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子育て回顧録~男子は強いものが好き

そういえば、次男はとにかく強いチームが好きだった。

我が家は、夫も私もスポーツが好きで、テレビで中継されているスポーツは、サッカー、ラグビー、テニス、駅伝、高校野球、水泳まで、とにかく何でも観戦する。特にワールドカップとかオリンピックの類は大好きで、種目に関わらず、日本人が出てたら何だって全力で応援する。

高校生になった次男が学校から帰ってきて「みんなあんまりオリンピックってみーひんねんな」と言ったことがある。どんな種目の結果もよく知っている次男は、「オリンピック、めっちゃ見てるやん」と言われたらしい。

次男の意思に関係なく、オリンピックやワールドカップ期間中はテレビのチャンネル権は母にあるので、次男も否応なく観戦することになるわけだが……。小さい頃からそんなかんじだったので、日本人ならジャパンを応援するのは当然だろうくらいに思っていたのかもしれない。

で、強いものが好き。という話だけど、まあ誰でも弱いより強いほうが好きだし、特にオリンピックのような国別対抗戦の場合は、日本人ならジャパンを当然応援する。たとえ負けたって日の丸を背負って戦うアスリートに対して、「よくがんばった!」「惜しかった!」とねぎらいの言葉をかけるものだ。

でも、うちの次男は違った(^^; 小学校に上がる頃にはさすがに強い弱いにかかわらずジャパンを応援していたような気がするが、小さい頃はとにかく強いほうを全力で応援していた。

負けるのが大っ嫌い!

たぶん、ただそれだけの気持ちだったと思う。例えば、サッカーの試合で、日本代表が1-0で勝っているときは、もちろん日本代表を応援する。でも、1-1に追いつかれたりすると、だんだん様子がおかしくなってくる。で、2-1で逆転されたりすると、相手がドイツなら「ドイツがんばれー」、相手がフランスなら「フランスがんばれ~」ってな具合で、日本代表への愛情なんてまるでないのだ。

俺に応援してもらいたかったら、強くなれ

くらいの態度に、お兄ちゃんは「なんちゅう上から目線の5歳児やねん」とあきれていたなあ。

自分が応援しているチームが負けるということが耐えられないから、試合を見ている最中に応援しているチームがころころ変わるのって、どうなん?みたいに思っていたけど、今では笑い話です。

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