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「コロナ」が生む孤独から自分を守る!

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

今、世の中では「コロナ第三波」が騒がれているけれど、本当に怖いのはコロナじゃないよな、と最近特に感じる。本当に恐れなくてはならないのは、コロナによって多くの人の精神が孤立してしまうことだ。

東京都内では飲食店に営業時間短縮などの措置を取るよう促しているが、私はそれとは反対の考えで、飲食店という素晴らしいものは人々をコロナの孤独から救ってくれるヒーローなんじゃないかと思う。

特に、マスターやママ、スタッフさんとたわいもない会話を楽しめ、その時だけでも「人とつながる」ことのできるあったかい居酒屋やバーは、私としてはもっともっと営業していてほしい。

今必要なのは“人々の心のよりどころ”だと思う。コロナそのものより、人々に蓄積されていくストレスのほうが命に直結する重要な問題なんだから。

実は私も今年の6月まで、東京の大塚というところで小さなバーを経営していたのだが、6月末をもってバーを閉め、人に経営権を譲った。それは、自分の身を自分で守るため。コロナによる経営不振ではない。

他にもやるべきことがある中で、飲食店経営者の立場でコロナに配慮しなくてはならないストレスから自分の身を守るために、大事にしていた店を辞める決断をした。

しかし時々「本当に店を辞めて良かったのだろうか?」という思いが、頭をよぎることがある。「よく店に来てくれたあの人は、今頃どうしているだろうか?」「店で私に仕事の愚痴を言ってスッキリと帰っていっていたあの人は、他の誰かにちゃんと愚痴を吐けているだろうか?」と。

私も飲みに行く人間だからわかる。マスターやママ、大将、従業員と会話を交わすタイプのバーやスナック、居酒屋は、多くの人々の息抜きの場という役割を担っているのだ。

だから今頑張っている飲食店さんには心からエールを送りたい。コロナが怖くて家から出られない人は、ストレスで身体がおかしくなる前に、素敵な従業員さんがいるお店など息抜きの場を見つけてほしい。それだけで元気が出るから。孤独を感じなくて済むから。

私は現在、3人で千葉の古民家に住んでいる。田舎なので家は広いし、移動は車だし、人がいない場所ではマスク無しで過ごせるのだけれど、そんな生活をしている私でさえ心に孤独を感じることがある。

低気圧で頭が痛かったり、ちょっと調子が悪い時に、同居人のみんなに「コイツまさかコロナ……?」と思われるのが怖くて、「今日ちょっと体調悪いかも」と安易に弱音を吐けないのだ。そんな時ふと、孤独とストレスを感じてしまう。人と一緒に暮らしているのに。

都会から離れて、自宅で仕事をして、家族同然の人たちとしか会っていない私にすらストレスを感じさせてくる「コロナこわい精神」って何だろう。人が多いところで暮らしている人や、毎日オフィスに通勤している人の心労はいかばかりか。

本当に皆、苦労していると思う。だから、どうかどうか、自分を労ってあげてほしい。

疲れたな、しんどいな、と少しでも思ったら、美味しいご飯を食べるという選択肢も視野にいれてみてほしい。そしてもしあなたが飲食店に行くとしたら、ぜひ素敵なマスターと会話してみてほしい。(もちろん、感染対策などは必須ですが!)

コロナにかかるよりも、心が病むほうが、取り返しのつかないことになってしまうから。

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