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Mindsetで難しいことにチャレンジできる人に―マインドセットシートー

結果ではなく、経過をみてあげて、その努力と成長に注目したメッセージを送ろう

毎日子どもさんや夫、妻、友達、同僚、部下と接する中で「褒める」機会って色々あると思いますが、あなたはどんな風に身近な方をほめていますか?

褒めるときは、相手の特質(頭がいいね、もともとセンスがいいね、勉強しなくてもできる、など)ではなく、努力して成し遂げたことをほめるようにしましょう。穏やかな視点に立った褒め方はいくらでもあるはずです。うまい方法で粘り強く勉強や練習を重ねて何かを成し遂げたことを褒めればいいだけです。また、問いかけの仕方を工夫すれば、相手の努力や選択を評価する気持ちを伝えることができます。

たくさんのタスクや難しい課題を前にして、やる気をなくす人も少なくないと思います。また、頼んだ方も相手がいつからやり始めるのかな、早く終わらせてほしいと結果ばかり気にして、頼んだ相手を追い詰めたりすることもあるでしょう。そんな時はぜひ、取り組む姿を褒めてあげて欲しい、もし最後までできなかったとしても、途中までの頑張りを褒めて欲しいものです。そうすることによって、相手は完璧な結果やもって生まれた資質を褒められた時と違い「もう少しやってみよう」という気持ちになります。

経過を褒める練習を

結果ばかりを褒められて育ったお子さんは悪い結果がでると、もうできない、と決めつけてそこから先に進めなくなるようです。一方で、努力した経過を褒められたお子さんは、「まだやれる」というGROWTH MINDSET(成長型マインドセット)が起こって、難しいことにチャレンジする、そしてその過程を面白がる心が育って、大器晩成型の人間に育つそうです。
ハーバード大学の心理学教授キャロル・ドウエック氏の著書『MINDSET』
[やればできる」の研究に書かれています、ぜひ読んでみてください。

これは、子どもだけでなく、日々色んなことを勉強したり、チャレンジしている大人にもいえることではないでしょうか。

私の考えた、過程を褒めてやれる力を育みながら、目標や課題を終わらせるマインでセットシートは、学習やとりくむべき物の総量を把握して書き出し、達成したい日までの日数で割る、大切なのは余裕をもってスケジューリングし進んでいく(ずらしたり、早めたりしてもOK)取り組んだ過程を褒めて、学習やとりくみのMINDSETを喚起する書き込みシートです。

きっかけは子どもの中学受験

このシートを作ったのは、私の子どもが中学受験をする2-3か月前でした。
年明けすぐに始まる中学受験を前にした11月ごろから、各自で受験校の
過去問を何年分もやってください、と塾で説明を受けました。受験校数校
の10年分の過去の入試問題となると、テスト2-30回分にもなります。そのうえ、その時期は模試が多く行われ、その解き直し、塾の宿題、学校の宿題を日々やっていかなければなりませんでした。うちの子はスポーツ少年団にも入っていたので、週2日の練習や試合もあり、スケジュールが込み入っていて、何をどうすればいいのか、という感じで、親の私があたふたしていました。

全体量を把握したいという気持ちから

限られた時間の中で、やるべきことを全部終わらせて受験に向かわせるために、期限までの日にちを計算して、やるべき問題集や過去問の量をその日数でわって、余裕をもってマインドセットシートを作って全体感を把握するようにしました。そうすると、この予定表に従っやっていけばいいんだ、というのが目で見てわかり、焦る気持ちやストレスが少し和らいでいきました。今日は、これとこれね、という感じで迷いなく始められ、間違えたところを一緒に見直す、わからなかったら、塾のテキストや参考書でその項目を知らべ、覚えなおす、の繰り返し。できたら、マインドセットシートに〇をつけ、取り組んだ過程を褒め、受験前にやろうと思っていたことはやらせて受験にむかわせました。

子どもの中学の夏休みの宿題にも

このマインドセットシートは親子で取り組んだ日記みたいな感じで、これだけはやったから、という自信のようなものになったと思います。
この表は下の子の受験時も作って活用しました。下の子が志望中学に入学し、練習の厳しい野球部に入り、学校の勉強の量も増えてきて、夏休みに入る前から、夏休みの宿題がすごく多い、、野球部の練習もあるのに、、、。どうやったら宿題がおわるのかわからないと、途方に暮れ、やる気をなくしていたときにもまたこのマインドセットシートを子どもと一緒に作りました

宿題の総量を確かめてみたらわかったこと

各教科の宿題テキストを親子一緒に初めて開いてみました、そうしたら、
絵だけのページ、クイズのページ、豆知識のページなど、実際には
やらなくてもよいページが何ページかあることに気づきました。
そうすると、やるべきページ数が明確になり、思っていたより少なかった、
という気づきかがでてきました。減っていくと気分的にも得した気持ちがでてきて、親子ともに余計に宿題に対するストレスが減っていったのを
覚えています。そうすると子どものほうも、このくらいなら、部活終わって、早めに塾に行って学校の宿題する!など隙間時間をうまく使えるような
計画を立て始めました。こうして、安心して宿題に取り組み、早めに宿題を終わらせたのを覚えています。(全くチェックはしていませんが、、、)

何事も総量を知り、できる日数で割ってみること

これが1番わかりやすいと思います。どんなプレゼンもプロジェクトも検定試験も事前の準備なしでは達成や合格はありません。まずは総量を把握して、終わらせたい日にちで割って1回の量を把握してスケジューリングをしていくことが大切です。この経験を幼いころから積んでいれば、大人になって仕事しながら資格試験の勉強に取り組む場面や期限のある課題にももきっと焦らず、日々やるべき量をこなしていけると思います。

そして、自分で自分を褒める癖をつける

これもとても大事なことです。親子で取り組むなら、結果よりお子さんが取り組んだ姿勢を褒めてあげましょう。同じように、夫婦ならお互いがとりくんでいいることへの姿勢を褒め、感謝を述べることもとても効果がありそうです。部下や同僚に対しても、同じことが言えるでしょう。また、自分で自分を褒めることは、自分以外の人から褒められるのと同じ効果があるそうです。ぜひ、この表を使っていつ課題が終わるか不安に思う気持ちを開放して、やるべきことにとりくめる、穏やかに進める環境つくりをしてみてください。

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