博士がゆく 第12回「大学院進学時に研究室を変えるべきか?」
こんにちは。ドクター細胞くんです😎
今日はちょっと難題。
大学を卒業し、大学院に進学する際に研究室を変更するべきか?
自分の入学した大学よりも偏差値の高い大学に
比較的簡単に入れることから
一般的に「学歴ロンダリング」と呼ばれるこの方法
取るべきか?取らないべきか?
今日はそんな話をしていきましょう。
今日の記事を読むべき人
大学院進学時に研究室を変えるか悩んでいる人
大学院に進学するべきか悩んでいる人
研究室は変えた方がいい
これまでの「博士がゆく」で研究室の選び方から探し方まで紹介してきたことからも分かるように
細胞くんは大学院進学時に研究室を変えるべきだと思っています。
というのも細胞くんは変えなかったことを後悔しているからです。
その理由は
コネクションを広げる機会を逃した
研究室運営を学ぶ機会を逃した
アメリカではほぼ全員研究室を変える
からです。
1つずつ説明していきましょう。
コネクションを広げるチャンス
当たり前ですが、今いる環境を変えることには苦痛が伴います。
だからこそのメリット。
まずはコネクションが広まります。
第6回でも説明したように、研究機関への就職はほぼコネです。
そのため、自分の持つコネクションを
少しでも広げることは、
自分の就職を有利に進めるためにもメリットです。
分野を変えることがなければ、
学会でも学生時代の恩師と会う機会が結構あります。
問題は、大学時代の恩師である教授が
あなたが大学院を
別の研究室で過ごすことに反対した場合ですね。
大学院生が研究室にいた場合
研究室に補助金が出るなどのメリットが教授にはあります。
そんな金のなる木を他の研究室にとられてたまるかと激昂する教授もいるようです。(単なる噂であって欲しい。。。)
そのため
あなたが研究室を変えることに決めたことで
けんか別れ同様の離れ方をした場合は
コネクションプラマイゼロですね。
この場合は諦めるしかありません😓
研究室運営の方法をもう一例学ぶチャンス
もしあなたが、将来自分の研究室を持つ未来を思い描いているのなら
研究室を変えることは、研究室運営を学ぶ絶好のチャンスです。
隣の研究室の教授がどんな研究をしているのかは論文で解っても
研究をどう進めているのか?
研究費の使い道は?
共同研究はどう始めているのか?
などのマネジメントについて知るには
その教授の研究室に入らないと分かりません。
研究室を変えるということは
別の教授のマネジメント手法を学ぶ絶好のチャンスです
アメリカでは変えるのが当たり前
アメリカの大学では
大学時代を過ごす研究室と
大学院時代を過ごす研究室が異なります。
文化的な観点や大学システムの都合上
そのまま日本でもそうしなさいというわけではありません。
ですが
アメリカの学生が研究室を変える理由を知っておくことに、デメリットはないのではありませんか?
ということで早速周りにいる学生や教授に聞いて返ってきた答えをリスト化
教授が、学生は大学院進学時に研究室を変えるべきだと考えているため、そもそも受け入れない
学生が常により良い研究環境を求めている
学生時代の研究に飽きる
大学卒業後に一旦企業就職するパターン
実家から遠方、または近場に住んでみたい
色々ありましたが、僕が感じたのは
「それが常識だよね」
という雰囲気。
アメリカ人に
「ここでダメなら、どこ行ってもダメ」
なんて考え方はありません。
彼らは常により良い環境を求めているのです。
最後に
もちろん研究室を変えないメリットがあることも承知しています。
ですが
どうするか悩み
この記事に辿り着いた人には
ぜひ新天地で研究に臨むことをお勧めしたいです。
早速気になる教授に大学院進学を検討している旨のメールを送ってみましょう!
何ならアメリカ来ちゃいますか?😆
何か質問や相談がある方は以下の質問箱にどうぞ。
今日はこの辺で。
またね~♪
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