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無観客試合のレッドスター対ミランになぜかプレスとして入れてしまった話

ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド32、レッドスター・ベオグラード対ACミランはセルビアの首都ベオグラードにおいて無観客で行われた。そこになぜ一介の日本人女性が報道関係者として入れてしまったのか、それだけで激レアさんを扱う某番組に出演できてしまうほど長い話になりそうなのでここでは割愛するが、とにかく、コロナ禍をくぐり抜けてセルビアにたどり着いた私はプレス申請に成功し、物々しい警備の中、レッドスターの本拠地である通称「マラカナ」に入ったのであった。

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試合に先立って、レッドスターのサポーター向けテレビ局であるZvezdaTVにボスコ・ジュロヴスキー氏となぜか出演する。ボスコ氏はレッドスターで長年キャプテンも務めたクラブのレジェンドの1人で、出身のマケドニア代表監督をはじめ、名古屋グランパスと京都サンガでも監督経験のある人物だ。ピクシーの愛称で知られるドラガン・ストイコビッチが近々セルビア代表監督に就任すると言われているが、2008年から2013年まではそのピクシー監督のヘッドコーチとして名古屋グランパスのリーグ優勝にも貢献している。なぜそのような大物とテレビ出演をしているのか、それもまた長い話なのでここでは割愛せざるを得ない(決してなにかを隠しているわけではなく、単純に長い話なのだ)。スタジオはレッドスターのスタジアム内にある。

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やたらいい感じに写ってはいるが、実際はぐっだぐだのセルビア語でなんかしゃべっている。こんなんでテレビに出ちゃったことを今は反省している。許して。

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突然のテレビ出演に動揺を隠せないまま、メディアセンターと呼ばれるマラカナの報道関係者用シートに移動。スタッフのひとりが右も左もわからなさそうな日本人女性のために付きっきりで席までご案内してくれてしまう。ありがとうございます。

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私の本業とフィールドワーカーとしての活動については、これまたここで語り始めると2ndレグが始まってしまうので割愛するが、もともとはサッカーとは全く関係ない世界の人間で、試合内容について雄弁に述べる勇気は今の私にはない。ここでボスコ氏のコメントなどねじ込みたかったが、「お前が思うように書け」と言われてしまったのでそれもかなわない。その手のご専門の方々にお任せしたいと思う。

レッドカードで1人少ない90+3分の劇的同点ゴールシーン。関係者しかいないはず?のマラカナだが、チャントもブーイングも響き渡るのはなぜ。

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25日(木)現地時間21時、アウェイのサン・シーロで2ndレグが行われる。ミランは先週木曜のレッドスター戦の後、週末のインテルとの首位攻防に0-3で敗れ、明らかに調子を落としている。大舞台の無観客試合になぜかプレスで入れてしまう奇跡を起こした身としても、レッドスターの勝利に希望を感じずにはいられない。

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