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FUJIFILMの標準ズームどれにするのか問題

こんにちは。
神戸でフォトグラファー兼学生をしているGo Mitarai @otearai0312 です。

先日FUJIFILM X-T3を購入したことについては

こちらのnoteで触れましたが、それと同時に標準ズームレンズのXF16-55mmF2.8も手に入れました。FUJIFILMの標準ズームといえば、

・XF16-55mmF2.8
・XF16-80mmF4
・XF18-55mmF2.8-4
・XF18-135mmF3.5-5.6

あたりが候補になるかと思いますが、今回はその中でもXF16-55mmF2.8を選択した理由について書きます。


1.真っ先に候補から外れたレンズ

XF18-135mmF3.5-5.6

このレンズは周りで使っている人を見たことがなく馴染みのないレンズなので必然的に候補にはなりませんでした笑

①F値通しではない
私がFUJIFILMのカメラを使う理由の1つが絞りリングがついていることです。その優位性を最大限活かすためにF値は通しのものしか使用しません。

②暗い
フルサイズはある程度ISOをあげても解像感や色乗りが損なわれず便利なのですが、フジはAPS-Cなので経験則的にISOは最大でも1600以下には抑えたいところです(できれば800以下が理想)。基本的に夜撮影することはありませんが、朝方や夕暮れの時間帯も手持ちで機動力高く撮影したいので明るいレンズが必要です。

③描写を犠牲にしてまでもそこまでのズームが欲しいわけではない
高倍率ズームになるにつれ光学的に多少無理をすることになるので、写りが悪くなってしまうのは確かです。個人的には135mmも必要ではなく、それよりも描写を優先したいところです。


XF18-55mmF2.8-4

こちらはキットレンズにも関わらずF2.8始まりであり、小型軽量のためスナップシューターから評判のいいレンズですね。何よりリーズナブルなのでFUJIFILMさんやりすぎ説...笑
特に拘りがなければ最初はとりあえずこのレンズを選んでおいて間違いのない1本です。

①F値通しではない
上述したので省略します。

②描写が好みではない
実際に使用したことはないのですが、作例を見る限り線の出方や色乗りが好みではありませんでした。あとあと描写に定評のある上位レンズが欲しくなる未来が見えました笑

③防塵防滴ではない
これはそこまで優先度は高くないのですが、(単焦点は主にポートレートで使うのに対して)ズームレンズは雨や雪などの過酷な状況でも使用することがあるのである程度の堅牢性がほしい所ではあります。


2.XF16-80mmF4ではなくXF16-55mmF2.8を選んだ理由

多くの方がだいたいこの2つで迷うのではないかと思いますが、実際私自身も最後の最後まで悩みました。

①16-80の16-55に対するメリット

・軽くて小さい
だいたい1日の撮影では10km~20kmくらい歩き回るので軽くて小さいは正義です。ただフルサイズに比べると16-55も相対的に軽いので個人的にはそこまでメリットを感じませんでした。(逆にコンパクトなカメラしか使ってこなかった人には16-80の方が向いているかもしれません。)

・80mmまでズームできる
換算120mm近くなのでかなり表現の幅が広がりそうです。ただしその分画質が心配なのと個人的にはそこまでズームの必要性がなく、望遠は将来的にXF50-140mmF2.8を購入予定なので割り切ることができました。

・手ブレ補正
手ブレ補正搭載のボディを使用しているのであればそこまで気にする必要はないかもしれませんが、私のは非搭載のX-T3なのでこの部分はかなり魅力的でした。

・安い
中古良品で2万円以上の価格差があります。とはいえこの2万円で追加のレンズが買えるというわけではないので割り切りました笑

②16-80の16-55に対するデメリット

・描写力に劣る
上述しましたが、やはり高倍率化に伴って描写性能はどうしても落ちてしまうと考えています。ただし、最新設計なのでそこまで心配する必要はなく、比較サイトなどでも同等の描写力だと言われているものもあります。

・暗い
唯一にして最大の欠点はF4ということでしょうか。フルサイズであればF4でも十分かもしれませんが、上述したようにAPS-CではISOを上げたくないのとある程度のボケ感が欲しいのでF2.8を選びました。

こうやって書き出してみると16-80は素晴らしいレンズだと思いますが、個人的には評価軸の優先順位を

①描写力
②明るさ
③手ブレ補正
④高倍率ズーム

と置いていたため、上位2つで勝る16-55を最終的に選びました


3.16-55にした決定打

ここまで他のレンズと比較しながら書いてみましたが、最後に16-55を選んだ積極的な理由をまとめます。

①テレ端の換算85mmは意外と寄れる&将来的にXF50-140mmF2.8を購入予定

標準ズームにも関わらず換算85mmまで寄れるのは思ったよりも便利です。フルサイズの24-70だと望遠側が今ひとつ足りないと思うこともありますが、85mmでは圧縮感がかなり違ってきます。また、将来的にはレッドバッジの望遠ズームであるXF50-140mmF2.8を購入予定なので、標準ズームで80mmまで寄れる必要性はありませんでした。

②好きなフォトグラファーの方々が使用している

私が写真を始めるきっかけになった保井崇志さんもこのレンズを使用しており、また購入を検討する際に相談させていただいたTanaka MizukiさんKoya Hayashiさんも使用していることが決め手になりました。

③レッドバッジという安心感

FUJIFILMが画質に一切妥協していないレンズのみに与えられる称号"レッドバッジ"。機材を言い訳にしないで済むよう困った時はいい方を買えと過去の自分が言っていました笑

④慣れ親しんでいる

実は以前X-H1を使用していた際もこのレンズを愛用していました。その時も一切不満に思うことがなく基本的に付けっぱなしにしていたので、また使いたいという気持ちがありました。


4.最後に

実際1週間ほど16-55を使用してみてやはりこのレンズにして良かったと思っています。写りはもちろんですが、朝や夕暮れの薄暗い時間帯では重宝しています。
今回はあくまでも自分なりの評価や判断基準を書いてみたので、参考程度に考えてもらえたならと思います。
もしお悩みの方がいらっしゃいましたら相談に乗れることもあると思うので気軽にDM送ってください!

今回も最後までご覧いただきありがとうございます!
皆さんも良きフジライフを📸


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