見出し画像

AI活用で業務改善!~GMO NIKKOに新設されたクリエイティブAI部門のお仕事をご紹介~

こんにちは!GMO NIKKO宮崎オフィス 公式note編集担当の半田です。

今回は、2023年9月にGMO NIKKOに新設されたクリエイティブAI部門について、宮崎メンバーのお仕事内容をご紹介します!


クリエイティブAI部門の業務とは?

ー何をする部門なのか?

AI活用で『最高効率』と『最高品質』を生み出し、新たなクリエイティブを顧客へ提供することをミッションとして掲げています。2023年9月から始動した部門なので、今後はAIを活用して、新しい業務プロセスで制作したクリエイティブで広告運用が開始されている状態を目指しています。

ー具体的な業務内容とは?

AIクリエイティブ部門では、2つの専門領域に分かれています。既存業務プロセスの効率化から、新業務プロセスの構築、その検証と実装を目指しています。

①クリエイティブAIプランニング領域
 ■既存プランニング工程の分解・分析 ⇒ AI選定とAIを活用した効率化のフローを構築
 ■クリエイティブプランニング ⇒ 商材理解・ターゲット理解・クリエイティブ設計までの新フローの模索・検証・構築
 ■クリエイティブ分析 ⇒ TapClicks(※)を活用した分析手法の確立、バナーの効果予測モデルの模索と検証

※TapClicks とは・・・
マーケティングのダッシュボード構築とデータ取得を一元管理できるレポーティングツールです。

②クリエイティブAIデザイン領域
 ■既存クリエイティブ制作工程の分解・分析 ⇒ AI選定とAIを活用した効率化のフローを構築
 ■AIを活用したクリエイティブ制作の新工程の構築 ⇒ 制作手法、表現方法、制作工程を含めた新フローの確立
 ■クリエイティブの大量制作+クオリティ担保のフロー構築 ⇒ デザインの設計図生成、自動制作、自動リサイズなど


AIを導入することで実現できること

ーAIを導入することで、実現できることは?

今まで各工程で人間がおこなっていた、画像・動画制作、Webページ、広告のテキスト文作成、データ分析などの作業において、さまざまなAIツールを導入することで、各工程の作業をAIで対応し、微調整だけ人間が対応するという、新しいフローが可能になります。人間がおこなっていた制作やデザインの一部をAIが担当することで、効率的で高品質な制作物を生成することができます。これらのポイントからAIの導入により、従来の方法では「難しかった」「時間がかかっていた」制作物の生成やデータ分析が、より効率的且つ高品質におこなえるようになるというメリットがあります。

具体的にどのような工程が効率化できますか?

AIを導入することで、従来人間が手作業でおこなっていたデザインの制作工程やデータ分析などを自動化、高速化したり、全体の業務効率を向上させることができると思います。たとえば、商材やターゲットのリサーチ、訴求やキャッチコピーの作成、素材の制作、広告配信後の検証やデータ分析など、これらの作業をさまざまなプロンプトや条件をAIに与えることで、将来は各工程の作業をAIが対応し、人間が別の作業に時間を確保することが実現できるようになります。また制作量の増加やリソース不足の問題を改善することで、少ない時間で質の高いデザインや広告の制作が可能になります。現在、制作された素材を再確認するためのAIツールを業務改善グループと連携し、将来的には活用できるように開発を進めています。

ークリエイティブ制作時に活用できる、おすすめのAIツールを教えてください。

以下2つのAIツールをおすすめします。

【Midjourney】

Discordというチャットアプリで画像生成ができるAIツールです。「/imagine prompt」の後に、生成したい画像のテキストを入力するだけで、簡単に画像を生成することが可能です。

【Stable Diffusion】
入力したテキストをもとに自動で画像生成するAIツールです。 作成したいイメージをテキストで入力するだけでクオリティの高い画像を作ることができ、さらには商用利用することも可能です。

他にも「Runway」「Adobe Firefly」「Figma」「Canva」「ChatGPT」など、さまざまなAIツールもクリエイティブ制作に活用できます。また、クリエイティブ制作以外で活用できる「Notion AI」というAIアシスタントサービスのツールも今後使用していきたいと思います。
現代ではさまざまなAIの最新情報が行き交うため、最新のAI情報を部門全体で共有し合うことがとても大切です。


生成AIで制作した画像をご紹介します!

ー生成AIで制作した画像をご紹介します!

【画像 1】
AIツール「Adobe Firefly」にて生成。

プロンプト ⇒ Futuristic+IT-complex-rushing-feeling-vortex-robot-looking-at-computer
※画像の文字は後付けですが、Adobe Fireflyのテキスト効果というAI機能で生成が可能です。


【画像 2】
AIツール「Adobe Firefly」にて生成。

①元素材 ②画像生成(ワインを持つ猫の手) ③バナー化(※)
※架空のワインボトル ⇒ Midjourneyにて生成。
※架空のワインの名前・キャッチ ⇒ ChatGPTにて生成。


【画像 3】

AIツール「Adobe Firefly」にて生成。


【画像 4】

AIツール「Adobe Firefly」にて生成。

「○○な犬」をテーマに、AIツールにてさまざま様々な画像を生成。

このようにAIにプロンプトを読み込ませたり、指示をすることで、さまざまな画像を生成することが可能となります。最初は遊び感覚でAIに触れていくのも良いと思います!


AIを活用して実現していきたいこと

ー今後の目標を教えてください。

新しい情報のキャッチアップや、その情報を組み合わせて、まだ実現されていない新しい手法を生み出していきたいです。自身の業務にも実際にAIを取り入れ、GMO NIKKO社内全体へ波及していきたいと考えています。また、少ない時間で質の高いデザインや広告の制作をおこなうための業務効率化も検討しています。制作量に対するリソース、難しい要望等への対処等、さまざまな課題をAIを活用することで解決し、より多くのクリエイティブを効率的に制作することを目指していきたいです。


今回は、GMO NIKKOに新設されたクリエイティブAI部門についてご紹介しました。

少しでも多くの方に業務内容を知っていただき、一緒に働ける日が来ることを楽しみにしております。
ぜひ私達と一緒にAIで運用型広告のクリエイティブ制作を行いませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


Text & Directed by.Atsuko Handa



この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?