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心療内科で話を聞いてもらった

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです!「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。

わんばんこ、乳桃みゆです。

前にも少し触れたことがあるのですが、私ってメンタルから来る体調不良に陥りやすいんすよ。

例えば男性と二人で食事するとなったときに気持ち悪くなることがあったりとか、人と映画を観に行くときにも、上映中に気持ち悪くなったら暗いし狭いしすぐ出られないしどうしよう……と思ってるいると気持ち悪くなるってことがあるんですね。

似たような理由で車とか飛行機とかも体調悪くなりやすいですね。

他にも昨年から続く世界の状況のことを考えると、毎日を生きるのが憂鬱で怖くなって極度に怯えちゃうとか。

同じニューハーフのお店で働いていた友達に相談したら「男の人とご飯行って体調悪くなるっていうのは、自分の中でやましいと思ってる部分があるんじゃない? トランスジェンダーということをあらかじめ打ち明けてるとはいえ、心のどこかで自分自身が引け目を感じていてそれが体調にあらわれるんじゃないか? だからもう仕方ないんじゃね?」と分析してくれました。

映画の件については、映画館に行かなきゃいいやん、と。そりゃそうなアドバイスをしてくれました。

けどそもそも昔はご飯を食べようが映画を観に行こうが気持ち悪くならなかったのになぜ??なぜこんな弱い体になってしまったの??

キツ……思いましてどうすれば良いのかスマホで調べていくうちに心療内科に行って相談してみるのもひとつの手なんだと知りました。

心療内科ってどこからの症状から行くべきなんや?行っていいのか?という疑問があったのですがサイトに、不安なことがあればお気軽に来てください的な文面があったので、そうですか、じゃあそうします、と。

早速その日に予約の電話をしてヒアウィーゴーしました。私はね、決断するまでは悩みまくって遅いんだけど決断したら即行動するのよ。

というわけでお医者様に、上記にあげたようなことで悩んでいますと話してみました。

私の話を聞いたお医者様はう〜ん……と少し考えた後に、映画館が怖いとか、車や飛行機が怖いということに関しては広場恐怖症に当てはまる部分がややあるかもしれないですね。と言っていました。

広場が怖いのではなく、広場のような助けを求められる場所へすぐに逃げ出せない状況に恐怖を感じてしまう、という病気があるそうです。

男性と会ってると具合が悪くなるっていうのは対人恐怖症にやや当てはまるかもしれないそうです。

どっちも「やや」とか「かもしれない」というはっきりしない感じ。ぼや〜ん。

めちゃネガティブで不安を感じやすい性格っていうのを自覚していて、そのことも話したら、なるべく気にしないようにする、ポジティブな要素を少しでも見つける、と言ってくれていました。

普通のアドバイスじゃん! とも思ったけどお医者様に言ってもらえるとなぜか説得力が増してなんか癒されました。私、単純でよかった。

専門の人に話せる、という安心感があったし、お医者様が私の話を親身に聞いてくれているってのも有難く感じました。

病院に行ってるだけあるんだからまあまあ不安な状態なんだけど、それに頷いてくれたり辛かったね的な表情で聞いてくれたりするっていうそれだけで、例え演技だとしても心が軽くなるんだなと思いました。

男性と二人でデートや食事をすると具合が悪くなるって話のときに、そのお医者様が「今僕と話してるときは気持ち悪くなってないですか」と聞いてきて「はい、気持ち悪くないです」と答えました。

するとそのときに「ん? じゃあこの人と付き合えばいんじゃね? 結婚すればいんじゃね?」と思っちゃいました。

気持ち悪くなるときっていうのは、男性の方に私のことを、有難くも異性としてみてもらっているときのことなので、医者と患者という業務上の関係や、あとは私の好みのタイプに当てはまらない人だと問題ないんです。

そもそも「有難くも」とか「みてもらっている」とか必要以上にへりくだってるその感じ、そういうマインドだから良くないんじゃないか? と思うのだけどどう思います? そう思いません?

まぁでも「僕と話してるときは気持ち悪くなっていないですか」からの「はい」の流れは、イコール「安心できる存在」って錯覚を起こさせるのに充分なコンボだったなぁ、私の脳に対しては。

あっぶね、好きになっちまうところだったよ。

けどあのお医者様と付き合ったら安心できそうだし、万が一不安が襲ってきて呼吸がしづらくなったときも、これ飲みなってポケットから効く薬を処方してくれそうでいいよね。

「合法だよ(笑顔)」とか言ってきてえーなんかうれちいーてガブ飲みしちゃうかも。「バーカ♪(ゲンコツの意味を成してないほどの優しいゲンコツ)、用法、容量を守るんだ(笑顔)」とか言われてさ。

はーあそれ幸せじゃんね。安心。安心感があると病まなそうだしホントいいかもね、それだったら。

なんというか根本的な解決にはならなかったのかもしれないけど、駆け込み寺的なところがあるんだという、そのことが私を安心させる材料となってくれたらいいなと。

編集者コメント:好きな人を前にすると体の具合が悪くなる。乳桃さんには深刻な悩みに違いないのですが、それに気付いた相手はキュンとしてしまうかもしれませんね。担当医の方に言われた「ポジティブな要素を見つける」というのは、決して簡単なことではありませんが、素敵な試みだと思います。

前回の記事はこちら>コロナを受け、同僚たちは「次のステップ」へ

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