コロナを受け、同僚たちは「次のステップ」へ

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです！「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。

わんばんこ、乳桃みゆです。

緊急事態宣言が発令されるニュースを受けてから最初の出勤日のことでした。発令されたらお店の営業はどうするのか、そういうことを店長やママがお話していました。

先行きは分からないけど職場にめちゃ仲良い友達もできたし、一緒になんとか頑張っていけたらなぁなんて思ってたけどその日に、その友達は辞めちゃいました。

衝撃展開ではあったものの、いつかくるだろうと思っていた日がその日だったという、納得した気持ちもありました。

お客様の指名によってその日のお給料っていうのが変わってくるわけですが、だからといって今来てくださいと言える状況でもないですし、お客様がいらっしゃらないと賃金も下がりますよね。

それに加えて最近お店は早締めが多くなり、そうなると始発が出るまで1時間半以上待たなくてはならなくなるんですよ。すごくもったいない時間じゃないですか。

そういうのを考えると私もいつまで続けられるものなんや、待てばよくなるのか？　いつまで待てば良くなるんや？　と答えの見つからない疑問に立ち塞がれます。

その友達は見切りをつけて他の道を選んだということで、思い切りも良く行動力もあるなぁという、そういうことで終わりなんですけど、やっぱり寂しさっていうのは大きいですね。

今のお店はとっても空気が良くて、みんな優しく和気あいあいとしていて、その中でもプライベートでもよく遊ぶ友達と呼べるような人たちが何人かいたのですが、皆んな昨年から続いているこの世の中の影響で辞めてっちゃいました。

待機中にふざけた話をしてバカ笑いしたあの子とか、一緒の席についたときは一緒に作ったギャグをやってみて盛り上げたりスベったりしたあの子とか、お客様が変なこと言ったときにこっそり目配せをして一緒に笑いを堪えたあの子とか、イタズラして怒らせちゃったあの子とかみんないなくなっちゃいましたね。

しょうがないけど。その子たちもみんな今より良くなるために辞めて新しい道に行ってるわけだから良いことですけど。

私はこんなご時世じゃなかったら引き続きお店に来てくださるお客様を癒したり、一緒に楽しんだりしまくりたかったので、こんなご時世になっちゃったけどもう少しだけは粘ろうかなという気持ち。

数人いた仲良しメンバーの最後の一人の子が辞めるとき寂しすぎて、あなたなしでやっていける気がしないと弱音を吐いたらその子が「いや、あなたは、今こそ一人でいろいろやってかなくちゃならないステップに来てるんだと思う」つってキラキラエールパワーを私に送ってくれていました。

たしかに私って自立とか全然してないしそのくせいっちょ前に自律神経だけおかしくなったりしてるだけ。思い出を胸にたくましく生きてかなきゃならねぇんですのね。これもまた修行、人生。

とりあえず今月は、営業時間を早めてお店をやることになりました。
仕事あるの感謝、謝謝、オブリガード。他言語で。

というわけで今日もお化粧して行ってきやす。

編集者コメント：親しい同僚が次々と辞めていくのは寂しいですよね。きっと乳桃さんと同じように、同僚の方もコロナをきっかけに自分の将来を違った角度で見るようになったのだと思います。かつての同僚や友人も、きっと乳桃さんの次の選択を楽しみにしているのではないでしょうか。

前回の記事はこちら＞平和な明日が当たり前にやってきてほしい

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