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【最初が肝心】整列&チーム分けの基本

こんにちは、くませんです。
今回は体育における整列の仕方とチーム分けの基本について紹介します。


基本的な考え方として、
整列の仕方は1年間を通して
常に同じ並び方が望ましいです。
理由としては、マネジメント面で都合がいいからです。

ご存じの通り、小学校の授業時間は45分です。
その中でいかに運動量を確保するかが、
体育授業で重要な要素の一つです。

ではその時に、整列に時間がかかるとどうでしょうか?
本来できるはずだった
ゲームや運動ができなくなる可能性があります。


並び方の基本

並び方の基本は以下の通りです。

基本の並び方

図のように、身長順に、男女交互に並んでいきます。
これが基本の整列の仕方です。

そして、縦の列で見て、
端から順番に1班、2班、…とチームを決定していきます。
整列の並び方を決めると、
それに連動してチームが決定するというわけです。
この並び方のメリットは以下の通りです。


①【縦の班で見ると…】体格がある程度同じ子でチームを組める

器械運動などでは、互いに技を見合ったり、
怪我防止のために補助が必要になったりします。
その際、同じ体格であると補助がしやすいです。

身長が高い子も低い子も、ある程度同じ体格で集まるため、
単元ごとにチームを組み直す必要はありません。

縦の班は、大体同じ身長の子が集まっている。

②【横の列で見ると…】チームごとの身長のバランスがある程度そろう。

ゲーム領域などでは、横の列を使います。
列ごとに見ると、男女比はもちろん、身長のバランスも取れています。
(どのチームにも、身長の高い子も低い子もいる)

ネット型のゲームでは身長が有利に働く場合もあるので、
身長のバランスが取れているチーム分けが必要な場面もあります。

横の列でできたチームを比べると、身長のバランスもある程度均一になっている

最初が肝心

この整列方法やチーム分けですが、肝心なのは
「最初に決めてしまう」という点です。

最初に決めてしまえば、あとは並び方は同じです。
日数が経つにつれ、並ぶスピードも上がり、
指示なしで当たり前のように並べます。

また、チームに関してもある程度同じ顔ぶれです。
互いの良さや苦手な所もわかり、
チームの長所や短所を活かして試合に臨めます。
器械運動の際も補助がしやすくなるでしょう。


微調整や組み直しは学級の実態に応じて

こうして見ると一見簡単なようですが、
いざ分けてみると、
人間関係の面でどうしても一緒の班を避けたいと思ったり、
運動能力の面で班ごとの差が大きく開いてしまう場合もあると思います。

そんな時は、教師側で微調整するなどして、組み直せばよいです。
これはあくまで基本形であって、
学級の実態に応じて変更する場合があっても当然良いと思います。

ただし、一度決まったチームを微調整する際は
その意図を学級の子供達に話すこと
を忘れてはいけません。

「こういうチーム変更したから」
のように事後報告でやるよりは、
「1班はサッカークラブに入っている子達が固まっているから、
 こういう風に変更したいんだけど、どう思う?」
などのように、困り感を共有する形の方が、
子供達も納得しやすいと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
重要なのは、最初に決めてしまうということです。
2学期に身体測定があると思うので、
もし整列の仕方やチーム分けで悩んでいる先生は、
2学期からでも実践してみてください。


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