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博士がゆく 第24回「奨学金を借り続けた男」

こんにちは。ドクター細胞くんです😎

今日の記事を読むべき人

→博士課程に奨学金を借りて進学しようとしている人

~簡単に自己紹介~
・日本国内で感染症系の大学院に進学
・精神と身体をすり減らしながらもなんとか博士号取得
・博士号取得後、アメリカでポスドクを開始
・日本とアメリカでの研究環境の違いに愕然
・博士を目指す学生に同じ経験をして欲しくない
・その思いで本note「博士がゆく」を始めました
・博士を目指す学生がハッピーな研究室ライフを
 過ごすために必要な情報を毎日お届け
・ピザ大好き

以前の記事でもお話ししましたが、奨学金は借りずに済むなら借りるべきではありません。


親を頼り

アルバイトをする時間を捻出し

副収入を得られる方法を試し

それでもダメな時に

初めて手を出すべき

借金です。


ここでは貸与型奨学金を学生ローンとします。

私は学生ローンを

月額12~14万円

大学3年生~6年生の4年間

そして大学院の4年間借り続けました。

総額は8桁に上ります。

卒業後の現在

毎月の返済額は

5万円超


厚生労働省の調べでは、大学院修士課程修了者の初任給は23万9千円

一方で博士卒で企業に就職したブロガーの凡才博士さん(ブログ)は

基本給29万円からのスタート。

差額5万1,000円なので1,000円お得ですか?

とんでもありません。

学生ローンを借りて卒業した際に

借りた者たちが口々に言うセリフ

「マイナスからのスタート」

住宅ローンとは違って

学生ローンは

学生であるというだけで

ほとんど審査もなく、

低金利でお金を気軽に借りることができてしまいます。

「自分」という無形資産に
(資格の取得などで有形資産を得ることももちろん可能ですが)

借りたお金を投資することになるので、

目に見えた形で残るものもほとんどの場合はありません。

それでも借り続けた過去の私の学生ローンを、現在返済中です。

せっかくなので家計簿を公開しちゃいましょう。

借り続けた男の現在

収入や支出はアメリカでのものなので

日本とは相場が若干異なります。

手取り 25万円

家賃(光熱費込み) 140,000円
インターネット   6,600円
スマホ代      1,400円
ペット保険     5,000円
歯科保険      3,000円
食費やその他    24,000円
貯金        20,000円
学生ローン返済   50,000円

あぁ!!

学生ローン返済がなければ!

毎月7万円貯金できるのに!!!

ガーーーーーーーーーーーッデム!

それに研究者としての仕事は流動的で

私の現在の職場での契約期間は残り1年

その後今と同額の給料がもらえる職業に就けるかどうかも分かりません。

中々のプレッシャーです。

いいですね?

こうなりたくなければ、

安易に学生ローンに手を出してはいけません。

こちらの記事で、大学院でお金を得るための方法を簡単にまとめてあります。

簡単にお金を借りる決断をせずに、

やれることを試してから借りましょう。

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今日はこの辺で。

またね~♪

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