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【高学年・ゴール型運動】ドライブ⚡バスケットボール

こんにちは、くませんです。
今回は、高学年のゴール型の教材を紹介します。

取り上げるのは、バスケットボールです。
しかし、運動が苦手な子でも活躍できる場ができるよう、
ルールや場を工夫しています!

ボール運動の技能も学びつつ、
得意な子ばかりの独擅場にならないよう
考えた教材です。

早速見ていきましょう!



①基本のルール

  • 3対3で行う(人数が多い場合はローテーション)

  • シュートが入れば2点 リングに当たったら1点

  • ボール保持者は、ボールを持ったまま移動できる。(ドライブ!)   ただし、相手にタッチされたら移動できない。

  • シュートエリアの中でのみ、シュートを打つことができる。

  • 守備側は、シュートエリアに入って守備はできない。

  • プレイヤー3人のうち1人は攻撃専門のプレイヤーとする。

  • 攻撃専門のプレイヤーは、相手陣に攻めることはできるが、自陣に戻れない

  • 攻撃側がシュートしたら、シュートの成否に関わらず相手ボールになる。



②場

試合は以下のような場で行います。

コートは、
体育館のバスケットボールのコートを使用します。

バスケットボールのコートには、
ゴール近辺に台形のエリアがあります。
そのエリアを「フリーゾーン」とし、
攻撃側のみが入れるエリアとします。


③用具

・ボール(バスケットボール)

ミカサ スマイルバスケット5号

ボールはバスケットボールを使います。
ドッジボールなどのボールでも代用可能です。


④教材のねらい

この教材のポイントは、2つあります。

ポイント1 「ドリブルなし」

バスケットボールを見た方ならご存じと思いますが、
バスケットボールでは、
ボール保持者はドリブルしないと移動できません。

しかし、このドリブルという操作が、
なかなか初心者には難しいです。

運動が苦手な子は一層だと思います。
自分の所に来たボールをドリブルしようとしたら、
ミスをしてしまい、気まずい雰囲気になる。
そういった場面は避けたいです。

そこで、いっそのことドリブルをなくしました。
ボール保持者は、シュート、パスだけでなく、
自ら移動するという選択肢(ここではドライブと呼びます)も得ました。
どの行動をするのがよいか、
子供達の思考力・判断力も養えます。

ポイント2 「フリーゾーン」

ゴール型のゲームは、
いわゆる「攻守入り乱れ型」であり、
ボールを持ったとしても、
落ち着いて周りを見回したり、
状況を確認する余裕がありません。

フリーゾーンを設けることで、
ボールを持った状態でも冷静に、
シュートを狙えます。

シュートはボール運動の醍醐味の一つです。
どの子もシュートを決める楽しさを、
ルールや場の工夫で保証したいです。


⑤その他補足など

ドリブルという動きを緩和したことで、
ボール保持者は
シュート、パス、ドライブの
3つの選択肢を得ました。

動きの選択肢が多いことで、
どんな状況でシュートなのか、パスなのか、ドライブなのかを
考えさせることで、判断力を養うこともできます。

すると、
今度はボール非保持者の動きもよくなり、
空いているスペースに飛び込もうとする動きが増えました。

また、
フリーゾーンを設定することで得点も入りやすく、
ミスが目立ちにくい試合が多く行われました。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
既存の競技のルールに捕らわれることなく、誰もが楽しめるルールや場を設定することは、体育授業の大事な部分であると感じています。
ぜひご活用下さい!
参考になれば幸いです!

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