返歌🌸 共作小説【白い春~君に贈る歌~】第2章「海を眺めていた」③
【返歌】
帰り道 瞬く星の光
泣けてしまって 涙が止まらなくて
悲しい恋をしていた
そばにいることさえ できなかった
痛みを受け取ってくれるあなた
時を超えて まるでそこにいたかのように
あなたが過去を見てくれるから
涙も止まって 歩き出せそうだよ
愛で抱きしめられて
影が溶けていく
帰る場所はあなたの隣
そこにあなたがいるから
言葉がなくても伝わるよ
心と心が 響きあっているから
ずっと やすらぎたかった
陽だまりのようなところで
ちょっと疲れてたから
帰り道 空を眺めていた
憎んでしまった空に あやまりたい
空の優しさにも気づけないくらい
やさぐれてしまって
いつもと変わらない光なのに
星の光も眩しすぎて
光の違いもわからなくなるくらい
たぶん 疲れていたんだ
悲しい恋をしていた
そばにいることさえ できなかった
あの頃の傷が癒えなくて
帰る場所を ずっと探していて
あなたの言葉が
時を超えて あの頃の僕へ届く
あなたは春の光
凍った冬を溶かすような
あなたの手をとって
2人で歩きたいよ
満開の桜のような
喜びで満たして欲しい
帰り道は あなたと一緒
そこに光があるから
あなたが星なら
その隣で瞬く星になるよ
止まった時間が動き出す
あなたに あたためてもらったから
帰る場所は あなたの隣
悲しい思いは もういやだから
その手を離したくない
あなたと共に
帰り道を見失わないように
🌸この記事は仲川光さんの企画参加記事です🌸
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