはとても心強く感じています。
入社されて2ヶ月弱ですが、すでにいくつか渡邉さん効果が見え始めているのではないかなと思います。
社員数は増えてきましたが、世の中に比類なき価値を届けるためにGoals一丸となって強いチームでやっていきたいと思います!

ということで、Goalsでは一緒に強いチームを作っていってくれる仲間を大募集しています!
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