ALL OF US STRANGERS

2024/04/20

『異人たち』(2023)

監督　アンドリュー・ヘイ
出演　アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、クレア・フォイ、ジェイミー ベル
原作　山田太一

出演してる俳優陣
ポール・メスカル、アンドリュー・スコットの二人が好きすぎる私。そこに持ってきてお気に入りの女優クレア・フォイときたら、、、というわけで。

勢い余って封切り初日の鑑賞。

映画を見る前は、原作タイトルが『異人たちとの夏』なので　こちらの邦題タイトルは英題と同じ『ALL  OF US STRANGERS』でいいんじゃないかなと思っていたのですが、見終わった後に『異人たち』とした感覚が理解できました。
そういうことなんですよね、と。

映画の後半は原作や日本映画の大林作品とも若干違うので、原作既読、大林作品鑑賞済みの方も　これからチェックの方も気にせずOKだと思います。

しかし、俳優陣の素晴らしいことったら。

大好きな　ポール・メスカル
やっぱこの人は、ほんと、さりげに素晴らしい。

彼をスターにさせてる人　エージェントの力量が素晴らしいと常々思っていた。
個性を守り、作品の選び方の丁寧さ、そして着実に世界に名前を知らしめてゆく。

映画ジャーナリストがそのこと、エージェントの手腕力量に言及する文面を　パンフレットに掲載されていた、やっぱりなあと。

80年代の英音楽に痺れたことでクイアカルチャーやその差別の問題を知った世代の人にもおすすめかもしれません。

鑑賞後、この映画の孤独を飲み込むことに私は少し時間がかかり、すぐに席を立てませんでした。

というわけで
もう一度小さい劇場で見てみようかな、と、思ったり。