銃・病原菌・金タマ・ゴルフ
マック堺さんの動画が好きで今日のわんこみたいな感覚で見ている。俺みたいな銃器に詳しくないズブの素人には同じ銃に見えるエアガンを楽しそうに紹介してくれる。
特に興味があったわけではないが毎日見てると俺もなんか自分だけのエアガンが欲しくなってくる。不思議。お股に1丁は持ってるのに欲しくなる東京マルイ。
中学校のときグロックと言うモデルのエアガンを持ってた。カクカクしててモダンな感じでかっこいいと思っていたが、今はルガーみたいな銃のクラシックなフォルムがいいなぁと思う。
で、ふと疑問が浮かんだ。
俺は利き手は右なのだが利き目は左なのだ。目に利き目なんてあるのかと思う方もいらっしゃるだろうが、2つついてるからと一緒にいつも動いているわけではない。もちろん利き耳もある。金たまだって左右で上下に動いたりする。…あ、金たまは少し違うかな。
で疑問と言うのは金たまの話ではなく、銃のスコープを覗くとき左目なら右手でトリガー引けねーんじゃないの!?だ。
皆さんが今まで見てきた映画の狙撃シーンを思い浮かべて欲しい。右目で覗いて右手でトリガーを引いていたはずだ。あのフルメタル・ジャケットにでてきた微笑みデブすら右目で覗いて右手で撃ってた。
戦場で左目でスコープ覗きながら右手で撃つなんて窮屈な構え方していたら、温厚なマック堺さんもブチ切れるんではないだろうか。
かと言って、スコープを右目で覗くのも窮屈だ。左手で撃つのもなんか窮屈だ。俺には窮屈なんだ。
きっと戦場じゃ俺みたいなんはプライベートライアンのアパムみたいに弾丸補給係しかやることねーんだろうなぁと考えていたら、嫌な記憶の引き出しを開けてしまった。
ゴルフだ。
結婚していたとき、ゴルフの練習をしていた。
俺は逆玉にのるような形で結婚し奥さん側の会社で働くことになったのだが、まったくの門外漢で自分が何をしているのかもわからないまま何億とか見たことのない桁の見積書を作る日々を送っていた。おっさんの俺は新入社員たちの大卒感溢れるフレッシュさに馴染めるはずもなく孤独な日々。ただ社長の娘婿と言う立ち位置なのでみんな親切。めちゃ親切。怖いくらい親切。
で将来見据えてのことなんだろう、ゴルフを覚えろと練習することとなった。玄関にはパーリーゲイツとか書いてあるキャディバッグにタイガー・ウッズも使ってるらしい高級クラブが窮屈そうに詰まっていた。
レベル1のヤツに王様がラグナロクくれたみたいな展開だった。
俺は正直、うひょっゴルフ少し自信あるかもと思った。運動神経は悪くない、コツを掴むのはそこそこ早い。今やってる仕事内容よりは適性がある気がした。
しかし毎日何時間練習してもうまく当たらない、グリップの握り方やらフォーム、腰の回転、言われた通りにしているのにまったく上達しなかった。ラグナロクを振り回す日々。いや、振り回されているのは俺なんだと思う。教えてもらうのが辛いぐらい下手くそだった。
何故か?
今ならわかるよ、俺は利き手と利き目が逆だから。そこ理解した打ち方してなかったから。
仕事わからん、ゴルフわからん。俺は何もできないバカ。みんな裏で笑ってる。離婚。とノイローゼになっていた過去の自分に伝えたい。
うまく飛ばせないのはゴルフボールだけじゃないだろ。
お前の気持ち。誰にも言えず苦しいんだろ。
心の中にあるもの吐き出したいんだろ。
一緒に叫ぼうぜ。
大きな声出してみようぜ。少し楽になるさ。
ファーーーーーーっ!!!
えっ?俺をサポートしたいって?いいぜ。やっチャイナ♪