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人生初コンサートは「おニャン子クラブ」だった
中学3年になる前の春休み、1987年4月4日に国立代々木第一体育館で開催された女性アイドルグループ“おニャン子クラブ”のコンサートへ行った。
「卒業記念 1987 おニャン子クラブSPRINGコンサート "おニャン子Sailing夢工場"」
テレビ番組『夕やけニャンニャン』放送開始初期からおニャン子クラブ会員メンバーだった樹原亜紀(会員番号6番)、国生さゆり(8番)、内海和子(13番)、立見里歌(15番)、高井麻巳子(16番)の5名が同グループを卒業すること指す。また、高井と岩井由紀子(19番)によるユニット・うしろゆびさされ組も実質的に解散となった。
いきさつはファンクラブ「こニャン子CLUB」に入会していた友人のM君が親戚のお兄さんと2人で行く予定だったけれど都合が悪くなり、白羽の矢が立ったというもの。
わたしがそれほどおニャン子クラブに興味がないことを知っていたが、なぜかちょくちょく関連したことに誘ってくれた。
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中学2年の開校記念日には、おニャン子クラブの衣装として人気があった渋谷の「セーラーズ」へ。
平日だというの店に入るまで1時間以上並び、数十人ごとに入店し15分ほどでレジを済ませ入れ替えみたいな繁盛ぶりだった。
彼は万札を握りしめトレーナーなどを購入、わたしはキーホルダーひとつをゲット。
店の前にあった公園で休憩したのを覚えている。
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さらに夏休みには、とんねるず主演の映画『そろばんずく』にも誘われた。
目的は同時上映のニャン子クラブ主演『おニャン子ザ・ムービー+危機イッパツ!』だった。
駅前の映画館で観たこと以外、内容などは全く覚えていない。
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コンサート当日、ほぼ私服を持っていなったわたしは上下MIZUNOのジャージで参戦した。
熱狂的なファンたちは、背中にファンの名前が書かれた法被を着てハチマキを巻いて会場入りしていた。
アリーナ席で待っていると、海賊船に乗ったメンバーが現れパフォーマンスが始まった。
自意識過剰気味だったわたしは、歓声に包まれるメンバーをよそにジャージの違和感を気にしていた。
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