Gメン日誌04

とあるスーパー
今日は、なんと近くのホテルに天皇陛下が御宿泊するということ。
そんな中でも万引きは後を絶たない...

朝いつものように主任にご挨拶をすると、主任から「13時くらいに来る女が怪しいのでよろしく」との話いただいた。昼飯はその女が帰った後からでいいかな?と考えながら巡回。
12時20分くらいにお茶売り場でその不審な女を発見!

様子を見てると、さっそくお茶をマイバッグに隠しいれたのを確認した。
万引きを慣れている様子。こういう人は癖になってしまっている。
なので、また何か入れるかと、追尾をはじめる。

するとそのまま普通に買い物をはじめ、ほかの物は何も取らずに、カゴに入れていた物だけをレジで精算した。
確認したお茶はマイバックの中に入ったまま…

そのまま店の外に出たので万引き確定。

追いかけ声をかけたが、「払ってある!」とか「払えばいいんでしょ!」とか、よくある逆ギレ状態。自分のやった行為に対して悪びれる様子がまったくない。何を言ってもダメなので無理やりくらいに事務所に同行いただいた。
そしてたとえお茶だけでもダメなものはダメだと店長さんからも言われ、しぶしぶ詫び書にサインをしてもらったが、緊張で手の震え半端なく、地震計のごとき字。書き直しても女の震えは止まらず、結局誰も読めない字なので女の情報が登録してあるスーパーのカードを借りて入力。
罪を認めない女だったので、おまわりさんが4人もきた。顔なじみのおまわりさん。お巡りさんからも厳しく注意された。
結局女は認め反省の色も出し、とりあえず微罪で済んだ。

しかしこの女は、パン祭りのシールだけを剥がして持って行くという常習犯だったらしく。とても迷惑な女だったらしい。

後日「捕まえてくれてありがとう」と店長さんやスーパーの従業員さんたちに喜ばれた。

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