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戻ってこれる場所があるのは強いかも【乳桃みゆは女に戻りたい vol.14】

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです!「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。今回は、水商売という働き方を選択した乳桃さんならではの考え方。

私のバイトしてるニューハーフの飲み屋さんで、以前働いてたキャストさんが週末のみですが数名ほど戻ってきてくれました。
春は新型ウィルスの影響で2ヶ月くらい休業していて、その前後の時期でキャストさんが数名辞めていき、人手不足やばす汁状態だったので少し安堵しました。

以前働いていたので勝手も分かってらっしゃいますし、即戦力です。

人員が増えるとマンツーマンでの接客がしやすくなりますし、活気も出ますし士気も上がる気がします。あとは美人で可愛く華がある素敵な方たちなので、また一緒に働けるのが嬉しい。

トランスジェンダー(MtF)の働き口って、ちゃんとした学歴や技術がある人以外、限られてくるんじゃないかなって思ってます。(普通の人でも同じこと言えるのかもしれないですが、やはり「性別の問題」で働き口の見つけにくさは少しあがると思うんです)

そのなかでも、飲み屋さんって定番なイメージがありますよね。とりあえずは望んだ性別の姿をして働けるわけですし、男女で分けられるようなこともない。

ですが社会保障が充実してるわけじゃないし、正社員という形ではなく、毎日出勤していようと雇用形態はアルバイトだし、いろいろな不安がよぎることもあります。

けどそこしかないから……ないっていうのは「そこしか働けない」というだけじゃなく「そこしか分からない」という意味も含めて、"なんとなく働けてやっていけてる、からとりあえず留まっている"っていう状態の人も少なくないのかもしれないなと思います。他で働くのって結局難しくて、ずっと水商売しかないのかなぁって。


と、大変にネガティブな思考のときもあったのですが。

お店が存在してる限りは「戻ってこれる職場がある」ことって、とっても凄いことですよね。

心強ささえ感じます。やりたいことができて、とりあえずやってみたけどなんか違ったな、というときでも、戻ってまた準備を整えつつ働くことができますもんね。(そのときのタイミングにもよりますが)

だから水商売のお店もあり続けなきゃならない存在かもしれないと思いました。働く人のためにも。

「水商売でずっとやっていく!」という人にとっては絶対に絶対に必要ですし。

私も迷ってるんですよ。お給料がめっちゃ良いってわけでもないけど、めっちゃ悪いわけでもないし(無資格無免許にしてはもらえてるほうなんじゃないかなと感じます。)、昼の仕事に転職して今のお給料と同じくらいもらえるところってなさそうな気がするんですよね、今の私の実力だと。

その上労働時間ももっとたくさんだと思いますし。はわぁ〜。最近時代も大きく変わろうとしてるの感じますし、新時代の生き方や、なにを選ぶか〜で悩みます。悩んだ後決めなきゃですもんね。

よし、転職したとしてなんか違うなと思ったら、私も戻りますね!笑

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