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友達との会話から得た、女性へと近づく「モチベーション」

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです!「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。

わんばんこ、乳桃みゆです。

ある日友達と話しているときに「東京レインボープライドとかそういう催しや団体、すごい苦手だわ」と友達が言っていました。

東京レインボープライドっていうのは「LGBTなどの性的マイノリティの人達が差別や偏見にさらされない社会を実現しよう」という目標を掲げ活動をしている団体の名前であり、また主催するイベントの名称でもあります。代々木公園や新宿辺りを行進するパレードなどが有名です。

私はそのパレードに行ったことがないけど「LGBTという存在、ジャンルがあるっていうのをイベントを通して楽しく世間に知ってもらえる良い機会になってるんじゃないのかな?」なんて思っていたので、嫌ってる人もいるんだと興味がわいて、理由を聞いてみました。

その友達もLGBTに含まれているので当事者といえば当事者なのですが、その子が思ってることっていうのは「現実を見ずに自分の意見や主張ばかりを通そうとしている人がいる」ということでした。

「私を女として見てって言うのなら、女に見えるくらいの見た目になれよ」って思うんですって。

結構パワー強めの主張だったけど、納得できる部分もありました。

例えば見た目がかなり男性的なMTFの方が(男性から女性へ性別の移行を望む人)「女として生活させろ」「女子トイレ使いたい」「女湯使いたい」で使用していたとしたら、周りの人、驚くし警戒しちゃいますよね。「え? なんで女子トイレに男いるの?」みたいな。

「あたなたは女性ですか?」て毎度確認するわけにもいかないし、そもそも証明するのも難しいし聞かれる方もしんどいし、さまざまな問題が発生しちゃいますよね。

「最低限、説得力のある見た目にしなきゃいけない。さらに言動や行動にガサツさが目立つと、ああ、やっぱり男なんだな、と感じるときがある」と私の友達は言っていました。

私の場合、確かにささいなことでそういうふうに思われるのは不服だから、男性的だと思われそうな要素は出来るだけ減らしていこうかなと思います。

その方が余計なダメージ負わなくて済みますしね。


聞く人によっては友達の主張に反感を持つかもしれないけど、いろんな性別があっていいようにいろんな意見があっていいと思います。

自由な生き方を主張するなら納得させろ、言動に責任を持て、みたいなこと言ってますよね。だから自分への戒めにもなりました。

なのでその子に「私、このあいだ、好きな人の匂い嗅ぐとしたら鼻だけじゃ足りないからケツの穴からもたくさん吸わなきゃいけないと思う!って言いながら股を開いて手で空気を肛門に集めてたけど、女性ってそんなことしないよね。そういうところ、治すね」と懺悔しました。

結構厳しいこと言われるかなと思ったけど「性転換して戸籍も変えると自然と意識が変わってくるだろうから大丈夫だと思うよ。……多分。」て言ってくれました。

友達だからかな、原因を身体の環境由来にさせてて私自身のことを咎めておらず、意外と甘々やん、気使わせちゃったかな? て時間が流れました。ま、いっか。

おわり。

編集者コメント:乳桃さんのご友人の意見は、LGBTの方達がLGBTと一括りにされ評価を受けてしまうことがある、という現状に対する不満とも捉えられました。グループの中で意見や方向性が完全に揃うことは稀ですが、当事者だから気づけることもたくさんあると思います。すべての方にとって住み良い社会になることを願っています。

前回の記事はこちら>あなたは語る派? 飲む派? 私たちの働く場所

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