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結婚する「理由」ってなんだっけ?

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです!「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。

わんばんこ、乳桃みゆです、独身です。

近年、結婚願望強めで絶対結婚したい!!と思っていたのですが、今はその願望が弱まってあまり考えなくなりました。最近いろんな人と話して、なんで結婚したいんだろ〜と考え直す機会がありまして。

最初は、将来、孤独と貧困に嘆きながら一人で老いて命を終えるなんて怖すぎるという恐怖で、誰かと一緒にいたいという気持ちが大部分を占めていたんです。

そのことを友達に話したら、そういう気持ちだと結婚したとしても長続きしないよって言われて、そうかもと思いました。

友達は、本当に愛せる人とじゃなきゃどうのこうのって言っていました。でも確かに、孤独への恐怖が理由で結婚するっていうのはあまり良くはないかもという気持ちがあったので、私は納得したんだと思います。

あと私は家事が好きじゃなくて料理も全然興味が湧かないんですよね。もしかしたら今後一人暮らしをしたら変わるのかもしれないけど、今は本当に家事に対するモチベーションが低いし人よりも汚い環境に耐えられるんですよ。

全然誇れることじゃないのになんか強気に言ってるのが恥ずかしいんですけど。掃除をする労力と部屋の汚れに耐える力を比べたときに、なかなか掃除をしようという気持ちが超えてこないんですよね。ハハ……。

働いてるお店の店長に「痩せるのと清潔さがあればもっと凄くなるのにね、そこガンバ」って言われててほんとそうなんですよ。清潔さって雰囲気で出るんですって。ゾッ。

だから最近は、もしも人と暮らしてたらってイメージしてます。ここらで掃除しないと大変なことになる、とか、このシワシワな服をアイロンかけないで着て平気な顔をしていたら同居解消されるかもっていうのを想像しながら動くようにして、清潔感を育む努力をしています。

話を戻すと、いま結婚にこだわるような私じゃないなって思ったんです。やりたいこともいろいろあるし。

あとお店にいらしたお客様が「君が本当の女性だったら良かったのに」って仰っていて理由を聞いたら、「やっぱり付き合うとなったら周りの目が気になってしまうし、結婚も考えると親や家族のことを考える。親と縁を切るということはなかなかできないし、身内に祝福されるような結婚がしたい。だから遊びの関係までだね」とのことでした。

そこまで考えてくださっていたことに驚きもありましたけど、誠実で真面目な方に思えました。

今後私が誰かと恋愛するときもだいたいそういう理由で終わる可能性が大きいじゃないですか。だから結婚は無理かもな、じゃあ出来るところまではいこう、という気持ちになりました。

誰かと両思いになって交際したとして、現実的なことを考えた結果別れが来れば受け入れるしかないし、それまで付き合っていた時間はきっと本物の気持ちが繋いでいた時間ではあるからまあいっか。って。やれるところまではやったな。という。

そういうスタンスにしてこうかなという気持ち。

でも辛いからそういうときは喚いたりもがいたりしてこんなことがあったと記していく。記しまくって世の人たちに知ってもらう行動をおこします。

そしたら今世では叶わなかったかもだけど、未来の私みたいな人達とか、私がまたトランスジェンダーに生まれ変わったとしたときに、普通に祝福される結婚がしやすい世の中になってるかもしれないし。その繋ぎになる役割でも担えたら、その失恋に意味は大いにあるってことになると思います。

という旨をそのお客様に伝えたら、「キリスト教では生まれ変わるという概念はないんだけどね」と言っていて予想外の指摘にそういうことじゃないからつって終わりました。

終わり。

編集者コメント:「身内に祝福されるような結婚がしたい」この言葉が胸に刺さりました。確かに結婚は周りの人にも大きな影響を与えますよね。「周りを気にする」という人も、「自分の人生だ!」という人もいると思いますが、何より二人が幸せでいることによって周りに幸せを与えることができれば、それも一つ、理想の結婚かもしれませんね。

前回の記事はこちら>「今年の漢字」を考える!

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