憎しみからの解放と家族への愛
自分の家庭がいわゆる機能不全家族だと気づいたのは、成人してからです。
意味不明な規則のために怒られたり、地雷を踏み抜くと一方的な暴言で責められたりして、
「何で自分だけ」「悔しい」「一刻も速くこの家から出てやる」「人生が狂わされた」
このような感情が私を支配していました。父と祖母には憎しみと怒りで目を合わせることもできないような有り様でした。
そんな状態が最初に変わったのは、自分の部屋の大掃除をしたことがきっかけでした。
この教会に通い始めた頃、ずっと通っている人から「神様は清潔さを好むんだよ」と言われて
へ~!これを機に掃除でもやってみるか、くらいのノリで普段の大掃除でもしなかったところに手を付けるようになりました。
すると小さい頃に作った工作や当時の写真が出てきて、涙が止まらなくなったのを覚えています。
そっか、私って愛されてたんだなあ、私が望んだやり方じゃなかったけど、確かに父は父なりに愛を与えてくれていたんだなあ、と。
自分が愛されていたんだと分かるようになり、何よりもそれを教えてくださった神様の愛に深く感動しました。この時から自分の中で神様の愛についてもっと知りたいと歯車が回り始めました。
また、今まで家族に何か頼まれても面倒くさいなと腰が重すぎる状態だったのですが、
神様が自分を愛してくださっているという大きな地盤ができたので、
受け身だった人生への態度が、自分がどうしたいのかを主体的に考えて動けるようになりました。
心がとても軽くなってしまったので体も軽くなって
空いた時間に家事や家業を積極的に手伝うようになり、家族からの信頼感が増していることを感じるようになりました。
そんなこんなで、この家に生まれたのも、神様が私のことを大きくみてくださって、私がこの家族の問題を治められると思い、私の個性や能力を開発するためだったんだ、と今では逆に感謝できるようになりました。
今は神様の愛の大きさについて先に知った自分から、家族を愛することに挑戦中です。
親に感謝できるって、どれだけ家庭環境よく育ったんだよ、と愛の枯渇に苦しみ、斜めに世間を見ていたあの頃の自分に、神様が方法を教えてくださったよ、と伝えたいです。
この変化に自分が一番びっくりしています。神様とその御言葉を伝えてくださる牧師先生のおかげだなと日々感謝です。
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