東大ママよりアイドルママ

日常で感じる違和感のひとつ。
「子供を○大に合格させるコツ」「塾無し○大合格子育て術」、などの記事や特集をみると
そんなもんはない!ただただ子供が努力して勉強したからだ!
と思ってしまう。
わたしがひねくれているのか、飲み会で昔の武勇伝を語るおじさんよりもたちが悪いと思ってしまう。

そんなことより「第一志望に落ちてもヒステリックにならずに子供をなぐさめる方法」
を3月にテレビで放送してほしいものだ。

ヒステリックな母親は、受験に失敗した子供をさらに地獄へ突き落としてしまう。
私は母に対して唯一許せないことがひとつ。
姉が(母の)第一志望の国立大学と私立大学に落ち、母のヒステリック発動。なんとか頑張って耐え後期で地元近くの○大学に合格!
私はこんなに頑張った姉が誇らしかったが
母は第一志望に合格できなかったのが許せなかったのか、1年間無駄な仮面浪人。
そして姉が大学でできた友達の話をすると、
「○大学の友達の話なんか聞きたくない!」と
母親のヒステリック攻撃に姉と私はかなり打撃を受けた。
私は友達の話や恋愛話は一生母親にはしてやらないと誓った。

そもそも、受験に失敗して一番ショックを受けるのは本人である。
たとえかなりのお金を積んでいたとしても、
母親には見守って温かい声をかけてほしい。

私はガールズグループのサバイバルオーディション番組を見るのが好きだが、
女の子が皆で夢に向かって切磋琢磨していく姿と
くじけそうになったときにお母さんと電話で話して自信を取り戻している姿に毎回感動して泣いてしまう。
アイドルのお母さんってみんな人格者だな。
「アイドルになってみんなを笑顔にしたい」という夢を育ませられる環境と、くじけないように温かく応援してあげる環境。
オーディション番組を観ると、自分の中のぽっかり空いた穴が塞がる感じがする。

私はもし今出版編集者だったら
アイドルママ達に密着取材をして
「子供の夢を育む子育て術」の本を出したいと思う。

打倒、お受験ヒステリックモンスター!




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