助言という言葉の重さ

私の父は単身赴任の期間も長く、あまり干渉されたこともないし怒られたことも一度もない。
私達に興味がないのかなと思っていた学生時代になぜ私に口出しをしないのか一度聞いてみたところ、「子供の教育は嫁に任すべし」と尊敬している大先輩に言われたんだよ、と。
まあそんな古い価値観を健気に守っているのが私の父親である。
おそらくその大先輩の奥様は立派な人格者であったから大先輩もそのように助言できたのだろう。
そのアドバイスはアダルトチルドレンの母親には逆効果であった。

このような何気ない他人の助言ひとつが
見知らぬ人の人生の生きづらさを助長してしまうんだ。

ママ友からの「子供は中学受験をすべき」
上司からの「いま転職するのはもったいない」
大先輩からの「子供の教育は嫁に任すべし」 
これは見知らぬ人からの悲報中傷と同じくらい罪深いものだと思う。

またでも、もし私の父親が子育てに積極的になったとて私にとって良い影響が出たかはわからない。
もしかしたら母と同じくらいヒステリック発動をしていたかもしれない。
でももし受験期に父が家にいて母のヒステリックを抑止できていたとしたら、、、
自分の卑屈さを人のせいにしてしまうような
性格にはならなかったかもしれない

あと単身赴任のお父さん、
子供の受験期はお母さんのデトックスをしてあげて。じゃないと一生自分の子供に近所のおじさん扱いされちゃいますから。


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