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飲食店のスーパーバイザーとは


こんばんわ!
こばやしのnoteをご覧いただきありがとうございます!

スーパーバイザーのお仕事

「スーパーバイザー(以下SV)ってなんだろう?」


本日のテーマは

「外食企業のスーパーバイザーの仕事」について



突然ですが

こんな会話の経験はおありではないですか?




「どんなお仕事されているんですか?」



「○○の仕事をしています」



「え~そんな仕事してるんですね、すごーい!」

「・・いや、ぜんぜんすごいことしてないけど、、(内心)」



どんな業種や職種のかたでも共通していることかもしれませんが


びっくりするほど他の業界のことを知らない


知らないもんだから、この人はきっとすごいことをしているんだろう


そんな想像というより妄想に近い感想をもってしまうこと。


きっと

自分の仕事や価値を低くみつもってしまう習性があるのでしょう。


こばやしは社会人になってから多くの時間を外食チェーンの店長


スーパーバイザーなどのマネジメントの職務に時間をついやしてきました。


だから他の業界や職種のことは、友人のしごとくらいしかわかりません。
※友人の仕事のことも実際はそれほど詳しくない。他業界なので。


余談ですが


こばやしの友人が中古車専門店大手の「ビッ○モーター」で働いてました。

ですが、あんな大々的にニュースになるような会社とは知りませんでした。

友人はもう退職しましたが、なんだかんだ12年くらい働いてましたので

あんがいと我慢づよいやつだったんだなぁと感心しましたw


友人という近しい存在の仕事でも、他人の仕事への理解と関心はそんなもんです。



外回りの営業マン
システムエンジニアさん
美容師さん
カーディーラー
銀行マン

そして飲食店。


正直、どんな仕事をしてて、どんなことに悩んでたり

裏側って知らないことばっかりですよね。

そんな業界の誤解ともいえるような謎

すなわち実態とホンネを解説できればいいなとおもいました。

※こちらも読んでくれると嬉しいです。




スーパーバイザーとはえらい立場の人なのか?


そもそもスーパーバイザーという言葉になじみがない。

○スーパーバイジングとは?
フランチャイズ加盟店が本部の方針・指導・マニュアル通りに営業を行っているかをチェックし、アドバイスを行ったり、場合によっては指導・摘発すること。
スーパーバイザーの主業務であり、フランチャイズ本部と加盟店との良好な関係を維持しつつ、加盟店の業務のクオリティを管理するというとても大切な仕事です。

本来はきっとフランチャイズ店舗を持っている会社に適用する役職
コンビニ各社とか、マクドナルドみたいな大手企業。




➤スーパーバイザー


大手外食チェーン企業の多くには、ほぼこの役職の人が存在しています。

呼称や役職名は会社によって違いはあると思います。

マネージャーとか課長とかディレクターとか。

ざっくりいうと中間管理職です。

会社の規模によって、上層部に近しいえらい立場なのか

店長の次くらいの大した立場でもない可能性もあります。



外食企業は1店舗1社員が主流です。

売上高がおおきいと2~5人ほど在籍している場合もありますが
どちらかというと少数派でしょう。

月商200万~1,200万くらいまでの店舗は1人で運営できるようにできてます。


そんなお店を数店舗~数十店舗ほど担当店として管理するのが


SVことスーパーバイザーです。




➤複数店舗の管理者がスーパーバイザー

この数店舗~数十店舗というのがミソです。

2店舗だけの管理でもSVと呼ぶ会社もあります。

20店舗ほど担当店を持っていないとSVとは呼ばない会社もあるでしょう。

全国に3,000店舗弱あるマクドナルドのような大企業だと

何百人とSVがいるでしょう。

反対に保有店舗が10店舗くらいの中小企業だと

そういう役職に人は一人でいい。


この二パターンを比較すると仕事が忙しく、さらに仕事の範囲が広いのは中小企業のSVさんです。


つまり

中小企業のSVさんは社内ではそうとう偉い立場の人ですね。

反対にマクドナルドのような超大手だと、おなじ役職者がすごい人数が

いるわけです。こうなってくるとえらい立場の人とは言いづらい。

SVの中でも段階や等級があって、分けているのだと思います。


でも

一番上の役職のSVさん一番下のSVさんも


ひとくくりでSV
と呼ぶので


他業種、他業界の方にはまず伝わりません。


一般的な会社の役職に当てはめるなら


平社員

主任 ⇒一番下のSV

係長

課長代理

課長 ⇒一番上のSV


こんな感じです。


業務範囲も責任も全然違います。


つまり

スーパーバイザーがえらいかどうかは会社の規模によるってことです。






➤業務内容


※大手外食チェーンの場合

  1. 担当店舗の責任者 

  2. 担当店エリアの売上予算達成 売上向上策の立案、実行

  3. 担当店エリアの利益予算達成

  4. 原価その他の経費管理

  5. 社員の採用、店長の教育

  6. 担当店舗の営繕管理
    ⇒厨房機器、水回り、空調、植栽や店舗に関わる備品等

  7. 店舗テナントのディベロッパーさん、家主さんと折衝

  8. 外部業者様との折衝
    ⇒食材業者様や厨房機器業者様、その他デザイン業者など

  9. 幹部候補として本部研修への参加




➤待遇



※大手外食チェーンの場合

  1. 就業場所 
    ⇒新店の立ち上げフォローを含む全国転勤有り
    ⇒本社勤務

  2. 給与  30万~50万くらい。+手当、役職給

  3. 休日  年間100日前後 +有給休暇

  4. 社会保険完備 




➤やりがい


店長のときと比べて一気に業務範囲が増えて忙しくなります。


また会社によっては裁量権もかなり与えられます


そのぶん責任と共に自由度が高くなるので、ロジックさえしっかり整えればできる事が各段に増えます。


エリアの部下が増え責任感も出てくるので、上を目指したい人や

自由にやらせてもらえる環境を与えられた方が力を発揮するタイプには向いてます。


一日にあっちいったり、こっちいったりと店舗間を移動したり

パソコンで資料作ったり、メール打ったり、忙しいので仕事をやっている感

はすごく充実します。

もちろん給料もその分増えるので、大変ですがやりがいは大いにあるでしょう。




➤悩み


店長と比べて急にやることと責任が増えて、環境の変化について行くのが

大変です。いままでやってなかったことを求められるようになります。


さらに数字責任に対する上司からのプレッシャーが急激に増します。

自由を与えられる分、仕事を自分で作るのが仕事になるので、今までのよう

に上から仕事が下りてくる働き方からマインドを変えないといけません。


また複数店舗の管理なので、移動がものすごく増えます。

会社によっては移動時間は勤務時間に入らないこともあるので

店舗間を移動するので忙しく、常に時間に追われることもあるでしょう。


加えて会議も一気に増えます。発表も増えます。

担当店舗が人員不足だと営業に入らないといけませんし

店長が辞めたりしたら代わりが見つかるまで店長も兼任になります。

そんな担当店が2つも3つもあったら地獄です。

かなり上手く業務を進めないとあっという間にパンクしてしまいます。




所感


むかしから飲食業界はブラック企業の代表格のひとつですが

そのひとの能力、適正におおきく左右される。

能力とやる気が伴っていれば、かなり自由に動けるしやりたいことをやれる

のが、スーパーバイザーの仕事の魅力です。

そこで結果を出せばさらに上の役職も狙えますし、できることも増えるので

向上心が高く、勉強を怠らなければすごく良い経験をさせてもらえる期間だと思います。

ただそれでもやっぱり管理職なのでめんどうな問題や課題がずっとついてきます。

本部と現場の間に立って、業務上や人間関係にも常にストレスを感じることもあるでしょう。

追い込まれないためにも常に先を考えて、先手先手で仕事する必要があります。


昇進すると相談できる相手も減ってくるので、自己解決能力、自己成長が
求められます。


良いこともあれば悪いこともありますが、こばやし自身の話をすれば

スーパーバイザーは大変だったけど楽しかったし、向いていたと感じています。

誇りも持ってやれていたし、頼りにされていることも実感できました。

後輩、部下にはやれる機会がきたなら絶対やりなさいと言ってましたし

飲食チェーンで働いて、店長の役職で転職しても市場価値は低い。

最低でもスーパーバイザーやってました!

そんな人材じゃないと魅力を感じないぞ、とも言ってました。




まとめ


スーパーバイザーとは本部と店舗の間の立ち位置です。
スーパーバイザーがしっかり機能すれば、本部と現場の摩擦はおきません。

本部はスーパーバイザーを頼りにし
現場はスーパーバイザーを頼りにし憧れる

そんな素晴らしいスーパーバイザーのお仕事です。

あなたも目指してみませんか?w



以上!


今回は「スーパーバイザーの仕事」をテーマに書きました。


今回もさいごまで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!!


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