「生成AI✕マーケターについて学ぶカンファレンス」をAIと一緒に作ってみた | ②登壇者へのお声掛け
こんにちは。株式会社ガラパゴスの達川です。
さて、今回はカンファレンスに登壇いただく方々へお声掛けさせていただいた際のエピソードについて書きたいと思います。
カンファレンスのテーマはもちろん重要ですが、「誰が登壇するか」はカンファレンスの色を決める最も重要な要素です。
最初にお伝えします。本当にすごい方々に登壇いただくことが決まっています!ぜひとも「誰が登壇するんだろう」と想像しながらお読みいただけると幸いです。
シリーズ記事となりますので、企画編をまだご覧でない方は以下よりぜひご覧ください。
▼「生成AI✕マーケターについて学ぶカンファレンス」をAIと一緒に作ってみた | ①コンセプトメイキング〜資料作成
また、カンファレンスの開催日は7/12(水)です。ご予約も受付ておりますので、ぜひ下記リンクからお申し込みください。
▼お申し込みはこちらから(オンライン無料&アーカイブ配信あり)
まずは伝えたい、感謝の言葉
この後ご紹介させていただく登壇者の方々は、我々の考え方やチャレンジに共感し登壇について快諾してくださいました。
皆さまには本当に感謝の気持ちで一杯です。
ここで改めてお礼を伝えさせてください。
ありがとうございます!
正直なところ、さまざまな方へお声掛けする中でお断りやご連絡をいただけなかった方もいらっしゃいました。途中で登壇をキャンセルされた方もいらっしゃいました。
日々ご自身の活動に取り組まれている中で、初回のカンファレンスであり、未知の要素が多い我々のチャレンジに時間を割くのは難しいと感じられるのは当然です。
しかし、そんなチャレンジに少なからず共感いただき、登壇をしていただく意思決定をしていただいた皆さまには感謝しかありません。
あらゆる角度からAIについて学べる場に
今回のカンファレンスは「AIとマーケターがマーケティング領域において、どのように価値を創造していけばよいか」をテーマにしています。
しかし、一口にマーケティングと言っても、さまざまな業務領域が存在します。
AIの登場はマーケティング領域のさまざまな面で影響を与えることが考えられます。
議論における双方向性を重視
登壇者へのお声掛けにあたり重要視したのが、「AIの専門家側」「マーケター側」の双方に意見を聞ける場を作りたい、ということです。
「マーケターが思うマーケティング領域におけるAI活用」
「AI専門家が思うマーケティング領域におけるAI活用」
どちらかだけだと、視点としては片手落ちです。
見に来てくださるお客さまが
「それってポジショントークなんじゃないの?」
と思ってしまうような偏った人選にならないよう、それぞれの領域のスペシャリストにご登壇いただきたいと考えました。
AI専門家へのゼロからのアプローチ
人選における設計も重要ですが、何より重視したのは、
「この人の話を聞いてみたい」
というところです。
「AI✕マーケター」という領域で何を考えているのか、僕自身が心から聞いてみたいという方々にお声掛けをしました。
運良くつながりがある方もいれば、そうでない方もいらっしゃいました。
とくにAI専門家の方々へのお声掛けは、想像通り、いや想像以上に苦労の連続でした……
というのも、弊社は2016年から独自AIの開発も行っていますが、外部の専門家のアドバイザーの方を迎えているわけではありません。
ですので、「AI領域の専門家」とのつながりがなかったのです。
さらに現在の生成AIブームど真ん中なこともあり、どの方もお忙しい状況。
忙しさは理解しつつも我々のカンファレンスに、専門家の視点を取り入れたいと思い、粘り強くお声掛けをいたしました。
結果として、お忙しい中にも関わらず素晴らしい面々が我々のカンファレンスへの登壇を決めてくださいました!
ここからご登壇者の方々をご紹介させていただきます。
豪華過ぎるご登壇者の方々
最終的にはなんと10社もの方々にご登壇いただけることとなりました!
皆様、本当にありがとうございます!
まずはAIの専門家のご紹介です。
厳密には生成AIを研究開発し、提供する立場にある方々です。
Stability AI Japan | Head of Japan ジェリー・チー氏
画像生成AIツール「Stable Diffusion」を開発したStability AIの日本法人ジェリー・チー氏。
まさに、今の生成AIブームの口火を切ったのが「Stable Diffusion」です。イギリスのStability Ai がオープンソース化し、2022年8月22日に一般公開したモデルです。
個人的には間違いなく将来歴史の教科書に載る出来事だと思っています。
そのStability Aiの日本法人のヘッドに、今回のカンファレンスのトップを飾っていただきます!
もちろんつながりがあったわけではありません。いきなりのご連絡で失礼は重々承知の上でしたが、「AIの専門領域の方としてお声掛けするならこの方だ!」と思っていたので、ネットに公開されているチャネルからコンタクトを取らせていただいたところ、快諾していただけました。
生成AIブームの立役者であるStability AIの方から、マーケティング活用に関するお話が伺えるだけでテンション爆上がりです。
マーケティングの現場でもStable Diffusionが積極的に使われ始めていますが、この状況下で「これからAIはどう進化」して「どうマーケターと共存していく未来があるのか」という話を、弊社代表の中平が深掘ります。
▼「Stable Diffusion」の活用事例
THE GUILD | 代表 深津 貴之 氏
生成AIといえばこの方。THE GUILD代表の深津貴之氏にもご登壇いただきます。
2022年8月22日に投稿された以下のnoteは瞬く間にネット中に広がりました。
▼note URL | 世界変革の前夜は思ったより静か
まさに生成AI「Stable Diffusion」の公開のタイミングでしたが、その前から深津さんはTwitterで生成AIによる可能性をいち早くキャッチアップし情報発信し続けておられました。
その後生成AIの普及とともに、深津さんがメディアなどに露出する機会も増えており、とてもお忙しい中にもかかわらず、今回ご登壇いただけることとなりました!
現在では、Stability AI のアドバイザーも務められています。
生成AIに関しては様々なメディアで情報発信されておりますが、今回は「生成AI×マーケ」というマーケティング領域でのお話と、さらにビジネス領域での「生成AI×日本の勝ち筋」について、徹底的に掘り下げたいと思っています!
Meta Platforms, inc. | アカウントマネージャー 田島 なおみ氏
FacebookでSNS時代を切り開いたMeta社の田島なおみ氏。
皆さん、Meta社といえば「メタバース」と思っていませんか?
実は生成AI領域で最重要プレイヤーとしてのポジションを確立しつつあるのがMeta社なのです。以下のようなニュースも取り上げられていたのでリンクを載せておきます。
▼「オープンソースは脅威」「勝者はMeta」「OpenAIは重要ではない」などと記されたGoogleのAI関連内部文書が流出
▼米メタ、生成AIを導入へ インスタや通信アプリで
軽量化されたラージランゲージモデルやテキストから動画生成を可能にする「Make-A-Video」の展開や、米国向けに既に画像生成AIサービスを展開されているなど、生成AI領域で次々と革新的な発表をしています。
そんなMeta社に所属する田島氏から、米国で発表されたMeta社の最新ニュースや、米国でしか実装されていないツールの紹介などの最新情報に加え、今後のマーケティング領域での利活用の可能性についても言及いただきます。
3社ともAIの最先端で活躍されている企業です。
続いて、マーケティング領域については以下の方々にご登壇いただきます。
株式会社nano color | 代表取締役社長 川端 康介氏
データを活用したマーケティング分析と、仮説に落とし込んだロジカルな広告クリエイティブ制作サービスを展開する株式会社nano color代表の川端 康介氏。
川端氏といえば、なんといっても以下のnoteです。
▼note URL | BtoCのLPを成功させる為の20項目
「LP」という切り口をすさまじい熱量で掘り下げ、綴られたこのnoteは公開と同時にネットで広がりました。多くのマーケターが目にしたことがあり、今もたくさんの方が参考にされているのではないでしょうか。
これだけロジカルに深くマーケティングを捉えられている方が、今の生成AIをどう見ているのか、絶対に話を聞いてみたい!と思いお声掛けいたしました。
実はいろんな方々にお声掛けをする中で、一番最初にOKの返事をくださったのが、川端氏です。感謝!
そんな川端氏が考えるマーケターのAI活用の未来と、マーケターが今後身につけるべきスキルについてお話を伺います。
僭越ながら、僕がモデレーターとして徹底的に掘り下げたいと思います。
株式会社グッドパッチ | UIデザイナー 金谷 薫氏・佐藤 大輝氏・乗田 拳斗氏
言わずとしれたグッドパッチさま。
UI/UX領域で、改善だけではなく戦略策定・グロースフェーズまで一気通貫でパートナーとして並走してくれるデザイン領域のトップランナーです。
▼Twitter(金谷 薫氏)
生成AIがもたらした大きな変化のひとつに、UIの変化があります。
今まではコンピューターをGUIで操作し司令を与えていたものが、自然言語を打ち込むことで指示が出せるようになりました。
グッドパッチで働かれている方のnoteでも、UIの歴史と共に丁寧に掘り下げられています。
▼note URL | LLMが変える、ユーザインターフェースの未来
生成AIというと、「何かを作り出す」という点に目が行きがちですが、そこからWeb体験がどう変わっていくのかも非常に興味深いテーマです。
生成AIの登場によって、Web上の顧客体験がクリエイターやカスタマーにどのような影響を与えるのかということについてたっぷりと語っていただきたいと思います。
株式会社リチカ | 営業部グループ長 本田 佳佑氏
デジタル広告やSNS用途で、動画や静止画を量産、運用できる 「運用型クリエイティブクラウド」を展開する株式会社リチカの本田 佳佑氏。
先述の「Make-A-Video」や、Runwayが提供するGen2など、動画制作においても「text to movie」のサービスが少しずつ姿を見せ始めています。
また、「Stable Diffusion」を活用した事例でもご紹介したとおり、画像生成AIからアニメーション化する手法などがすでに広告に取り入れられているなど、動画✕生成AIの可能性も大きな広がりを見せそうな気配がします。
デジタル広告上で活用できる「運用型クリエイティブクラウド」を展開されているリチカさまに、動画広告を含めた広告クリエイティブの未来について語っていただきます。
そして、AIR Designのマーケティングを担当する僕も、本セッションに登壇させていただき、意見を交わしたいと思います。
株式会社wevnal | BOTCHAN AI 事業責任者 森川 智貴氏
One to Oneマーケティングのためのチャットボットサービスを展開する株式会社wevnalの森川 智貴氏。
Web上でテキストチャット形式でのOne to Oneコミュニケーションをすることの価値を理解し、「ChatGPT」の登場以前からサービス展開されているwevnal社。
チャット形式のコミュニケーションはLINEによって広く一般化しました。一方で、Web上で完璧に自動化されたチャット形式のコミュニケーションはまだまだ発展の余地がありそうな領域でした。
LLMが機能実装できるようになり、そう遠くない未来に人間とAI botによるチャット形式のコミュニケーションが当たり前になりそうな気配を感じていますが、マーケティング領域のテキストコミュニケーションで起こる変化について、森元氏に徹底的に語っていただきます。
株式会社グロースX | マーケティング責任者 松本 健太郎氏
業績アップにつながる企業向けマーティング人材育成サービスを展開する株式会社グロースXのマーケティング責任者である松本 健太郎氏。
マーケティング関連の書籍も多数出版されている、ベストセラー作家でもあります。
▼松本氏の書籍
マーケティング人材の育成はさまざまなハードルがある領域です。
これまでも、デジタル化の中で顧客もマーケティング手法も変化が激しくなり、学びを広げながら、常に変化への対応ができる人材が求められています。
さらに、体系化されたノウハウをきちんと教育するプログラムが整っておらず、ベースとなる基礎素養が欠けていることもあります。
そこに、追い打ちをかけるようにやってきた生成AIの登場。
この激動の変化に対応を迫られるマーケターは、一体今後どんなスキルを身につけるべきなのでしょうか?
人材育成のスペシャリストという観点からお話をお伺いしてみたいと思っています。
株式会社イルグルム | 運営本部 アドエビス事業部 部長 廣 遥馬氏
さて、その松本氏とパネルディスカッションを行うのが株式会社イルグルムの廣 遥馬氏です。イルグルムさまでは、導入実績1万件以上を越える広告効果測定ツール「アドエビス」を展開しています。
実は、株式会社イルグルムの廣 遥馬氏と、今回パネルディスカッションをする株式会社グロースXの松本 健太郎氏は、株式会社イルグルムの先輩と後輩という関係なのです!
マーケの業界は狭い……
皆様もご存知の通り、マーケティング領域でWeb広告に占める割合は年々増加しています。しかし、その分チャネルの増加による正しい効果測定が、常にマーケターにとっての課題になります。
しかも、媒体側は積極的にAIによる自動最適化を行い、媒体側でターゲティングを行う必要性が薄れてきています。
▼AI による新たな時代の Google 広告
▼Advantage+ ショッピングキャンペーンについて
一方で「誰が(WHO)」「どんな理由で(WHAT)」自社の商品やサービスを購入しているのかについて、媒体の運用データから洞察することもマーケターには求められます。
そういった洞察の基となるデータを統合的に顧客と紐づけて提供してくれるアドエビスのようなツールの重要性はますます向上していく可能性が高いです。
広告媒体がAIによる自動化に踏み切る中、配信結果データをどのように見るべきなのか、どのように活用するべきなのかを、データサイエンティストでもある松本氏と徹底的にディスカッションしていただきます!
マーケターとしての普遍的なスキルセットから、Web広告周りで必要なスキルセットまで、かなり内容の濃いセッションになるのではと、今から楽しみにしています!
株式会社ガラパゴス
代表取締役 兼 執行役員CEO:中平 健太
取締役 兼 執行役員CPO:島田 剛介
最後に弊社から2名が登壇をさせていただくのでご紹介させてください。
実は弊社も2016年から独自AIの開発をスタートしており、現在提供しているAIR Designというサービスの中でも「Reverse Design」という特許を取得した技術を活用しています。
今では、外部で提供されている生成AIも取り入れながら、Web広告におけるプロセスの随所にAIを活用しサービスを進化させていっています。
Web広告におけるプロセスをAIと人でハイブリットに実行するためのサービス開発について、いま具体的にどのような生成AIの活用が進んでいるのか、責任者である島田がご紹介いたします。
実際にビジネスの現場で生成AIを使い倒している島田だからこそ見えていることや、実例も交えた内容になります。
また、弊社の島田が提唱するGenerative AI Transformation(GAX)という概念がいかなるものなのかについても語ります。
▼note URL | Generative AI Transformation、略して「GAX」プロジェクトを立ち上げたわけ
そして、カンファレンスの最後に弊社の代表取締役である中平が、深津氏とのトークセッションで「生成AIがなぜ日本の勝ち筋になるのか」について深く掘り下げます。
AI活用はできない人と人とのつながり
前回の企画編でご紹介したとおり、企画書やメール文の叩きはAIを活用して生成しました。
しかし、個々のコミュニケーションに関しては、やはり人と人。
初対面の方もいる中で、なぜその人でなくてはいけなかったのかを、僕なりの言葉で丁寧にお伝えしたつもりです。
もちろん対面での打ち合わせも行い、どうすれば参加者の方に喜んでいただけるかをディスカッションしました。
だからこそ今回こんなに豪華な方々に集まっていただけたのかなと、前向きに解釈しております。
そういえば以下の動画の中で家入一真氏(CAMPFIRE 代表取締役)が、全体会議の原稿をChatGPTに書いてもらって、それを読み上げていたのがバレて信頼を失ってしまったというような失敗談をお話しになられていましたが、人間関係のコミュニケーションは丁寧にしようと、大変学びになりました。(笑)
▼家入一真氏の動画リンク
とはいえ、いよいよ次回は画像生成AIが本領を発揮します。
カンファレンスのクリエイティブ周りを生成AIを活用して作成しています。カンファレンス開催に向けて必要な「ロゴ」や「LP」などのクリエイティブ制作での裏側について、具体的なプロンプトなども含めてご紹介していきます!
お楽しみに!
続きが気になる方は、noteのフォローをお願いいたします。
カンファレンス申込受付中
現在、カンファレンスの申し込みを受け付けております。
先着1000名さまとなっておりますので、お早めに!
▼お申し込みはこちらから