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食のデータアナリストが解説「ぐるなびの食データ」はここがすごい!

食やITなど様々な領域において深い知見を持ち活躍するぐるなび社員を「ぐるなびスペシャリスト」と題してご紹介。今回はぐるなびの持つビッグデータを活用し、食に関するデータをさまざまな角度から分析する、食のデータアナリストの山本瑛美氏の活動についてお伝えします。

はじめに

みなさん、こんにちは。株式会社ぐるなび プロモーション事業部 プロモーション企画部の山本瑛美と申します。私は2007年にぐるなびに入社し、メールマガジン等の運用業務を担当した後、2017年から現在まで食に関するデータ商品の企画業務を担当しています。

昔から食全般に興味がありぐるなびに入社しましたが、中でも韓国料理とスパイスカレーについては、自分の個人的な興味で関心を持ち始め知識を深めていきました。現在では「ぐるなびスペシャリスト」として、韓国料理やスパイスカレーに関連する案件について他部署からご相談をいただいたりしています。

韓国料理のためにハングルを学ぶ

韓国料理との出会いは、日本で韓国ドラマが流行り始めた2004年、友人と初めて行った韓国旅行でした。その際に韓国料理の魅力に目覚め、現地の飲食店のメニューに書かれているハングルを読めるようになりたいと思い、大学在学中に韓国語の勉強を始めました。その後日韓交流サークルに所属したり、短期での語学留学も経験しました。以降年1~2回のペースで足を運んでおり、現時点で30回近くの渡韓歴となります。

2023年は2回韓国へ行きました。

スパイスカレーの沼にハマる

スパイスカレーについてはまだ自分の中での歴史は浅いのですが、2018年頃書店で偶然目についたスパイスカレーのレシピ本『はじめてのスパイスカレー』を購入したことがきっかけでした。本に掲載されているレシピを週2~3回のペースで片っ端から作っていき、スパイスカレー作りの楽しさ・奥深さにどんどんハマっていきました。そして本の著者であり、スパイスカレー界の第一人者ともいわれている水野仁輔さん主催の「カレーの学校」開催のお知らせを見つけ、即入学を決意しました。いわゆる料理教室ではなく講義形式で、3か月という短い期間でしたが、カレーの歴史やスパイスの理論などカレーの本質について学ぶことができました。

自作のポークビンダルーです。

このように得意分野は韓国料理とスパイスカレーですが、業務では食全般のトレンドをデータを通して考察・分析しています。今回はぐるなびの持つデータサービスの活用についてご紹介させていただきます。

ぐるなび独自のメニューデータで食トレンドを分析

現在、食品・飲料メーカー等に販売している『ぐるなびデータライブラリ』というBIツールの企画業務を主担当としています。

キーワードを入力するとリアルタイムで必要なデータが抽出できます。

正確なPOSの情報(市場性のある情報)がないと言われる外食市場において、今まで数字で見ることができなかった情報を定量的に把握し、データに基づいた意思決定・施策をすばやく実行するための分析・レポーティングを実現できる業界初のツールとして、2017年にリリースされました。

本ツールには、ぐるなびの飲食店ページに掲載されているメニュー情報を取得することで飲食店での取扱状況を示すデータ「取扱指数」や、消費者の検索状況を把握できるデータ「検索指数」を搭載。取扱指数は、約7万店の飲食店自らがぐるなびに登録する正確な一次情報のメニューデータを元にした指標であり、他社の口コミサイトなどを元にしたデータと大きく異なる特徴です。またこちらはエリア・業態単位での分析も可能となっています。

さらに、唯一無二のコンテンツとして、次に流行するメニューを毎月5つデータで導き出すコンテンツ「トレンド予報」も搭載しています。メニューの選出には東大の研究室と共同開発したぐるなび独自のロジックを採用しています。過去の気温・風速・湿度などの蓄積データから未来の天気を予測する天気予報のように、取扱・検索・予約データなどを多角的に分析しメニューを導き出すことを可能にしています。

撮りおろしのメニュー写真と一緒に、メニューの基本情報と流行のポイントや背景を
解説しています。

「ぐるなびデータライブラリ」の他にも、クライアント様のニーズに合わせてオーダーメイドでデータを抽出・分析するビッグデータサービスや、考案も含めたトレンドレポートも提供しています。(詳細はこちら

これらのサービスは主に食品・飲料メーカー様や流通・小売業様に、新商品開発の指標や市場把握としてご活用いただいたり、特定ジャンルのネクストトレンドキャッチにご使用いただいています。

定番メニューの傾向や流行メニューの予測など、食に関する考察は定性で行うことも一般的に少なくありませんが、ビッグデータを使い定量的に分析し裏付けをすることで、確実性や説得力の向上が期待できます。

データを使った食トレンド分析の記事発信

これらのメニューデータを活用している取り組みとして、ぐるなびが食トレンドの分析を発信している媒体をご紹介します。

ぐるなびマーケティングソリューション

『ぐるなびマーケティングソリューション』とは、ぐるなびが提供する企業・省庁・自治体様向けのソリューションやサービスの紹介サイトです。本サイト内の記事コンテンツNOTEで記事の発信を行っています。肉料理・麺料理・スイーツ・ドリンク…など毎回様々なジャンルをテーマに、データをベースにした分析をご紹介しています。
ぐるなびマーケティングソリューション NOTE

トレンドに関する記事は月に2回発信しています。

月刊レポート

『月刊レポート』には、ぐるなびマーケティングソリューションのテーマと連動した該当ジャンルの増加率ランキングと注目メニューを掲載しています。本レポートは「ぐるなびデータライブラリ」内に掲載している他、飲食店向けのLINEでも配信をしています。

最新号のテーマは「米飯ニュー」

みんなのごはん

過去にはぐるなびが運営しているグルメ情報コンテンツ『みんなのごはん』でも、データをベースに様々な切り口で食トレンドについて分析・考察した記事を掲載しました。

ぐるなびが持つ食のビッグデータ

今回はぐるなびが持つ食のビッグデータの特徴についてご紹介させていただきました。

「ぐるなび=飲食店の情報サイト」のイメージが一般的かと思いますが、ぐるなびでは食のビッグデータにも力を入れているということが少しでも伝わっていましたら幸いです。

より有益な食の情報が提供できるよう引き続き取り組んでまいりますので、ぐるなびの持つ食のビッグデータに是非ご期待ください。


ぐるなびデータライブラリ

サービスについてのお問い合わせやトライアル利用のご希望は、こちらからお願いいたします。
※現状食品・飲料メーカー様・流通小売業様のみへの販売となります。ご了承ください。

ぐるなびマーケティングソリューション

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