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働くことがしんどい人へ 踊り場のやり過ごし方①

久々のnoteになります。もう1年以上空けてしまいました。

これからぼちぼち、できるペースで執筆をしていきたいと思います。
今回のテーマは、「働くことがしんどい人へ」という5月(もう後半ですが、、)という時期に皆さんが感じるかもしれないことについて、私なりに考えたことを書いてみたいと思います。

今回のシリーズでお伝えしたいこと

今月もいろいろと不幸なニュースもあり、今だ完全には収まらないコロナの影響もありしんどい思いをしている方も多いと思います。

私は、経営コンサルタントとして主に中小中堅企業の経営のお手伝いをしていますが、会社の経営においても、人生においても考え方はあまり変わらないなぁ と感じています。

人も会社も、すべてがすぐにうまくいくわけではありません。
逆に言えば、成功するまでの間は、はたから見ればくすぶっている「踊り場」や失敗といわれるような状況のようなものです。
私のようなコンサルタントも、関わらせていただいているお客様のほとんどはそのような状況なので、時に自分の存在意義がわからなくなることもあります。

働くことがしんどい 人は、ほとんどの人や会社がそうであるように、「踊り場」の状況にあるのだと思います。
その踊り場のやり過ごし方、やり過ごした後のちょっと前向きな考え方に至るまでちょっとだけシリーズで書いてみたいと思います。

今日は、「働くことがしんどい人」に向けたシリーズ1回目として、「区切る」ということについて書いてみたいと思います。

いろいろなことを「区切る」ことで、今の負担が軽くなる ということを書いてみたいと思います。

区切る①:今日1日に区切る

働くことがしんどい 時に、まずやることとしては、

「今最低限やらなければいけないことに絞る」

ということです。

私がコンサルタントとして、様々な方からの相談を受ける時や、自分自身がいろいろと悩み、仕事がしたくなくなっていた時、何によってそうなっていたかということを考えると、

「今考えなくてもいいことによって、今しんどくなっている」

ということが多かったように思います。

私自身も、
「今の仕事の先に自分の人生があるのだろうか?
こんな仕事ばかりやっていて意味があるのだろうか?
今月乗り切れるかなぁ?」
みたいなことを悩んでいました。

私自身、働くことがしんどい時にとても救われた本に
デールカーネギーの「道は開ける」 という本がありました。

そこに書かれていたことは、
今日1日を生きる」ということです。

『賢者 には 毎日 が 新しい 人生 で ある』 という もの です。 私 は、 この 句 を タイプ で 打っ て、 自分 の 車 の 窓 ガラス に 貼り つけ まし た。 運転 中 でも、 絶えず これ を 見 て い まし た。 私 には、 一日 だけを 精一杯 に 生きる の なら、 たいして 苦 に なら ない こと が わかり まし た。 昨日 の こと を 忘れ られる よう になり、 明日 の こと を 気 に かけ なく なり まし た。 毎朝、 私 は『 今日 は 新しい 人生 だ』 と 自分 に 言い聞かせ た の です。
D・カーネギー. 道は開ける 文庫版

まずは、今日1日しかないと思って、今日を乗り切ることに集中するのです。
今日1日だけ、と考えると、なんとかやれそうな気がしませんか。


区切る②:書き出してみる

人間はそれほど頭がいいわけではないため、自分自身が悩んていることをすべて客観的にみれているかというとそうではありません。

月並みな解決方法で恐縮ですが、おすすめは

「まず書き出してみる」

ということです。
どんな紙でもいいので、まずは自分自身が悩んでいることをすべて紙に出し切ってみることです。

それを書いた紙を眺めてみて、
①今、対応する、解決するべきこと
②忘れてしまっていいこと(実は問題ではない、または、解決しようがないこと)
③先々、向き合うために思い出せるようにしておくこと

に分けてみましょう。
それぞれ別の色をつけて線を引くと、①の部分が実はそれほど多くないことがわかると思います。

例えば、

「自分は、好きな仕事ができていなくて、友達も少ない、恋人もいない。この先ちゃんと生きていけるかもわからない。
今日もコロナ禍なのに電車に乗って定時までに出社しないといけない。古臭い会社でいやだ。今すぐというわけではないけれど、いつかやめて別の新しい世界に飛びこみたい。でも、そんな勇気もないし、何が自分のやりたいことなのかもよくわからなくなってきた。
最近、芸能人の方が亡くなったり、いつまでもコロナ感染者が減らないで気が滅入る。なんか、もうどうでもよくなってきた。」

というようなことを書き出してみたときに、①今、対応する、解決するべきこと はどの部分でしょうか。

今日も電車に乗って定時までに出社しないといけない

実は、この部分だけが、今対応するべきことです。
今日一日を乗り切るだけであれば、まず出社することでなんとかなるのです。

その時に、「もうどうでもよくなってきた」気持ちをちょっとだけ抑えて、まずは定時までに出社することだけを考えてその日一日をしのぐ、ということをやってみませんか。


区切る③:先のことを考えるタイミング

そんなことを書いていると、

「その日暮らしの先に、明るい未来なんてないじゃないか。結局恋人もいない、好きな仕事もできない、やる気のない日々が続くだけじゃないか」

という声が聞こえてきそうです。

おっしゃる通りです。でも、まずは、それでいいのではないでしょうか。

では、先のことはいつ考えるのか?

「先のことを考えられるくらいのエネルギーがあるとき」です。

弱っている時に、働くことがしんどい と思っている時に、余計なことは考える必要はありません。

そこに向き合える状態になったときに、向き合える範囲で向き合っていけばよいのだと思います。
まずは、人生の踊り場をやり過ごしましょう
本当の勝負どころで勝負できるようにするためにも。


次回以降は、もう少し先のことを考えること、IDGsについて、会社経営における共通点、などについて書いてみたいと思います。

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