パー
パー!暑いし怠くて、日記でも書かないと頭がパーになってしまう。パー!パー!
俺はパーになってしまう訳にはいかねえ。だが、何を書くか。思い浮かぶ事といえば、スケベな身体をした女だ。
乳!暑いから女は薄着をする。
肌にピッチピチのノースリーブで強調されたボディライン。脇!ピッチピチのジーンズと凶器じみた高ーいヒールで強調された、尻!すげえ!ガン見しちまう。ガン見したらお姉さんに嫌な顔されちゃうよ。だめ。ハァ……俺はだめな男だ。パー……
若い頃はドスケベな格好をしたOLなんて全然興味が無かったのに。
それどころか、社会適応しやがって!くそつまんねえ奴らだ!とヘイト対象だった。
もっとサブカル的な、ロックフェスに行く様なカジュアルな女の子や、高円寺をウロウロしてるような古着少女が好きだった。
歳を食って女の趣味が変わってしまったのだろうか。
グラビアアイドルの肉体は半端がない造りだが、どこかやり過ぎな感じがする。
街を歩く会社勤めの美女の方が常識性と社会性があり安定してそうだ。
本当の美人で安定してる人は、水着になって雑誌に載ったりせずに普通に就職して働いてるんだな。
若い頃は、水着になってる紙やJPEGの人でしか美人を知らなかった。いや、知ってる様で知らなかったんだよ。そこにしか美女はいないと思ってた。はい。
で、容姿が整って尚且つ、頭のネジが締まった社会人女性と、俺はこの先の人生で一体何回会話する事があるのだろうか。
ましてやハグしてもらう事など……と、年頃の不安に襲われてしまう。
若い時はこれから俺はモテるかもしれねえ!という根拠無き自信があったわけだが、いよいよ俺も……ああ。パーになっちゃうよ。パーだよ。パー。
俺はパーになってしまう訳にはいかない。パーになっちまったおじさんほど危険な人間はいないからな。パー。パーパーマーマー。
パーマン。
パーマンってすごいネーミングだな藤子先生。
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