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僕が経営者として大切にしているたった1つのこと

グルコース安達です。締め切りが守れず心苦しいです。

先人たちになにか良い方法はないか聞いてみたところ、どこかの閉鎖的な施設(スーパー銭湯とか外出できないやつ)で、書き終わるまで帰れません、をやると良いらしいです。
文豪をホテルに缶詰するのは正しい行いなんですね。


今回は僕が会社を経営するうえで大切にしていることを書きます。色々考えたのですが、結局1つのことに集約できるのかなと思っています。個人的な考えなので賛否あると思いますが、グルコースを知っていただくにあたってのひとつの参考になれば幸いです。


場を作ること

僕が経営者として大切にしていることを考えていくと、それは、それはただ1つ「場を作る」ということに集約されるかなと考えています。

製造業であれば「工場」をつくって付加価値を作っていくわけですが、僕たちオフィスワーカーは自分たちが労働者であり生産機械であるわけなので、この抽象的な「場」をいかに良いものにしていくかと言うのが責任者に求められることではないでしょうか。

・気持ちよく働ける場であること

Team Geekみたいな本が出てから時間が経ちましたが、まだまだ「心理的安全性って当たり前だよね」とはなってないのを感じます。
この前も「心理的安全性は甘え。仕事は辛いもの。負荷をかけられる中で結果を出してこそ真のビジネスマン」みたいな話を仰っている方がいて溝の深さを感じました。

そういう方は心理的安全性が高いというのはプレッシャーがない、ぬるい環境だと理解されているのかもしれません。そうではなく根本から理解が違っているんだけど、どう言ったもんかなぁと思って口をつぐんでしまいました(心理的安全性がなかったので……)。
僕はむしろ、プレッシャーをどのように前向きなリスクテイクに変換していけるのか? そういったことについてチームで取り組める環境をどうやって作っていくのか、そのための指標として心理的安全性という概念があるのだと思っています。

「自由である=責任が無い」なんてことはない

心理的安全性を軽視される方は、「自由」を嫌われていることが多いなぁと思います。自由=規律がない=だらしがない、みたいに捉えられているかもしれません。
これは全く違っていて、自由と規律は対立はせず両立すると僕は考えます。
僕の母校は「自由な校風」で有名なところでしたが、教師は「自由と無責任を履き違えるなよ」と常々言ってきていました(そしてその時はよくわかってなかった……)。

みなで一つの場にいる以上、目標なりが必ずあるはずです。
目標がある以上、「何をしても良い、むしろ目標達成しないのも自由」みたいなスタンスは成りたたず、それを心配しないといけないということは、そもそもカルチャーフィットしていない、場が作れていない、そういう場を作るってことに興味がなく採用している、といったことではないかなと思います。

・成長できる場であること

素朴に考えても、中途ましてや新卒での採用で入社即フルスロットルのパフォーマンスを発揮するなんてできないわけで、会社に長く居続けてもらって仕事に慣れ、そのなかで個人が成長して専門性を発揮してもらう、その事自体が会社の成長の原資になる。だから、長く居続けてもらう、そして成長できる場であることが求められます。

ソフトウェアエンジニアのブログのテーマにしばしばなるように、「エンジニアって自分の時間も自己研鑽に励まないといかんよね」みたいな空気感ってあるように思いますが、まぁなかなかに難しいですよね。
グルコースで採用するときに、プログラミングが好きかな、っていうのは基準の一つでもありますし、僕自身も好きですが子供が生まれてからはなかなかそういった時間を作れていません。
なので、日々の業務の中で成長できるというは、我々のような会社では必要条件です。

そのためには、案件の中で確実にやる部分とチャレンジする部分を見極められているのか、みんなの配置・課題設定なんかを適切にやれてるのか、クライアントと社員両方が満足しているのか、というのが会社としての課題となります。

・輝いて見える場であること

僕が「グルコースを作ってよかった」、社員が「グルコースで働いててよかった」、胸を張って言える場になると本当にハッピーだな!とは思いますが、実際にそれってめちゃくちゃ大変なことです。もちろん僕らはまだまだその高みに達していません。
でも、逆に「こんな会社作らなきゃ良かった / 働かなきゃ良かった」みたいなことを潰していくのってはそれに比べて断然簡単で、改善する意志、間違えを認める態度、指摘できる雰囲気があれば前に進みます。

クライアントの皆さんに、「グルコースに依頼して良かった」と思ってもらうっていうのもこれと同じ話で、点数を増やすってのも大事ですが、「なんなんだこいつら」って思われないように、そして思われてもすぐ修正できるように、失点を減らす方向の努力というのがまずできてこそだと思います。

話がちょっとズレるのですが、僕の長男がちょうど中学受験戦争真っ只中なのですが、模試を見ていると「当たり前に解けていてほしい問題」(漢字とか、計算問題とか、いわゆる大問1)がしっかり解けていて、その他の応用問題も最初の小問1・2ぐらいができてる、つまり、ちゃんとやっていてほしいところが全部解けている、という状態だと偏差値60ぐらいの上位層になるんだな、と興味深かったです。
逆に最後の問題(だいたい一番難しい)が解けていても、当たり前に解けていてほしい問題をミスっているとそんなに成績良くならないんですよね。

会社も同じで、尖りまくってても他がダメだったらダメ会社なので、まずちゃんとせんといかんところをちゃんとやっていこうの方針で行こうと思っております。

その上でそういったことを思っているだけではなく、正しく伝える、ということで会社ブログも始めてみました。

がんばります!!


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