路頭に迷う


4月で大学4年目を迎えます。あっという間すぎる.....「学生」という守られた環境から外されるまであと一年ということです。

オンライン授業になり、様々な環境の変化を強制され、自らも3年に進級した際に幾つかに渡る選択をしたことで、自分の時間が大幅に増えました。と同時に一人の時間が圧倒的に増え、自分自身のこと、今後のキャリアについて考える時間も圧倒的に増えました。「自分は何者か」「何がしたいのか」「なんのために大学に行っているのか」「このままでいいのか」基本的に僕はポジティブ思考ではなく、ネガティブ思考なので常々漠然とした不安や焦燥感に襲われます。きっとこんな人は僕だけではなく多くの人に当てはまるのではないでしょうか。(そうあって欲しい笑)

そして、特に最近の大きな悩みの種は「なんのために大学に行っているのか」ということです。多くの大学生が在学途中に感じてしまう悩みに例外なく僕も突入してしまいました。


そもそも、僕が大学進学を考えた理由は2つあります。1つ目は、長年サッカーをやってきた経験から大学進学時に「まだプロサッカー選手になる可能性を捨てたくなかった」という思いがあります。高校卒業時点で可能性が1%でもあるならば、その可能性を少しでも高められるようにと、簡単には諦めたくありませんでした。2つ目は、大学生でサッカー選手だけを目指して4年間過ごすのは良くないと思っていた(あくまで個人の意見。4年間プロを目指してサッカーに取り組む人は本当に凄いと思うしカッコイイ)のでサッカー選手になれなかった時の自分を考えた時に当時は「指導者=体育教師」しかないと考えていました。そして、この2点を叶えられる要素が高い大学に行こうと現在の大学に進学しました。


しかし、今の自分はどうだろうか。プロサッカー選手の夢を諦め、教員にも魅力を感じなくなってしまい(教員のリアルを知ってしまった。それでも教員に進む同期には頑張ってほしい。教育は国の豊かさに比例するので)1,2年時必死に受講していた体育教師の教員免許を取得する授業も辞めてしまいました。


まさに、「路頭に迷っている」。あるいは「ちゃらんぽらんなやつ」とも思われるかもしれません。自分自身でもこれで良かったのか、他の選択肢がもっとあったのではないか、こうなって一般企業に就職するならば(今現在一般企業就職が6割で他の道が4割の可能性)他の大学進学や留学を選択するべきではなかったのか....たくさん思い悩むことは多いです。

そんな時にキングコング西野さんの「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」という本を読んで、「迷う」ことは恥ずかしいことではない。むしろ著しく変化する現代において立派なことなんだと勇気づけられました。(自分を正当化しているという風に思われた方は時間が無駄なのでこの先見るのを辞めて頂きたい)

(ちなみに西野さんについては賛否両論あると思いますが、僕個人は熱烈なファンでもなく、宗教ではありません笑。1つの考え方、1人の成功者、あるいはインフルエンサー?として参考程度にさせていただいています。)


話が脱線しますが、コロナ禍により自分の時間(一人の時間)が大幅に増えたことにより読書が習慣となりました。主に読むのはビジネス書と自己啓発本ですが。今後、本から得たきっかけみたいなものや感想みたいなものも取り入れて、要素の一つとしてnote内に組み込みたいと思います。


話を戻します。西野さんの書籍の中でこのような言葉に出会いました。

やりたいことを掛け持つことややりたいことに迷うのはこれからの時代を生き抜く術だ」「肩書がなくなっていく時代。頑張れば報われる時代は終わり、変化しなければ生き残れない時代


まさに、「迷っていた」僕にその「迷い」は間違いではないと勇気を与えてくれた言葉です。そう。僕は今、やりたいこと/やるべきことで溢れかえっています。3年時にプロ選手の夢と教員を諦めましたが、それは他にやりたいこと、やるべきことがあったからです。具体的には英語の勉強を始めTOEIC720取得、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め3級ファイナンシャルプランニング技能士取得、世の中の仕組みについて学ぶようになりました。また、以前からお話を頂いていた某芸能事務所の大物マネージャーの下、短い期間ででブレイクできるようにとマンツーマンでレッスンを開始。同時にサロンモデルとしての活動も本格的に始めました。更には、3年時夏からは就職活動を始め、数々の選考を通らなければ参加できないインターンシップに参加し、納得内定を勝ち取れるように、あるいは芸能関係にも進めるようにと、自らの選択肢・可能性を広げらるような取り組みを昨年1年間はしてきました。

これらの取り組みが必ずしも成功するわけではないし、成功するとも思っていません。でも、残り1年。たった1年。リスクを恐れずチャレンジ出来る「学生」という時間が残り1年間となってしまった今、チャレンジをたくさんして成功も失敗も経験しまくるしかないと思います。チャレンジの定義は人により異なると思いますが、僕なりのチャレンジの定義は「今いる環境から一歩足を踏み出すこと」だと思います。更なる成長を求めて、異なる環境に、他の人が出来ない経験を一歩勇気を出してしてみようよということです。

失敗はもちろん怖いし、恥ずかしいという思いはあります。ただ、ノーリスクあるいはローリスクである学生のうちにチャレンジ出来ない人、覚悟を決めて何かに取り組めない人はこの先もチャレンジ出来ず、自分の殻に閉じこもったまま選択肢が増えない人生を送ると思います。価値観や生き方は人それぞれなので、否定しているわけではありませんが、自分は違う価値観や生き方を持っているということです。

20代の人生は、忘れ難い断片に幾つ出会い、心を動かされたかで決まる

この言葉は、20代で得た知見という本から得た言葉=得た力です。


忘れ難い断片に多く出会い、心を動かされるような経験」を感受性豊かで体力も時間もある若いうちの「今」するために、迷いながらも必死にもがいて、自分なりの正解を見つようという姿勢、マインド、努力が大切なのではないでしょうか。


「正解のない人生において、一度きりの人生を出来る限り悔いなく送るために」

自分なりの正解、自分なりの人生を求めて、まずは残りの学生ラスト1年間。成功しようがしまいが、楽しみながらもがきたいと思います。



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